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ホームページ制作の相場を4つのAIに聞いた|回答と実際の受注データを比較する

Web制作・発注ガイド

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

ホームページ制作の相場は検索すれば多く見つかりますが、それが本当に「世の中の標準」なのかは判別が難しい場面もあります。本記事では複数の生成AIを活用して相場レンジを調査した上で、500件以上のWeb制作実績を持つENVY DESIGNの実際の受注データと比較しました。

なお、この調査は2025年9月に実施したものです。生成AIの回答は時期やモデルによって変わるため、現在同じ質問をすると数値が異なる可能性があります。ある時点でAIが提示した相場観と、実際の受注データを突き合わせた記録として読んでいただければと思います。

「ホームページ制作 相場」を検索している東京の企業担当者の方に、費用感の目安として活用していただけるよう解説します。

AIが算出した相場と、実際の受注データはどう違うのか?

まず結論からお伝えします。AIが算出した相場レンジと、ENVY DESIGNが実際に受注してきた費用を照らし合わせると、大きなズレはありません。ただし、その費用差の主な原因は「制作会社の良し悪し」ではなく、「どこまでやるか(制作範囲)の違い」です。

ENVY DESIGNのこれまでの受注データでは、最少30万円〜最大500万円の幅があります。同じ「コーポレートサイト10ページ」でも、設計・デザイン・ライティング・SEO対策まで含めるかどうかで、費用が2〜3倍変わります。

調査方法

  • 使用AI:ChatGPT / Claude / Gemini / Grok
  • 調査条件:中規模Web制作会社を想定、コーポレートサイト(標準)リニューアル、会社20名・業種、10ページ、WordPress、オリジナルデザイン、アニメーションなし
  • 実施回:2回(4AI×2回 = 8サンプル)/ 2025年9月実施
  • 算出方法:各AIが提示した最低価格・最高価格のレンジを集計し、中央値・参考値を算出

AIによるホームページ制作の相場調査結果

第1回調査結果

発注先費用レンジ参考値(中央付近)
フリーランス28.7〜87.5万円約58.1万円
小規模Web会社62.5〜180万円約121.2万円
中規模Web会社95〜280万円約187.5万円
大規模Web会社212.5〜487.5万円約350万円
広告代理店167.5〜455万円約311.2万円

第2回調査結果

発注先費用レンジ参考値(中央付近)
フリーランス27.5〜105万円約66.2万円
小規模Web会社65〜200万円約132.5万円
中規模Web会社100〜305万円約202.5万円
大規模Web会社212.5〜500万円約356.2万円
広告代理店180〜520万円約350万円

2回分の平均(最終値)

発注先費用レンジ参考値
フリーランス28.1〜96.3万円約62.2万円
小規模Web会社63.8〜190.0万円約126.9万円
中規模Web会社97.5〜292.5万円約195.0万円
大規模Web会社212.5〜493.8万円約353.1万円
広告代理店173.8〜487.5万円約330.6万円

費用レンジは観測範囲、参考値は便宜的な目安です。実際の価格の断言ではありません。

ENVY DESIGNの実受注データと比較する

AIが算出した「小規模Web会社」の参考値は約127万円。ENVY DESIGNの実際の受注データと照らし合わせると、以下のようになります。

サイト種別ENVY DESIGNの費用目安主に含まれる範囲
LP(ランディングページ)33万円〜60万円デザイン・コーディング
コーポレートサイト(基本)66万円〜150万円設計・デザイン・コーディング・CMS
コーポレートサイト(上位)150万円〜250万円戦略設計・SEO設計・ライティング含む
採用サイト77万円〜220万円撮影・インタビュー対応含む

全体の受注レンジは30万円〜500万円。コーポレートサイトの平均的な受注は120万円〜150万円前後が多く、AI算出結果とほぼ一致しています。

「他社で600万円の見積もりが、ENVY DESIGNでは200万円だった」というケースもあります。これは品質の差ではなく、業務全体を「誰が・どこまで対応するか」の中間コストが含まれているか否かによる差です。

ここまでは市場全体の相場です。ENVY DESIGNの具体的な料金は、種類別の料金表と見積りシミュレーターを料金・費用のページで公開しています。10ページ規模のコーポレートサイトで66万円(税込)〜が目安です。

料金を公開している制作会社は、それほど多くありません。公開していないことが不誠実だとは思いませんが、私たちは公開する側を選びました。そして公開したことで、想定していなかった変化がありました。AI検索から来た人の一定割合が、トップページを経由せず料金ページに直接着地するようになったのです(AI流入の67.5%が料金ページに直接着地)。

AIは、費用を知りたい人に、費用が書いてあるページを直接案内します。逆に言えば、料金が書かれていないサイトは、その問いへの答えとして提示されにくいということでもあります。相場をまずAIに聞く人が増えるなかで、料金の透明性は、SEOや広告とは別の意味を持ち始めていると感じています。

なぜ同じ要件でも費用に大きな差が生まれるのか?

費用差の原因は大きく2つあります。

要因①:制作範囲(どこまでやるか)の定義の違い

費用差の最大の要因は「制作範囲の定義」です。同じ10ページのサイトでも、以下の要素で費用が2〜3倍変動します。

  • テキスト・写真素材をクライアントが用意するか
  • 動画・アニメーションの有無と品質レベル
  • 戦略設計・SEO設計・ライティングを含むか
  • 多言語対応・セキュリティ対策の有無
  • 外部システム連携・EC機能の有無

「見積もりに何が含まれているか」を確認せずに金額だけで比較すると、後から追加費用が発生するリスクがあります。

要因②:大手企業の間接コストが制作費に上乗せされる

もうひとつの要因が、発注先企業の間接コスト(オーバーヘッドコスト)です。

大手制作会社・広告代理店では、直接制作に携わるデザイナーやエンジニア以外にも、総務・経理・広報・営業サポートなど多くのスタッフが社内に存在します。都心の大型オフィスの維持費、研修・採用コストなども発生します。こうした間接費用は最終的にクライアントへの制作費用として上乗せされます。

一方で中小の制作会社は、間接部門のコストが小さい分、同等クオリティの制作物でも費用を抑えられることがあります。

ただし、大手には大手の強みもあります。

  • 組織的なサポート体制(担当者不在時にも対応できる)
  • ブランド信頼性(社内稟議が通りやすい)
  • 大規模・複雑なプロジェクトへの対応力

費用が高い=品質が高い、ではありません。費用の内訳と制作範囲を正確に把握したうえで、自社の目的・予算・サポートニーズに合った発注先を選ぶことが重要です。

東京の制作会社に依頼する場合の相場感

東京で依頼先を探す場合も、相場の考え方自体は本文で見てきたとおりで、地域によって大きく変わるものではありません。打ち合わせがオンライン中心になった現在、所在地が料金を決める要素としては小さくなっていると考えられます。

一方で、東京には大手総合型からフリーランスまで、あらゆる規模・タイプの依頼先が集中しています。選択肢が多いぶん、同じ要件でも提示される金額の幅が広くなりやすい傾向があります。「東京だから高い・安い」ではなく、「どのタイプの会社に頼むかで幅が出る」と捉える方が実態に近いはずです。

東京で依頼先のタイプを整理する方法は、「東京でWeb制作会社を比較する前に|4タイプ分類と7つの比較軸」で詳しく解説しています。

発注先別の特徴と向き不向き

発注先費用目安向いているケース
フリーランス28〜96万円予算を抑えたい・小規模なサイト
小規模Web会社64〜190万円中小企業との標準的なサイト・コスパ重視
中規模Web会社98〜293万円実績と品質・安心感を求める場合
大規模Web会社213〜494万円大企業・高度な要件
広告代理店174〜488万円広告・PR・制作をまとめて依頼したい場合

フリーランスと制作会社の違い・選び方の詳細はフリーランス(個人)にWeb制作を依頼するメリット・デメリットもあわせてご覧ください。制作会社を選ぶ際の具体的なチェックポイントはホームページ制作会社の選び方|失敗しない5つのチェックポイントで解説しています。

費用内訳と制作フロー

見積もり比較をスムーズにするために、一般的な費用内訳を把握しておきましょう。

  • 戦略設計・プランニング(5万円〜20万円)
  • デザイン・UI設計
  • コーディング(フロントエンド)
  • CMS(WordPress)構築・設定
  • テスト・公開
  • 保守・運用(月額1万円〜5万円程度、別途見積もりになることが多い)

見積書の各項目の読み方や比較時のポイントについては、ホームページ制作の見積書の見方|比較時に確認すべき5つのポイントで詳しく解説しています。また、依頼から公開までの全体の流れはホームページ制作の流れとは?依頼から公開までの全工程をご覧ください。

まとめ

  • AI算出の相場とENVY DESIGNの実受注データはおおむね一致している
  • 費用の幅(30万円〜500万円)は制作範囲の違いによる
  • コーポレートサイトの平均的な受注は120万円〜150万円前後
  • 大手の費用が高い理由のひとつは、間接コスト(総務・経理・オフィス維持費等)の上乗せ
  • 比較時は「金額」ではなく「制作範囲の定義」を確認することが最重要

なお、ホームページ制作の費用を押さえるために、国の補助金・助成金を活用する方法もあります。中小企業のデジタル化支援については中小企業基盤整備機構「IT導入支援」、事業再構築補助金については事業再構築補助金事務局、総合的な支援情報はミラサポ plus(中小企業庁)をご確認ください。

今日できる3つのアクション

  • 見積もりを取る前に「制作範囲」を整理する(テキスト・写真・動画・SEOの対応範囲)
  • 料金シミュレーターで概算を確認する
  • 補助金・助成金の活用を検討する(IT導入支援・事業再構築補助金)

ENVY DESIGNでは概算費用をすぐに確認できる見積もりシミュレーターをご用意しています。サイト種別・ページ数を選ぶだけで費用の目安が分かります。

お問い合わせ・見積もりはこちら

よくある質問(FAQ)

Q. ホームページ制作費用はなぜページ数が同じでも大きく差が出るのですか?

費用差の最大の要因は「制作範囲の定義」です。テキスト・写真の用意、動画・アニメーション、SEO設計、外部システム連携などの要素で工数が変わり、同じ10ページでも2〜3倍変動することがあります。また大手制作会社では総務・経理・オフィス維持などの間接コストが上乗せされることも費用差の要因です。

Q. 中小企業がWeb制作会社に依頼するとどのくらいの費用がかかりますか?

小規模Web会社の場合、AI調査では64万円〜190万円(参考値約127万円)。ENVY DESIGNの実受注データでも、コーポレートサイトが66万円〜250万円、平均120万円〜150万円前後という結果とほぼ一致しています。

Q. フリーランスとWeb会社、どちらに依頼すべきですか?

予算を抑えたい・小規模なサイトであればフリーランス(28万円〜96万円)、中小企業との標準的なサイトはコスパの良い小規模Web会社(64万円〜190万円)が向いています。目的・予算・サポートの充実度で判断しましょう。

Q. 見積もりが大幅に違う場合、どう判断すればよいですか?

見積もりの差が大きい場合は、含まれる制作範囲が同一かを確認することが最優先です。修正回数・公開後の保守が別途費用になるケースもあるため、そこを確認したうえで判断すると安心です。

コーポレートサイトの費用・依頼についてはコーポレートサイト制作サービスもあわせてご確認ください。

ENVY DESIGNの具体的な料金については料金・費用ページをご覧ください。

お支払い条件(着手金・後払い・分割の可否)についてはホームページ制作の支払いはいつですか?着手金・分割の可否をご覧ください。

「そもそもAIだけでホームページは作れるのか」という疑問には、AI(ChatGPT・Geminiなど)でホームページは作れますか?で回答しています。

出典

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株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに 500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。ディレクションだけでなく、デザイン・コーディングまで一貫して対応できるのが強みです。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

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