「ホームページ制作 東京」9ヶ月追跡:1,181→2が示すGoogleの“候補落ち”仮説
「ホームページ制作 東京」で1位を取りたい。
東京のWeb制作会社にとって、これは誰もが一度は意識する目標だと思います。ENVY DESIGN(東京・麻布十番)も2025年7月から10月にかけてサイト改善を集中的に行い、その後どう動いたかを9ヶ月追跡しました。
結論から言うと、
更新を頑張れば登れる。
放置すれば沈む。
ただし、少なくとも今回追跡したキーワード群では「30位以内か圏外か」に近い動きが見られました。
という、なかなか興味深い動きが見えました。
実際の数字を出しながら、Googleが今のサイトをどう見ているのか、上位表示するために何が必要なのかを整理します。
1. 表示回数が半年で1,181 → 2へ。これがすべての出発点
まず、いちばんインパクトのある数字から。
Search Consoleで「ホームページ制作 東京」というキーワードの月別表示回数(Googleの検索結果に出た回数)を追うと、こうなりました。
| 月 | 表示回数 | 平均順位 | 最高順位 |
|---|---|---|---|
| 2025年9月 | 119 | 17.8位 | 1.0位 |
| 2025年10月 | 331 | 16.9位 | 6.1位 |
| 2025年11月 | 1,181 | 10.2位 | 7.6位 |
| 2025年12月 | 759 | 17.3位 | 11.4位 |
| 2026年1月 | 593 | 24.0位 | 19.8位 |
| 2026年2月 | 538 | 22.4位 | 16.7位 |
| 2026年3月 | 263 | 22.5位 | 5.0位 |
| 2026年4月 | 2 | 30.0位 | 28.0位 |
| 2026年5月(途中) | 36 | 25.5位 | 18.5位 |
11月の1,181回がピーク。
そこから4月の2回まで、半年で約600分の1になっています。
これは順位がじわじわ下がったというより、検索結果に出る回数自体がほぼゼロになった、という動きです。体感としては「3月後半から完全に消えた」感覚でしたが、データを見ると体感どおりでした。3月はまだ263回出ていましたが、その多くが20位以下。4月に入った瞬間、検索結果から事実上いなくなっています。
2. 11月の「平均10.2位」が示していたこと
11月の平均順位10.2位という数字は、ざっくり「Google検索結果1ページ目の一番下あたり」を指します。地味に見えますが、この月のデータを細かく見ると、
- 観測30日すべてで表示あり
- 最高順位7.6位
- 最低でも12.2位
- 表示回数は1,181(前月比約3.5倍)
つまり、1ヶ月まるごとTOP10〜12位の中で安定していたということです。日によってブレるのではなく、GoogleがENVY DESIGNのサイトを「この検索結果のここに出すサイトだ」と認識して固定で扱っていた、と読み取れます。
7月から10月にかけてのサイト改善(記事追加、内部リンクの整理、メタ情報の見直しなど)の効果が、明確に評価としてあらわれた瞬間がこの11月でした。
3. これは「ホームページ制作 東京」だけの動きではない
ここまでは「ホームページ制作 東京」というひとつのキーワードの話でした。ただ、これがそのキーワード固有の動きなのか、それともサイト全体の評価が動いているのかを見極めるために、他の似たキーワードも調べました。
結果、ほぼ同じパターンが他のキーワードでも起きていました。
「web制作 東京」の月別データはこうです。
| 月 | 表示回数 | 平均順位 |
|---|---|---|
| 2025年9月 | 615 | 13.5位 |
| 2025年10月 | 363 | 12.1位 |
| 2025年11月 | 371 | 11.0位 |
| 2025年12月 | 299 | 22.1位 |
| 2026年1月 | 253 | 27.6位 |
| 2026年2月 | 72 | 30.4位 |
| 2026年3月 | 139 | 25.8位 |
| 2026年4月 | 24 | 32.8位 |
| 2026年5月(途中) | 28 | 36.6位 |
「ホームページ制作 東京」と動きがほとんど同じです。11月に平均11位とTOP10付近まで来て、12月から急落、4月以降は表示回数も激減。
「ホームページ制作会社 東京」のほうは、そもそも11月から記録が出始めたキーワードでしたが、ここも同じ動きです。
| 月 | 表示回数 | 平均順位 |
|---|---|---|
| 2025年11月 | 22 | 14.3位 |
| 2025年12月 | 99 | 22.0位 |
| 2026年1月 | 80 | 28.2位 |
| 2026年2月 | 40 | 27.2位 |
| 2026年3月 | 30 | 23.4位 |
| 2026年4月 | 記録なし | — |
| 2026年5月(途中) | 1 | 41.0位 |
11〜12月に出てきて、その後減衰、4月にほぼ消失。
「ホームページ制作 港区」はもう少し緩やかですが、傾向は同じです。
| 月 | 表示回数 | 平均順位 |
|---|---|---|
| 2025年9月 | 57 | 14.6位 |
| 2025年10月 | 70 | 14.5位 |
| 2025年11月 | 83 | 11.1位 |
| 2025年12月 | 92 | 12.6位 |
| 2026年1月 | 75 | 13.8位 |
| 2026年2月 | 60 | 12.2位 |
| 2026年3月 | 61 | 10.3位 |
| 2026年4月 | 53 | 18.5位 |
| 2026年5月(途中) | 25 | 17.8位 |
「港区」のように競合が比較的少ないエリアキーワードでは、3月まで10位台を維持できていました。それでも4月から急に18位台へ落ちています。
つまり、4つのキーワード(ホームページ制作 東京 / web制作 東京 / ホームページ制作会社 東京 / ホームページ制作 港区)すべてで、
- 11月ごろに順位ピーク
- 12月から段階的に下がり始める
- 4月前後で大きく失速する
という同じ動きが見られました。
これは個別キーワードの偶然というよりは、キーワード単位の評価だけでなく、サイト全体の評価が複数キーワードに同時反映されている可能性が高いと考えられます。SEO研究の世界ではこれをトピカルオーソリティ(特定テーマでの専門性評価)と呼んで議論されてきていて、今回のデータもその概念と整合する動き方をしているように見えます。Googleは各キーワードごとに細かい評価をしている一方で、「このサイトを今どう扱うか」というサイト単位の評価もあわせて持っていて、それが上下すると関連するキーワード群も連動して動く、という構造かもしれません。
逆にいうと、ひとつのキーワードで上がれば他も上がりやすい、ひとつで落ちれば他も落ちやすい、という連動が起きる可能性があります。SEO対策で「キーワード単位」で考えるよりも、「サイト全体の体力を上げる」アプローチの方が、結果として効率がいいかもしれません。
4. もうひとつの仮説:今回のキーワード群では「30位以内か圏外か」に近い動きが見られた
9ヶ月のデータからもう一つ気づいたことがあります。
ENVY DESIGNのサイトが「ホームページ制作 東京」で記録された順位を、全期間で振り返ると、ほとんどの場合「30位以内」か「圏外(記録なし)」のどちらかで、50位や70位といった中途半端な位置で長く滞在することがほぼ見られませんでした。
たとえばこういう動きが何度もあります。
- 12月12日:平均12.4位(impressions 25)
- 12月13日:平均18.1位(impressions 23)
たった1日で約6位下がっていますが、それでも30位以内には残っています。
- 4月13日:32.0位(impressions 1)
- 4月14日〜5月9日:記録なし
- 5月10日:26.1位(impressions 11)
4月中旬から5月上旬にかけては、Search Consoleに記録すらされていません。50位とか80位で記録されているわけではなく、Googleの検索結果からそもそも消えている状態と考えられます。
これはENVY DESIGNの限られたデータから見えた仮説に過ぎませんが、少なくとも今回追跡したキーワード群においては、Googleが「上位候補(おおむね30位以内)」と「それ以外」をかなり明確に分けて扱っているように見える挙動がありました。一度この候補から外れると、検索結果に出すこと自体をやめる。逆に候補に残っている限りは、評価が下がっても30位までは粘る。そんな動き方に見えます。
もしそうなら、SEOで重要なのは「順位を上げる」ことよりも先に、「上位候補のリストに残り続ける」ことかもしれません。
ただ、これがGoogleのアルゴリズム全体に当てはまる話なのか、特定のキーワードや特定の競合状況のもとでだけ起きる話なのかは、もっと多くのサイト・キーワードを見ないと分かりません。あくまで「ENVY DESIGNのケースでは、こう見えました」というレベルの観察として読んでいただけたらと思います。
5. 12月以降、何が起きたか
11月のピーク以降、ENVY DESIGNはサイト更新の頻度を意図的に落としました。理由は別案件で動けなかったからですが、結果としてこれが「更新を止めるとどうなるか」の実験になりました。
更新頻度とSEOの関係についてはこちらの記事で別途整理していますが、今回の追跡データはその関係をかなりリアルに裏付ける内容になっています。
数字を追うと、減衰の仕方が興味深いです。
- 12月:平均17.3位(11月のピークから約7位下がる)
- 1月:平均24.0位
- 2月:平均22.4位
- 3月:平均22.5位(横ばい)
- 4月:平均30位、表示回数2回
ポイントは、4月にいきなり消えたわけではなく、12月から段階的に評価が下がっていったことです。
Googleは「このサイト、最近何も動いていないな」と判断したとき、すぐに圏外に飛ばすわけではないようです。20位前後で一度様子を見て、それでも動きがないと、検索結果からだんだんフェードアウトさせていく。そういう動きに見えます。
4章で書いた「30位以内か圏外か」の話とあわせると、Googleは段階的に評価を下げながらも「上位候補リスト」からはなかなか外さず、最後の最後でリストから削除する、という挙動の可能性があります。
6. 一度評価された痕跡は残る
ただし、完全に消えたわけでもありません。
途中、不思議なデータがあります。
- 2025年9月15日:表示回数2回、順位1.0位
- 2026年3月31日:表示回数1回、順位5.0位
たまに、1〜5位という非常に高い位置にちらっと出ます。これは表示回数が極端に少ないので、Googleが特定のユーザー・地域・タイミングで実験的に上位表示した可能性が高いと考えられます。
完全に評価ゼロのサイトなら、こういう動きは出にくいはずです。「全体的には沈んでいるが、特定条件ではまだ上位候補として残っている」というのが、Googleの中でのENVY DESIGNのサイトの位置だと考えられます。
7. ロケットと衛星
ここまでの動きを整理すると、今のENVY DESIGNのサイトはこういう状態です。
- 更新するとGoogleが反応して上昇する
- 放置すると評価が下がる
- ただし完全には消えない(候補として残る)
この状態をたとえるなら、ロケットに近いです。
エンジン(更新・改善)を吹かしている間は上昇する。
止めた瞬間から落ちていく。
ただ、本当に強いサイトは衛星のようなものだと思います。
一度軌道に乗せれば、エンジンを止めても周回し続ける。被リンクが多い、指名検索が多い、業界での認知が固まっている、そういうサイトは更新の手を緩めても順位が落ちにくい。
ENVY DESIGNはまだロケット状態だ、というのが今回の追跡でわかったことです。
8. ではどうするか
ここから先は素直な反省と方針です。
11月にTOP10入りした事実は、GoogleがENVY DESIGNのサイトを上位表示する素地はある、と判断した可能性を示しています。コンテンツの質、東京というエリアとの関連性、実案件の実績、こうした要素は一定評価されている、と考えられます。Googleは公式に「ユーザーを第一に考えた、有用で信頼性の高いコンテンツ」を評価すると明言していますが、その評価軸にENVY DESIGNのサイトが部分的に合致できていた、という見方ができます。
ただし、それを維持するための継続的な動きが足りませんでした。具体的には、
- 更新頻度(11月以降は明らかに減速)
- 被リンクの獲得(外部から言及される機会の蓄積)
- 指名検索の増加(社名で直接検索される回数)
- 業界での認知づくり(メディア掲載、登壇、SNSなど)
このあたりは、検索順位とは別レイヤーで効いてくる「サイトの体力」です。エンジンを切っても落ちないための質量、と言ってもいいかもしれません。この体力の正体は、いわゆるE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)に近い概念で、Googleが長期的にサイトをどう位置づけるかに影響していると考えられます。
実は今、これを踏まえて新しい動きを始めています。
4月後半から、それまで温めていた記事を順次公開するフェーズに入りました。4/28から6月初旬にかけて、ブログ記事とFAQあわせて約17本を予約公開する計画です。一度更新を止めて評価が落ちた状態から、もう一度ロケットを吹かして、今度はその先で衛星化させられるかを試しています。
5月に入って表示回数が36まで戻ってきているのは、その最初の反応の可能性があります。
まとめ
「ホームページ制作 東京」というキーワードで9ヶ月追跡した結果、見えてきたことは大きく4つです。
ひとつ目。Googleの順位は更新に対して素直に反応する。サイト改善は評価されやすい。
ふたつ目。ただし、更新を止めると表示回数は半年で約600分の1まで下がった。維持には継続的な動きが必要。
みっつ目。キーワード単位の評価だけでなく、サイト全体の評価が複数キーワードに同時反映されている可能性が高い。
よっつ目。少なくとも今回のキーワード群では「30位以内か圏外か」に近い動きが見られた。順位を上げるより、上位候補リストから外れないことの方が、もしかしたら大事かもしれない。
東京のWeb制作会社市場で上位を取りに行くというのは、ロケットを打ち上げ続けるだけでは足りなくて、最終的には衛星になる必要があります。ENVY DESIGNは今、もう一度ロケットを吹かしながら、衛星になる道を探っているところです。
同じように「ホームページ制作 東京」「ホームページ制作 渋谷」「ホームページ制作 港区」といったエリアキーワードで戦っている会社さんの参考になれば、と思って実データを公開しました。
よくある質問
「候補落ち」したサイトは復活できますか?
完全に評価ゼロになっているわけではなく、特定条件で1〜5位に瞬間的に出る動きがあることから、評価の痕跡は残っていると考えられます。ENVY DESIGN のケースでも、5月に入ってから表示回数が36まで戻ってきています。継続的なコンテンツ追加・更新で「上位候補リスト」に戻れる可能性は十分にあると考えられます。
更新を止めると、どれくらいで順位に影響が出ますか?
ENVY DESIGN のケースでは、ピーク(2025年11月)から1ヶ月後の12月時点で平均順位が約7位下落しました。その後3〜4ヶ月かけて段階的に20位台へ落ち、5ヶ月目(2026年4月)にほぼ圏外化しています。即座に影響が出るというよりは、段階的に評価がフェードアウトしていく動きでした。ただし、これはサイトの体力(被リンク・指名検索など)に依存するため、すべてのサイトで同じスピードとは限りません。
「ホームページ制作 東京」で本当に上位を取れるのですか?
競合は多いキーワードですが、ENVY DESIGN のデータでは2025年11月に1ヶ月通してTOP10〜12位を維持できました。また、特定タイミングでは5位や1位といった高順位が記録されています。サイト全体の評価次第で十分に上位を狙えるキーワードと考えられます。ただし「ホームページ制作 東京 会社」「東京 ホームページ制作 費用」など複合語のほうがTOP3を取りやすい傾向もデータで確認されています。
ホームページ制作会社を選ぶとき、SEO面では何を確認すればよいですか?
自社サイトの「ホームページ制作 東京」など主要キーワードでの順位が最初の確認ポイントです。ただし、瞬間的な順位より、過去6〜12ヶ月の表示回数推移や検索順位の安定度を見るほうが、その会社のSEO実力を測りやすいと考えられます。Search Console のデータを開示できる制作会社は、自社サイトのSEOに自信があるため、信頼性が高い傾向があります。
ロケット状態から衛星状態にするには、具体的に何をすればよいですか?
短期では難しい取り組みですが、長期的には次の4つがベースになると考えられます。①継続的なコンテンツ追加(月数本ペース)、②被リンクの自然な獲得(取材記事・登壇・寄稿)、③指名検索の増加(社名認知の積み上げ)、④業界での実績露出(メディア掲載・SNSなど)。ENVY DESIGN も4月後半から約17本のコンテンツ集中投入を開始し、衛星化を試しているフェーズです。
東京でホームページ制作をお考えの方へ
ENVY DESIGNは、東京・麻布十番に拠点を置く創業14年・法人11期目のホームページ制作会社です。500件を超える制作実績と、今回の記事で紹介したような実データに基づくSEO・AIO(AI検索最適化)対策の知見を活かして、コーポレートサイト・採用サイト・サービスサイトなど、ビジネス成果に直結するWebサイトを企画・制作しています。
「ホームページ制作 東京」で良い制作会社を探している方、SEOで一度上がったあと落ちてしまったサイトの立て直しを検討されている方は、料金・サービス内容をご覧いただくか、お問い合わせからお気軽にご相談ください。
AIO・GEO対策の全体像はAI検索最適化(AIO・GEO)サービスのページで整理しています。
検索順位の変動分析や上位表示に向けた改善のご相談は、SEO対策コンサルティングでも対応しています。
出典
- Schema.org(構造化データの公式仕様)
- Google Search Central(検索・構造化データの公式情報)
- Web Vitals(Core Web Vitalsの公式定義)
- Google検索公式ブログ(AI Overview等の発表情報)