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個人事業主のホームページ制作|最低限必要なページと費用の目安

ターゲット別

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

「個人事業主にホームページは必要ですか?」――Web制作の仕事をしていると、この質問を何度も受けます。

答える前に、ひとつ聞かせてください。あなたの屋号や名前をGoogleで検索したとき、何が出てきますか?

何も出てこない。SNSのアカウントがひとつ出てくるだけ。もしそうなら、この記事は最後まで読む価値があります。

検索結果に出てこないと、見つけてもらう機会を逃してしまう

取引先候補があなたに仕事を頼むか検討するとき、まず何をするか。名前か屋号で検索します。これは法人でも個人でも同じです。

検索して情報が見つからなければ、比較検討の段階で候補に入りにくくなります。SNSのアカウントだけでは、サービス内容も料金も実績も把握しにくい。相手が自分から詳細を聞いてくれることは多くありません。情報を探して見つからなければ、他の候補に目を向けるのが自然な流れです。

つまり、ホームページがないことで失っている仕事がある。問題は、それが「失った」ことすら分からないということです。

総務省の調査によると、日本の企業の約90%がインターネットを利用しており(総務省 情報通信白書)、こうした背景から、取引先の情報をWebで検索する行動も一般的になっていると考えられます。

「紹介で回っているから大丈夫」は本当か

「今は紹介で仕事が来ているから、ホームページはいらない」。これもよく聞きます。

しかし、紹介元の環境が変われば、紹介の流れも変わることがあります。紹介に加えて、自分でも集客できるチャネルを持っておくと、事業基盤がより安定します。新規の問い合わせがない状態で、慌ててホームページを作り始めても、検索に反映されるまでには時間がかかります。

ホームページは「今すぐ必要」ではないかもしれません。ただ、早く始めるほど検索での評価が積み上がります。余裕のある今のうちに準備しておくのがおすすめです。

「SNSがあるから大丈夫」の落とし穴

InstagramやX(旧Twitter)で発信していれば十分だと考える方もいます。しかし、SNSには致命的な弱点があります。

  • 情報が流れる ― 投稿は3日で埋もれます。サービス内容や料金を体系的に見せることができない
  • 検索に弱い ― 「地域名+業種」で検索したとき、SNSのプロフィールが上位に来ることは稀
  • プラットフォームに依存する ― アカウント凍結、アルゴリズム変更、サービス終了。すべて自分ではコントロールできない

SNSは「拡散」には強いですが、「信用の証明」と「情報の整理」にはホームページが適しています。SNSとホームページは代替ではなく、役割が違うのです。検索で見つけてもらうための基本的な考え方は、Google 検索セントラル ― SEOスターターガイド(Google公式)も参考になります。

法人化・融資・口座開設でも差が出る

ENVY DESIGNの代表は2012年にフリーランスとして独立し、2015年に法人化しました。

フリーランス時代から初日にホームページを持ち、そこから制作会社の下請け案件を含む多くの仕事を獲得してきました。ホームページがなければ、そもそも声がかからなかった仕事です。

法人化の際、銀行口座の開設でホームページが信用の証明になった実感があります。銀行は「事業実態の確認」にホームページを見ます。何年も更新を続けているサイトは、事業の継続性を示す材料になる。逆にホームページがなければ、「本当に事業をやっているのか」と疑われるリスクがあります。

将来の法人化や融資を少しでも考えているなら、今のうちにホームページを作り、運用実績を積んでおくことを強くおすすめします。個人事業主・小規模事業者向けの融資制度については日本政策金融公庫も参考にしてください。

ホームページ経由で仕事を獲得してきた実体験

ここまで「ホームページがないとこうなる」という話をしてきました。では逆に、ホームページがあるとどうなるのか。ENVY DESIGN代表・岡野自身の話をします。

フリーランス時代から現在まで、ホームページ経由の問い合わせが仕事の主な入口になっています。積極的な営業活動をしなくても、サイトを通じて継続的に相談をいただける状態が作れました。

フリーランス時代は、制作会社や広告代理店からの下請け案件の相談が月に2〜3件コンスタントに来ていました。それが約3年間続いたので、年間で30件前後。継続してお仕事をいただくケースも少なくありませんでした。すべてホームページがきっかけです。

面白かったのは、プロフィールページに「個人事業主」と明記していたにもかかわらず、サイトの内容から法人だと思って問い合わせた」という声をいただいたことがあります。ホームページの品質が信用力を高め、事業規模の印象にも影響した例です。実際にそのまま仕事につながったケースもあります。

これは私だけの話ではありません。ENVY DESIGNのクライアントにも、個人事業主でありながら「法人だと思われて大手企業から問い合わせが来ている」方がいます。その方はブログを自分で書き、ホームページをコツコツ育て続けている。結果、個人とは思えない信用力がサイトに蓄積され、大手クライアントの仕事を数多く受注しています。ホームページは「作って終わり」ではなく、育てた分だけ営業力になるという好例です。

だから私は、ホームページを充実させること自体が営業活動だと考えています。テレアポも飛び込みもしない。その代わり、サイトのコンテンツを増やし、SEO対策を続け、検索やAI検索から見つけてもらえる状態を維持する。それが最もコストパフォーマンスの高い営業です。

ただし、正直に言えば業種によってはホームページが不要なケースもあります。地域密着で口コミだけで成立しているビジネスや、そもそもWeb経由の集客が見込めない業態もある。しかし、多くの場合は名刺代わりでもサイトがあった方がいい。信用の話です。ホームページがあるだけで「ちゃんと事業をしている人だ」と思ってもらえる。それだけでも作る価値はあります。

個人事業主に最低限必要なページ構成

ここからは具体的な話です。個人事業主の場合、最低限4ページあれば十分です。

ページ役割ないとどうなるか
トップページ第一印象・全体の入口何をしている人か分からず離脱される
サービス紹介提供サービスの詳細と料金問い合わせ前に比較検討できず、候補から外れる
プロフィール経歴・実績・想い「この人に頼んで大丈夫か」が判断できない
お問い合わせ連絡手段の提供興味を持っても連絡する手段がない

加えて、実績ページがあるとさらに効果的です。過去の仕事を見せることで、サービスの質を具体的に証明できます。プライバシーポリシーも忘れずに設置しましょう。

どんなページが必要か迷った方は、ホームページ制作で必要なページの考え方もご覧ください。

費用の目安と、無駄にしないための考え方

構成費用の目安(税込)特徴
4〜5ページ(最小構成)30万〜50万円名刺代わり。まず存在を示す
7〜10ページ(標準構成)50万〜100万円実績・ブログなど集客要素あり

「高い」と感じるかもしれません。しかし、ホームページがないことで逃している仕事が月に1件でもあるなら、制作費を比較的短期間で回収できる可能性があります。費用を抑えたい場合はテンプレートも選択肢ですが、将来の拡張性も踏まえて制作方法を選ぶと長い目で見て安心です。

費用の詳細はホームページ制作の相場、見積もりの見方は見積書の見方と比較ポイントで解説しています。

費用を抑えるなら「小さく始めて育てる」

実際にあった事例です。ある個人事業主のお客様は、最初は「名刺代わりのシンプルなサイトでいい」とのことで、4ページの構成で制作しました。

その後、事業が軌道に乗った段階でWordPressを導入し、ブログやお知らせの更新を開始。コンテンツを増やすことで検索からの流入が増え、集客サイトへと成長しました。

  • 最初はCMSなしで費用を抑える → 更新が必要になったらWordPressを導入
  • 原稿や写真を自分で用意すればさらにコストダウン
  • ページは後から追加可能 → まず最小構成で公開する

最初から完璧を目指す必要はありません。ただし、「いつか作ろう」で先延ばしにするのが一番の損失です。

制作会社に依頼するときの注意点

予算感を正直に伝える

個人事業主の予算が法人より限られていることは、制作会社側も理解しています。予算を正直に伝えてもらえれば、その範囲内でできる最善の提案をします。予算に合わない場合は率直にお伝えしますので、無理に背伸びする必要はありません。

デザインのイメージは「好きなサイトのURL」で伝える

法人と違い、個人事業主にはブランドガイドラインや既存の販促物がないことがほとんどです。デザインの方向性をうまく言語化できなくても、「好きなサイトのURL」を2〜3個共有するのが最も効果的です。「こういう雰囲気がいい」だけでも、制作者にとっては大きなヒントになります。

打ち合わせはオンラインで十分

本業と並行して制作を進めることになるため、打ち合わせの時間を確保しにくい方も多いです。ENVY DESIGNでは約80%の案件をオンラインで対応しています。詳しくはオンラインでホームページ制作を完結できるかもご覧ください。

制作会社の選び方についてはホームページ制作会社の選び方で詳しく解説しています。

まとめ ― 早く始めるほど、検索での評価が積み上がる

  1. ホームページがないと、知らないうちに仕事を失っている
  2. 紹介頼みは危険。自分で集客できる手段を持つべき
  3. 最低限4ページ(トップ・サービス・プロフィール・問い合わせ)でOK
  4. 費用は30万〜50万円が最小構成の目安
  5. 小さく始めて、事業の成長に合わせて育てる

ENVY DESIGN代表の岡野自身、フリーランスとして独立した初日からホームページを持ち、そこから仕事を獲得してきました。ホームページは事業の成長に大きく貢献してきたと実感しています。

お問い合わせいただければ、まずはオンラインでお話しします。具体的な予定がない段階でのご相談も承っています。

よくある質問(FAQ)

Q. 個人事業主でもホームページ制作会社に依頼できますか?

A. もちろん可能です。ENVY DESIGNでも個人事業主や一人法人のお客様からのご依頼を受けています。法人でなくても対応は変わりませんので、安心してご相談ください。

Q. 個人事業主のホームページ制作費用はいくらくらいですか?

A. 4〜5ページのシンプルな構成であれば30万〜50万円程度が目安です。ページ数や機能(CMS、ブログ、予約システムなど)を追加すると費用が上がります。まずは最小構成で始め、必要に応じて拡張するのがおすすめです。

Q. ホームページの素材(写真や文章)がなくても依頼できますか?

A. はい、可能です。ヒアリング内容からたたき台を作成し、打ち合わせを重ねて形にしていきます。写真撮影やイラスト制作にも対応しています。詳しくは制作を依頼する前に必要な素材・準備物をご覧ください。

小規模・個人事業主向けの費用については料金・費用ページ費用が限られている場合の対応方法をご覧ください。コーポレートサイト制作の詳細はコーポレートサイト制作サービスへ。

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに 500件以上のWeb制作プロジェクト に携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。ディレクションだけでなく、デザイン・コーディングまで一貫して対応できるのが強みです。 制作や運用の中で培った SEO・集客ノウハウ を活かし、成果につながるWebサイト作りを追求しています。 このブログでは、実際の現場で得た知識や経験をもとに、Web制作を検討されている方に役立つ情報をお届けしています。

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