ChatGPTの着地は採用ページと外注サービスへ広がった|AI流入は日次1.7に回復、CTRは戻らず|AIO隔週レポート第9号(2026年8月後半)

AIO/GEO 実測レポート

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

AIO隔週レポートの第9号です。前回の第8号では、お盆を挟んだ8月前半のAI流入が日次1.4に減速したこと、そしてChatGPTは会社ページに、GeminiとPerplexityは記事に着地するという違いが最も鮮明に見えたことを記録しました。第9号では、その続きとして2026年8月後半(8月16日〜31日)のAI経由流入を記録します。

先に結論をお伝えします。お盆明けのAI流入は27セッション、日次1.69まで戻りましたが、7月後半の2セッション台には届きませんでした。

ただし、今号の主題は総量ではありません。ChatGPTからの23セッションのうち8セッションが採用ページに、4セッションが制作会社向け外注サービスのKUROCOに着地しました。前号では「ChatGPTは会社を見ている」と書きましたが、その「会社」の範囲が、トップページや料金ページから、採用ページと外注サービスにまで広がった半月です。

あわせて、Google検索での表示回数は直近3期で最も高い水準に乗った一方、CTRはお盆前の水準に戻りませんでした。

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調査条件:2026年8月16日〜31日のGA4・Search Console実測

【調査データ】本レポートの数値は、以下の条件で取得したものです。

  • 対象期間:2026年8月16日〜8月31日(16日間)。比較対象の「前期」は8月1日〜15日、「7月後半」は7月16日〜31日
  • AI流入:GA4で参照元にchatgpt・perplexity・claude・gemini・copilot・openaiを含むセッションを抽出。ChatGPTの数値は「chatgpt.com」と「openai」を合算
  • 検索データ:Search Console(自社プロパティのみ)。検索タイプ・国・デバイスの指定なし。取得時点で8月31日分が未反映のため、検索データのみ8月16日〜30日の15日間で集計し、比較も1日あたりの平均で行っています
  • データ取得日:2026年9月2日。取得日以降に数値が変動する可能性あり
  • 今期は8月16日〜17日の週末を含むが、お盆休みの期間は含まない

半月あたり数十セッションという母数の小ささは毎号と同じです。1〜2セッションの違いで比率が大きく動くため、個々の数字は傾向をつかむ材料としてご覧ください。

AI流入は27セッション、日次1.69。お盆前の2セッション台には戻りませんでした

【調査データ】8月後半のAI経由流入は27セッションでした。直近3期の推移は次のとおりです。

期間AI流入(セッション)1日あたり
7月後半(7月16日〜31日)352.19
8月前半(8月1日〜15日)211.40
8月後半(8月16日〜31日)271.69

第8号で立てた「お盆明けに日次2セッション台へ戻るか」という問いへの答えは、戻らず、でした。前期からは約29%回復したものの、7月後半の水準までは届いていません。16日間のうちAI流入がゼロだった日は4日あり、いずれも週末でした。

シリーズ全9期を並べると、次のようになります。数値は2026年9月2日に同一条件で再取得したもので、第8号で整理した表に今号を加えたものです。

号対象期間AI流入1日あたり
第1号2026年4月341.13
第2号5月前半372.47
第3号5月後半392.44
第4号6月前半332.20
第5号6月後半392.60
第6号7月前半151.00
第7号7月後半352.19
第8号8月前半211.40
第9号8月後半271.69

【仮説】前号で「日次1〜2.6の帯で揺れている」と整理しましたが、7月以降の4期は1.00・2.19・1.40・1.69と、帯の中でも下寄りの動きが続いています。5〜6月に見えた2.2〜2.6の水準が一時的なものだったのか、7月以降に何かが変わったのかは、この数字だけでは判断できません。少なくとも「お盆が明ければ戻る」という単純な読みは、今期のデータで否定されたと考えています。

ChatGPTの着地は、採用ページと外注サービスへ広がりました

【調査データ】今号の主題です。AI別の内訳と、ChatGPTの着地先を分けて示します。

参照元今期前期
ChatGPT2314
Gemini35
Claude11
Perplexity01
Copilot00

ChatGPTは14→23セッションと回復し、全体の85%を占めました。その23セッションの着地先は次のとおりです。

ChatGPTの着地先セッション
採用ページ(採用トップ・デザイナー・アシスタント)8
KUROCO(制作会社向け外注サービス)4
トップページ3
資料ダウンロード2
制作実績(個別ページ)2
料金ページ1
ブログ記事2
着地ページ未記録(not set)1

最も多かったのは採用ページで、23セッションのうち8セッション、35%にあたります。採用へのChatGPT着地は第4号(6月前半)で初めて記録し、第5号では「一過性」と書きました。4月から8月前半までの4か月半で、採用系ページへのChatGPT着地は累計34セッションです。半月あたりに換算するとおよそ4セッションですから、今期の8はその2倍のペースにあたります。一過性ではなかった、と今号で書き直します。

もうひとつの新しい動きがKUROCOです。KUROCOはENVY DESIGNが運営する、制作会社やデザイン会社向けにコーディングやディレクションを請け負う外注サービスのサイトです。このページへのAI着地は、これまでClaude経由が5セッション、ChatGPT経由は4か月半で1セッションしかありませんでした。それが今期、ChatGPT経由で4セッション着地しました。8月19日・21日・31日と日を分けて発生しており、単日の偶然とも言いにくい形です。

KUROCOへの着地には、もう一つ重ねて見ておきたい数字があります。同じページのGoogle検索での順位です。

クエリ(着地ページ /kuroco/)7月後半8月前半8月後半
web制作 外注6.76.14.3
ホームページ制作 外注約16約14約15

【調査データ】Search Consoleで「web制作 外注」の平均掲載順位(表示回数で加重)を半月ごとに並べると、7月後半6.7、8月前半6.1、8月後半4.3と、ChatGPT着地が出た8月後半に一段上がっています。7月22日と25日には1位を記録した日もありました。一方「ホームページ制作 外注」は15位前後で横ばいです。

【仮説】KUROCOへのChatGPT経由の着地が増えた時期と、「web制作 外注」でトップ5に入る頻度が増えた時期が重なっています。ChatGPTがウェブ検索を使って回答を作る場面では、検索で上位にあるページが回答内のリンクとして提示されやすい可能性があり、この重なりはその読みと矛盾しません。

ただし、検索順位が上がったためにChatGPT経由の着地が増えたのか、別の理由で両方が同時に動いたのかは、この2つの数字からは切り分けられません。Google検索の順位とChatGPT経由の着地が連動するのかは、次号以降の観測項目に加えます。

【仮説】前号では、ChatGPTは「ENVY DESIGNという会社」を紹介する文脈で使われ、利用者は会社を確認するためにトップページや料金ページへ来る、と読みました。今期の着地はこの読みと矛盾しませんが、「会社を確認する」の中身が広がっています。求人を探す文脈で会社が紹介されれば採用ページへ、制作を外注したい制作会社の文脈で紹介されればKUROCOへ着地する。つまりChatGPTがENVY DESIGNを紹介する場面そのものが、発注者向けの一場面から、求職者向け・同業者向けの複数の場面へ増えている可能性があります。GA4からは着地の事実しか分からないため、どんな質問に対して紹介されたのかは確認できません。あくまで一例に基づく仮説です。

この読みが当たっているなら、実務上の含意は少し厄介です。AI検索対策として整えてきたのは発注者向けの会社情報・料金・実績のページですが、ChatGPT経由の来訪者の3分の1は採用ページに、さらに一部は同業者向けサービスに来ています。それぞれのページが「AIに紹介されて初めて訪れた人」を受け止められる状態になっているかは、これまで点検の対象に入れていませんでした。

この観測を受けて、私たちが確認しようとしていること

採用ページとKUROCOのトップページを、「AIの回答から初めて来た人」の目で見直すことを次号までの作業にしました。具体的には、会社の基本情報(所在地・事業内容・実績)への導線が採用ページから自然にたどれるか、KUROCOのページから本体サイトの会社情報に戻れるか、の2点です。どちらも制作会社としては基本的な確認ですが、AI経由の着地が出るまでは優先度を上げていませんでした。

効果の測定はまだ先です。着地後の回遊や滞在が変わるかを見るには、少なくとも2〜3期分のデータが要ります。今号の時点では「試している段階」として記録に残し、変化が見えたら報告します。見えなければ、それも書きます。

ChatGPTは会社・サービス側、GeminiとClaudeはコンテンツ側に寄る傾向が続きました

【調査データ】前号で見えた着地先の違いは、今期もおおむね続きました。ChatGPTの23セッションのうち21セッションは、記事以外のページに着地しています。一方、Gemini・Claudeの計4セッションは、比較記事1、ブログ記事1、AIO・GEO対策のサービスページ1、着地ページ未記録1でした。

4セッションという小さな母数ではありますが、ChatGPTが採用・KUROCO・トップ・実績など会社やサービスを確認するページに集中したのに対し、GeminiとClaudeは記事または情報を詳しく説明するページに寄る傾向が続いています。

ただし、今期はChatGPTにも記事着地が2セッションありました。1本はAIO・GEO・LLMOの違いを整理した2026年4月の記事、もう1本は2020年公開のChromeのURL表示に関する技術記事です。前号は「ChatGPTの記事着地はゼロ」でしたので、この違いは「ChatGPTは記事を見ない」ではなく、「ChatGPTは主に会社やサービスを見る」程度の強さで捉えるのが正確だと考えています。6年前の技術記事に着地があった点は、AIが参照する情報の範囲が公開時期に縛られていない可能性を示していて、個人的には今期いちばん意外な1セッションでした。

Geminiの3セッションのうち1セッションは、前号でも取り上げたAI OverviewsとAI Modeの違いを整理した比較記事に着地しました。8月5日、8月7日(Perplexity)に続く着地で、この記事へのAI着地は3期連続になります。もう1セッションはAIO・GEO対策のサービスページでした。

Perplexityは単発で終わり、比較記事への着地も1本に集中したままです

【調査データ】前号で6期ぶりに戻ったPerplexityは、今期ゼロに戻りました。宿題「Perplexityの再出現は続くか」の答えは、続かず、です。5月後半以降の7期で、Perplexityからの流入があったのは8月前半の1セッションだけということになります。

あわせて宿題にしていた「比較記事へのAI着地は他の比較記事にも広がるか」も、広がらず、でした。着地があった比較記事はAI OverviewsとAI Modeの1本だけで、同じ期間に公開した静的HTMLとWordPressの比較記事を含め、他の比較記事へのAI着地はありませんでした。【仮説】比較形式そのものがAIに参照されやすいというより、AI検索という主題がAIの回答に登場しやすい、という読みのほうが今期のデータには合いそうです。ただし1本・3セッションの話であり、仮説の域を出ません。

42本公開しても、新しいページへのAI着地はゼロでした

【調査データ】今期はブログ7本を含む42本のページを公開しました(用語集・地域ページ・業種ページ・課題解決ページなど全投稿タイプの合計)。この42本へのAI着地は期間中ゼロでした。今期のAI着地先は、採用・KUROCO・トップ・料金といった固定ページ、4月公開のブログ記事、7月公開の比較記事、そして2020年公開の技術記事と、すべて公開から時間の経ったページです。

第7号で記録した「公開5〜7日での新記事着地」は、第8号・第9号と2期連続で再現しませんでした。【仮説】第7号の事例は、少なくとも通常より早い着地だった可能性があります。新しいページがAI経由の着地先になるまでの時間にはばらつきがあり、公開後半月以内には着地が出ないページも多い、という理解で観測を続けます。

検索の表示回数は3期で最も高い水準に乗り、クリックだけが追いつきません

【調査データ】Search Console全体を1日あたりの平均で比べると、表示回数は前期比で約26%増え、7月後半と比べても約24%増えました。7月以降の3期では最も高い水準です。クリックも前期比では約28%増えましたが、7月後半の水準には約17%届いていません。CTRは前期の1.69%から1.72%と横ばいで、7月後半の2.56%には戻りませんでした。

期間表示回数(1日あたり、7月後半=100)CTR
7月後半1002.56%
8月前半981.69%
8月後半1241.72%

第8号の宿題「CTRはお盆前の水準に戻るか」の答えは、戻らず、です。お盆が明けて表示もクリックも増えましたが、表示の増え方のほうが大きく、CTRは低いまま固定された形になりました。この「表示だけが増える」動きについては、Search Consoleで表示回数だけ増える理由を整理した記事で書いたとおり、AI OverviewsやAI Modeで自社へのリンクが表示された回数が含まれている可能性があります。

なお、Googleは2026年8月31日、AI OverviewsとAI Modeで発生したインプレッションを確認できる「生成AIパフォーマンスレポート」をSearch Consoleに追加しました。今回の集計は従来の検索パフォーマンスレポートをもとにしているため、通常検索と生成AI機能の表示を分けていません。次号では新しいレポートも併用し、表示回数の増加に生成AI機能がどの程度含まれているかを確認します。

GA4側でもOrganic Searchのセッションは1日あたりで前期比約26%増えており、表示の増加が流入に無関係というわけでもなさそうです。

指名検索とAI流入は、2期連続で同じ方向に動きました

【調査データ】自社を指す主要クエリ(社名・ドメイン名など)の表示回数は、前期から約5割増えました。AI流入も同じ期間に増えているため、両者は今期も同じ方向に動いたことになります。第7号の時点では両者が逆方向に動き、「非連動」を宿題にしていましたが、第8号(両方減)・第9号(両方増)と2期続けて同方向でした。

【仮説】3期の観測で言えることは限られますが、第7号の非連動が例外で、通常は同じ方向に動く、という見方のほうが今のところ整合的です。ただしお盆の前後という季節要因が両方を同時に動かした可能性が高く、AIの回答が指名検索を生んでいるかどうかは、この動きからは判断できません。季節要因の抜けた9月以降で改めて見ます。

Directの最大の山は土曜日に出ました

【調査データ】準常設で観測しているDirect(参照元なし)流入は、1日あたり38.3から41.1セッションへと前期比で約7%増えました。最大の山は8月29日(土)の65セッションで、期間の中央値の1.55倍にあたります。同じ日のOrganic Searchは14セッションと期間中で最も少なく、人の検索が最も静かな日にDirectだけが最大になった形です。

【仮説】週末にDirectだけが跳ねる動きは、GA4のDirect急増をAIクローラーの挙動として読んだ記事で整理した仮説と矛盾しません。ただしDirectにはブックマーク・URL直接入力・参照元情報が落ちたアクセスなどが混在しており、この山だけを根拠にAI由来と判断はできません。山の正体は引き続き特定できていません。

第8号の宿題5つへの答え

第8号で立てた問い8月後半の答え
お盆明けにAI流入は日次2セッション台へ戻るか戻らず(1.69)。前期から約29%回復したが、7月後半の水準には届かず
Perplexityの再出現は続くか続かず。ゼロに戻り、7期で流入があったのは前期の1セッションのみ
ChatGPT=会社・Gemini等=記事の分化は続くか傾向は続いた。ChatGPT23のうち21が記事以外。ただしChatGPTにも記事着地2が出た
CTRはお盆前の水準に戻るか戻らず(1.72%)。表示が3期で最高水準に増え、CTRは低いまま
比較記事へのAI着地は広がるか広がらず。同じ1本に3期連続で集中

5つのうち「はい」と答えられたのは、着地先の違いが続いたことだけでした。予告どおりに動かなかった項目が多い号ですが、外れた予想も含めて記録するのがこのシリーズの方針です。

9月前半に確認したいこと(第10号予告)

確認したい点仮説
採用ページへのChatGPT着地は続くか一過性でなく構造なら、半月で5セッション以上の水準が続くはず
KUROCOへのChatGPT着地は続くか同業者向けの文脈で紹介され始めたなら、単発では終わらないはず
KUROCOの検索順位とChatGPT着地は連動するか検索経由で参照されているなら、順位が落ちれば着地も減るはず
AI流入は日次2セッション台に戻るかお盆要因でないなら、9月も1台にとどまる可能性が高い
CTRは回復するか表示の構成が変わったなら、9月も1%台のまま推移するはず
採用ページ・KUROCOの導線見直しで回遊は変わるか変わっても2〜3期は要る。今号では着手の記録のみ
生成AI機能での表示はどのページに発生しているかSearch Consoleの新しいレポートを使い、AI Overviews・AI Modeで表示されたページを確認する

これらの結果は、第10号(2026年9月前半・9月中旬公開予定)でまとめてご報告します。

おわりに:AIが紹介する「会社」の面が増えている、と読んでいます

総量はお盆前に戻らず、Perplexityは消え、新記事も拾われず、CTRも戻らない。数字だけ並べると地味な号です。それでも9本目として残す価値があると考えたのは、ChatGPT経由の来訪者が、発注を検討する人だけではなくなってきた兆候が見えたからです。求職者と同業者。AI検索対策を「見込み客に見つけてもらうこと」だけで考えていた前提が、少し揺らいだ半月でした。次号で続くかを確認します。

自社のAI流入がどのページに来ているか分からない、という段階でもご相談いただけます

自社サイトにAI経由の流入がどれだけあるのか、どのページに着地しているのかを確認したいものの、GA4のどこを見ればよいか分からないという段階でもご相談いただけます。この記事と同じ方法で、現状を一緒に確認するところからお手伝いします。AI流入の確認手順はAI経由の流入をGA4で確認する方法のFAQにも整理しています。

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よくある質問(FAQ)

ChatGPTが採用ページに着地するのは、採用に強い会社と認識されているということですか?

そこまでは言えません。GA4から分かるのは「ChatGPT経由の利用者が採用ページに着地した」という事実までで、ChatGPTがどんな質問に対して、どんな文脈でENVY DESIGNを紹介したのかは分かりません。求職者が会社を調べる過程で使われた可能性、制作会社を比較する過程で採用情報まで確認された可能性のどちらも考えられます。半月で8セッションという母数の小ささも含めて、仮説の段階です。

KUROCOのような別サービスのページにAI流入が来るのは、良い兆候ですか?

判断はまだできませんが、注目はしています。KUROCOは制作会社向けの外注サービスで、これまでAI経由の着地はほとんどありませんでした。今期ChatGPT経由で4セッションが着地したことは、ENVY DESIGNが「Web制作会社」として紹介される回答の中で、外注サービスまで参照され始めた可能性を示しているかもしれません。ただし1期・4セッションの観測であり、次号で続くかを確認します。

検索の表示回数が増えているのにクリックが増えないのは、何か問題がありますか?

問題とも成功とも言い切れません。通常の検索パフォーマンスレポートには、AI OverviewsやAI Modeで自社へのリンクが表示された場合のデータも含まれます。そのため、クリックにつながりにくい表示が増えている可能性があります。Googleは2026年8月31日、生成AI機能でのインプレッションを確認できる「生成AIパフォーマンスレポート」をSearch Consoleに追加しました。今回の集計には反映していないため、次号ではこのレポートも併用し、通常検索と生成AI機能のどちらで表示が増えているのかを確認します。

指名検索とAI流入が同じ方向に動いたなら、AIが指名検索を増やしていると言えますか?

言えません。第7号では両者が逆方向に動き、第8号と第9号では同じ方向に動きました。3期の観測で結論を出せるほどの安定した関係は見えていません。お盆の前後という共通の季節要因が両方を動かした可能性もあり、AIの回答が指名検索を生んでいるかどうかは、引き続き仮説として観測を続けます。

自社でも同じ観測を始めるには、何から確認すればいいですか?

GA4のトラフィック獲得レポートで、参照元にchatgpt・perplexity・gemini・claudeなどを含むセッションを抽出するところからで十分です。件数よりも「どのページに着地しているか」を半月ごとに並べると、AIが自社のどの面を紹介しているかの手がかりになります。今号のように採用ページや別サービスに着地が出ていれば、それ自体が発見です。着地先の確認方法から知りたいという段階でもご相談いただけます。

出典

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株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに 500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。ディレクションだけでなく、デザイン・コーディングまで一貫して対応できるのが強みです。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

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