ホームページ制作会社の選び方|失敗しない5つのチェックポイント
ホームページ制作会社は数多くありますが、「どこに頼めばいいかわからない」という声をよくいただきます。制作会社選びで失敗すると、追加費用・納期遅延・公開後のトラブルにつながり、最悪の場合は一から作り直すことになります。
この記事では、実際にお客様から聞いた失敗談と、制作会社の中の人だからこそ分かる選び方のポイントを解説します。
制作会社選びでよくある6つの失敗パターン
ホームページ制作の相談をいただく中で、過去に経験されたお困りごとをお聞きすることがあります。よくあるパターンをまとめました。
1. 更新・保守を依頼してもなかなか動いてもらえない
特に多い相談のひとつがこれです。「お知らせを更新してほしいのに、1週間経っても反映されない」「キャンペーン開始日に間に合わなかった」など、公開後の運用フェーズでのトラブルはビジネスに直結します。
更新対応のスピードは会社ごとに差があります。契約前に更新依頼から反映までの目安日数を確認しておくことが重要です。
2. 依頼していた制作会社がなくなった・制作をやめた
Web業界は参入障壁が低い分、廃業や事業転換も多い業界です。制作会社がなくなってしまうと、サーバーやドメインの管理情報が分からない、CMSのログイン情報がない、といった深刻な問題が発生します。
実際に、Web制作事業を終了する会社から制作を引き継いだことがあります。その会社はきちんと後継を探してくれて、一緒にクライアントのもとへ挨拶に行き、丁寧に引き継いでいただきました。こうした誠実な対応ができる会社ばかりではありません。万が一のときに顧客を守れるか、制作会社の姿勢が問われる場面です。
対策としては、サーバー・ドメインの管理権限を自社で持っておくこと。また、制作会社の設立年数や経営の安定性も判断材料のひとつです。
3. 担当者によってデザインの品質にばらつきがある
制作会社の規模によっては、提案時と実制作時で担当者が異なるケースがあります。期待していたクオリティと違ったという声もあります。
「実際に制作を担当する人は誰か」を契約前に確認し、可能であればその担当者の過去の制作実績を見せてもらいましょう。
4. デザインの修正に応じてもらえなかった
「修正回数に制限があり、3回目以降は追加費用がかかると言われた」「修正を依頼したら、デザイナーに押し切られてそのまま進んでしまった」という声もあります。修正回数の上限や追加費用の条件は、見積もり段階で必ず確認してください。
5. 営業と制作者の間で「伝言ゲーム」が起きた
営業担当にはニュアンスまで伝えたのに、制作者には正確に伝わっていなかった。これは制作会社の体制に起因する構造的な問題です。営業→ディレクター→デザイナーと人を介すほど、認識のズレが大きくなります。
6. 公開後のSEO対策を相談できなかった
「きれいなサイトはできたが、アクセスが全然増えない」という相談も多いです。デザインは得意でもSEOの知見がない制作会社は少なくありません。ホームページ制作の相場と費用を把握した上で、SEO対策の対応範囲も確認しましょう。
失敗しないための5つのチェックポイント
上記の失敗パターンを踏まえ、制作会社選びで確認しておきたい5つのポイントを解説します。
1. 自社制作か、外注か
制作の一部または全体を外部パートナーに委託する会社もあります。外注自体は珍しくありませんが、ディレクター以外にデザイナーやエンジニアが社内にいるかを確認しておくと安心です。
社内にデザイナーやエンジニアが在籍し、内製率の高い会社であれば品質管理がしやすく、修正対応のスピードも速い傾向にあります。
2. オリジナルデザインか、テンプレートか
制作方法には大きく分けて「オリジナルデザイン(フルスクラッチ)」と「テンプレート活用」の2つがあります。
| オリジナルデザイン | テンプレート活用 | |
|---|---|---|
| デザインの自由度 | 高い | 制限あり |
| 費用 | 高め | 安い |
| SEOの拡張性 | 柔軟に対応可能 | テンプレートに依存 |
| 他社との差別化 | しやすい | しにくい |
どちらが正解ということではなく、目的と予算に応じて選ぶことが大切です。ただしテンプレートのカスタマイズを「オリジナルデザイン」と表現する会社もあるため、具体的な制作方法を聞いておくと認識のズレを防げます。詳しくはテンプレートを使うべきかどうかの判断基準もご覧ください。
3. 制作後の更新・保守に対応できるか
ホームページは公開してからが本番です。お知らせの更新、コンテンツの追加、セキュリティ対策など、継続的な運用が必要です。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 更新依頼から反映までの目安日数
- 月額の保守費用と対応範囲
- 保守契約は必須か、スポット対応も可能か
- 担当者が退職しても引き継ぎされるか
保守契約が必須か任意かは会社によって異なります。自社で更新できる体制があれば、スポット対応で十分な場合もあります。詳しくは公開後の運用サポートをご覧ください。
4. SEO・AIO対策にも対応できるか
きれいなデザインだけでは、ホームページからの集客は期待できません。検索エンジンからの流入を増やすSEO対策、そしてChatGPTなどのAI検索に対応するAIO(AI検索最適化)対策ができるかも、これからの制作会社選びでは重要なポイントです。
具体的には、以下の対応ができるかを確認しましょう。
- サイト設計の段階からSEOを考慮した構成にしてくれるか
- 構造化データ(JSON-LD / Google公式)の実装に対応しているか
- 公開後のアクセス解析や改善提案をしてくれるか
5. 制作者と直接やり取りできるか
失敗パターンで挙げた「伝言ゲーム」を防ぐには、打ち合わせの段階から制作者が同席しているかが重要です。
制作者が直接ヒアリングする会社であれば、その場で「こうした方が良いですよ」という提案ができ、見積もりの概算もすぐにお伝えできます。認識のズレが起きにくいため、結果として修正回数が減り、コストパフォーマンスも高くなります。
「業務の特殊性を踏まえ、密度の濃いコミュニケーションをいただき、求めていたイメージを希望納期で実現できました」
株式会社文化財保存計画協会 木本様(お客様の声より)
相見積もりで見るべきポイント
制作会社を選ぶ際は、2〜3社から見積もりを取って比較するのが一般的です。ただし、金額だけで比較するのは危険です。
価格差の背景を理解する
価格差は主に対応範囲の違いから生まれます。見積もりに含まれている項目と含まれていない項目を比較するのが、正確な判断のコツです。
一方で、高ければ良いというわけでもありません。制作会社の規模が大きいほど間接費(営業人件費・オフィス賃料など)が上乗せされるため、同じ品質でも費用が変わることがあります。
「選ばれる理由」から逆算して考える
ENVY DESIGNを選んでいただいたお客様に理由を聞くと、「価格が安かったから」だけではありません。
- 「しっかりコンテンツやサイト構成を考えて作ってくれそうだった」
- 「打ち合わせの時間をしっかり持ってくれると書いてあった」
- 「ブログを読んで、代表の考え方に共感した。一緒に仕事をしてみたいと思った」
価格だけでなく、制作に対する姿勢や相性も重要な判断材料です。制作会社のブログや代表の発信内容を読むと、その会社の考え方が見えてきます。
フリーランスと制作会社、どちらに依頼すべきか
「フリーランスの方が安いのでは?」という質問もよくいただきます。確かにフリーランスは間接費が少ない分、費用を抑えられるケースがあります。
フリーランスには小回りの利く対応やコストを抑えやすい利点があります。一方で、以下の点は事前に確認しておくと安心です。
- 体調不良や多忙で対応が遅れる可能性
- 廃業リスク(引き継ぎ先がない)
- デザイン・コーディング・SEOをすべて一人でカバーできるとは限らない
それぞれのメリット・デメリットについては、フリーランスにWeb制作を依頼するメリット・デメリットで詳しく解説しています。
まとめ ― 「安さ」よりも「合う会社」を選ぶ
ホームページ制作会社の選び方で大切なのは、以下の5つです。
- 自社制作か外注かを確認する
- オリジナルデザインかテンプレートかを確認する
- 制作後の更新・保守体制を確認する
- SEO・AIO対策の対応力を確認する
- 制作者と直接やり取りできるかを確認する
価格だけで選ぶと、公開後に「更新してもらえない」「デザインの品質が低い」「制作会社がなくなった」といったトラブルに発展しがちです。制作会社との関係はホームページを公開した後も長く続くものです。「この会社と一緒に仕事がしたい」と思えるかどうかも、大切な判断基準です。
お問い合わせいただければ、制作者が直接ヒアリングし、費用感も含めてその場でお伝えします。具体的な予定がない段階でのご相談も承っていますので、お気軽にどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. ホームページ制作会社を選ぶとき、最低限確認すべきことは?
A. 「自社で制作しているか(外注かどうか)」「制作後の更新・保守に対応できるか」「制作者と直接やり取りできるか」の3点は最低限確認してください。この3点を事前にすり合わせておくと、公開後のミスマッチを防ぎやすくなります。
Q. 相見積もりは何社くらいから取るべきですか?
A. 2〜3社が目安です。多すぎると比較に時間がかかり、各社への説明も大変になります。事前に目的・予算・納期を整理した上で依頼すると、より正確な見積もりが得られます。
Q. 制作費用が安い会社を選んでも大丈夫ですか?
A. 価格差は対応範囲の違いに起因することが多いため、見積もりに含まれている項目を確認し、総合的に判断するのがおすすめです。
ENVY DESIGNの実績・サービスは制作実績一覧やコーポレートサイト制作サービスでご確認ください。費用の目安は料金・費用ページやホームページ制作費用の目安もあわせてご参照ください。