ChatGPTは会社、Gemini・Claudeは記事へ|AI流入は日次1.93まで回復|AIO隔週レポート第10号(2026年9月前半)
AIO隔週レポートの第10号です。前回の第9号では、お盆明けのAI流入が日次1.69までしか戻らなかったこと、そしてChatGPT経由の着地が採用ページと外注サービスKUROCOに広がったことを記録しました。第10号では、その続きとして2026年9月前半(9月1日〜15日)のAI経由流入を記録します。
先に結論をお伝えします。AI流入は29セッション、日次1.93まで戻りました。8月前半の1.40を底に2期続けて回復し、7月後半の2.19に近づいています。
ただし今号の主題は、総量よりも中身です。ChatGPTの比率が前期の85%から55%に下がり、代わりにGeminiとClaudeが6セッションずつ入りました。そしてこの2つは、前号までと同じく記事に着地しています。前号で「ChatGPTは会社を見て、GeminiとClaudeは記事を見ている」と書いた分化は、記事側の比重が増える形で続きました。
あわせて、9月9日に公開した記事に公開2日後でClaudeが着地し、第8号・第9号と2期続けてゼロだった「新しいページへのAI着地」が再現しました。一方で指名検索は減り、AI流入とは再び逆方向に動いています。
調査条件:2026年9月1日〜15日のGA4・Search Console実測
【調査データ】本レポートの数値は、以下の条件で取得したものです。
- 対象期間:2026年9月1日〜9月15日(15日間)。比較対象の「前期」は8月16日〜31日、「7月後半」は7月16日〜31日
- AI流入:GA4で参照元にchatgpt・perplexity・claude・gemini・copilot・openaiを含むセッションを抽出。ChatGPTの数値は「chatgpt.com」と「openai」を合算
- 検索データ:Search Console(自社プロパティのみ)。検索タイプ・国・デバイスの指定なし。取得時点で9月14日以降が未反映のため、検索データのみ9月1日〜13日の13日間で集計し、比較は1日あたりの平均で行っています
- データ取得日:2026年9月16日。取得日以降に数値が変動する可能性あり。第9号で27セッションと記録した8月後半のAI流入は、今回の再取得では26セッションでした(GA4の集計確定に伴う変動と考えています。本文の比較には第9号の値をそのまま使います)
- 今期は連休を含まず、祝日・お盆のような季節要因はありません
半月あたり数十セッションという母数の小ささは毎号と同じです。1〜2セッションの違いで比率が大きく動くため、個々の数字は傾向をつかむ材料としてご覧ください。
AI流入は29セッション、日次1.93。8月前半を底に2期続けて回復しました
【調査データ】9月前半のAI経由流入は29セッションでした。直近3期の推移は次のとおりです。
| 期間 | AI流入(セッション) | 1日あたり |
|---|---|---|
| 7月後半(7月16日〜31日) | 35 | 2.19 |
| 8月後半(8月16日〜31日) | 27 | 1.69 |
| 9月前半(9月1日〜15日) | 29 | 1.93 |
第9号で立てた「AI流入は日次2セッション台に戻るか」という問いに対して、私たちは「お盆要因でないなら9月も1台にとどまる」と予想しました。答えは1.93で、数字の上では予想どおりの1台ですが、7月後半の2.19まであと一歩というところまで戻っています。15日間のうちAI流入がゼロだった日は2日で、どちらも土曜日でした。前期の4日(すべて週末)から半減しています。
シリーズ全10期を並べると、次のようになります。
| 号 | 対象期間 | AI流入 | 1日あたり |
|---|---|---|---|
| 第1号 | 2026年4月 | 34 | 1.13 |
| 第2号 | 5月前半 | 37 | 2.47 |
| 第3号 | 5月後半 | 39 | 2.44 |
| 第4号 | 6月前半 | 33 | 2.20 |
| 第5号 | 6月後半 | 39 | 2.60 |
| 第6号 | 7月前半 | 15 | 1.00 |
| 第7号 | 7月後半 | 35 | 2.19 |
| 第8号 | 8月前半 | 21 | 1.40 |
| 第9号 | 8月後半 | 27 | 1.69 |
| 第10号 | 9月前半 | 29 | 1.93 |
【仮説】7月以降の5期は1.00・2.19・1.40・1.69・1.93と、8月前半を底に2期続けて回復しています。5〜6月の2.2〜2.6の帯に戻ったとはまだ言えませんが、「お盆が明けても戻らない」と書いた前号の読みは、1期ずれて戻りつつある、と修正するのが今のところ妥当だと考えています。
ChatGPTの比率は85%から55%へ。GeminiとClaudeが6セッションずつ入りました
【調査データ】今号の主題です。AI別の内訳は次のとおりです。
| 参照元 | 今期 | 前期 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 16 | 23 |
| Gemini | 6 | 3 |
| Claude | 6 | 1 |
| Copilot | 1 | 0 |
| Perplexity | 0 | 0 |
ChatGPTは23→16セッションと減り、全体に占める比率は85%から55%に下がりました。総量が27→29と増えているのにChatGPTが減ったのは、GeminiとClaudeが3→6、1→6と増えたためです。Claudeの6セッションは、このシリーズの半月単位では最も多い数字です。Copilotからの1セッションは、第8号・第9号の表ではゼロだった参照元です。
Perplexityは今期もゼロでした。5月後半以降の8期で流入があったのは8月前半の1セッションだけという状態が続いています。
【仮説】ChatGPTの比率低下を「ChatGPTに紹介されなくなった」と読むのは早いと考えています。ChatGPTの16セッションは、第8号(14)とほぼ同じ水準で、第9号の23のほうが高かった、という見方もできるからです。むしろ今期の特徴は、GeminiとClaudeが同時に増えたことにあります。この2つが増えた理由は後述の着地先から読みます。
採用ページとKUROCOへのChatGPT着地は、水準を下げつつ続きました
【調査データ】ChatGPTの16セッションの着地先は次のとおりです。
| ChatGPTの着地先 | セッション |
|---|---|
| 採用ページ(採用トップ・アシスタント・応募ページ) | 4 |
| KUROCO(制作会社向け外注サービス) | 3 |
| トップページ | 3 |
| 制作実績(個別ページ) | 2 |
| 料金ページ | 1 |
| ブログ記事 | 1 |
| その他の固定ページ | 2 |
第9号の宿題は2つありました。ひとつは「採用ページへのChatGPT着地は続くか。構造なら半月で5セッション以上が続くはず」。答えは4セッションで、続いてはいるが、自分で置いた基準には届きませんでした。前期の8セッションが突出していたのか、今期が凹んだのかは、次号でもう1期見ないと判断できません。
もうひとつは「KUROCOへのChatGPT着地は続くか」。KUROCOは3セッションで、9月1日・2日・15日と日を分けて発生しました。前期の4セッションと合わせると、8月19日以降の約1か月で7セッションになります。4か月半で1セッションだった時期とは違いのはっきりした状態が、2期続いたことになります。
ChatGPTの16セッションのうち、記事に着地したのは1セッション(AIO・GEO・LLMOの違いを整理した記事)だけで、残る15セッションは会社・サービス・実績を確認するページに着地しています。「ChatGPTは主に会社やサービスを見る」という前号の整理は、そのまま維持します。
KUROCOの検索順位は4.3位から6.0位へ下がり、ChatGPT着地も4から3へ減りました
【調査データ】第9号で観測項目に加えた「KUROCOの検索順位とChatGPT着地は連動するか」の結果です。Search Consoleで、KUROCOのページが表示された主要クエリの平均掲載順位(表示回数で加重)を並べます。
| クエリ(着地ページ /kuroco/) | 8月前半 | 8月後半 | 9月前半 |
|---|---|---|---|
| web制作 外注 | 6.1 | 4.3 | 6.0 |
| ホームページ制作 外注 | 約14 | 約15 | 約15 |
「web制作 外注」の順位は4.3位から6.0位へ下がり、同じ期間のChatGPT着地は4から3へ減りました。方向は同じです。ただし1セッションの差で「連動した」と書くのは無理があります。順位が上がった8月後半に着地が増え、順位が下がった9月前半に着地が減った、という2期分の並びが得られた、という段階です。
【仮説】ChatGPTがウェブ検索を使って回答を作る場面では、検索で上位にあるページが回答に含まれやすい、という読みと矛盾はしていません。ただ、順位が2位下がっても着地が3セッション残ったことは、順位だけで決まっているわけでもなさそうだ、とも読めます。次号でも同じ2列を並べ、3期分になったところで改めて考えます。
ChatGPT以外の13セッションのうち、9セッションが記事か用語集に着地しました
【調査データ】前号までの「GeminiとClaudeは記事を見ている」という傾向は、今期は数が増えた分だけはっきり見えました。Geminiの6セッションは、すべてブログ記事です。
- AIO・GEO・LLMO・SEOの違いを整理した記事(2026年4月公開):4セッション(9月7日に2、10日、11日)
- Search Consoleで表示回数だけ増える理由の記事(2026年8月公開):1セッション
- AI検索にあなたの会社を覚えてもらう5つの方法の記事(2026年5月公開):1セッション
Claudeの6セッションは、記事2・トップページ1・採用サイト制作のサービスページ1・着地ページ未記録2でした。記事2は、後述する9月9日公開のSEO思想の記事です。Copilotの1セッションは、9月2日に公開した用語集のエンベディングのページでした。CopilotはBing検索の結果を参照して回答を作るため、Bing側での見え方はBing Webmaster Toolsで確認できます。
GeminiとClaudeの12セッションから着地ページ未記録の2を除いた10セッションのうち、記事・用語集への着地は8セッションです。Copilotの1を足すと、ChatGPT以外の13セッションのうち9セッションが記事か用語集に着地したことになります。ChatGPTの16セッションで記事着地が1だったのと対照的です。
【仮説】今期は、総量の増加以上に中身が入れ替わりました。AI全体の記事・用語集への着地は、前期の27セッション中4(15%)から、今期は29セッション中10(34%)へ増えています。一方でChatGPTは23から16へ減りました。会社・サービスを確認する流入が減った分を、Gemini・Claude・Copilotを中心とした記事流入が補い、結果として総量が27から29へ増えた、という構造です。ただし1期の動きであり、Geminiの4セッションが1本の記事に集中していることも含めて、次号で続くかを見ます。
AIO・GEO・LLMOの違いの記事に、Geminiが4回着地しました。統合の直前からです
【調査データ】Geminiの着地が集中したAIO・GEO・LLMO・SEOの違いの記事は、4月公開の古い記事です。この記事には今期、Geminiの4セッションに加えてChatGPTの1セッション(9月8日)も着地しており、合計5セッションになります。1本のページへのAI着地としては、今期で最も多い数字です。
この記事については、9月10日と12日に、同じ「違い」を扱っていたFAQ2本を統合し、旧URLから301リダイレクトを設定しました。カニバリゼーションの整理として、弱い方を強い方へ寄せる作業です。
【仮説】統合の効果が出た、と書きたくなる並びですが、Geminiの最初の着地は9月7日で、統合より前です。統合後の9月10日・11日にも着地はありますが、統合前から始まっていた流れが続いただけ、という読みのほうが今のデータには合います。統合がAI着地を増やしたかどうかは、統合前後の1〜2か月を比べないと判断できません。今号は「統合の直前から着地が集中していた」という記録にとどめます。
公開2日後の記事にClaudeが着地しました。新記事へのAI着地は2期ぶりです
【調査データ】今期はブログ10本・用語集5本・FAQ5本・課題解決ページ4本の計24本を公開しました(業種・地域ページを除く)。このうち2本に、期間中のAI着地がありました。
- ENVY DESIGNのSEO思想を語った記事(9月9日公開):Claude経由で9月11日と13日に各1セッション。公開2日後の着地
- エンベディングの用語解説(9月2日公開):Copilot経由で9月14日に1セッション。公開12日後の着地
第8号・第9号は、それぞれ30本以上を公開しても新しいページへのAI着地はゼロでした。第7号で記録した「公開5〜7日での新記事着地」は2期続けて再現せず、前号では「公開後半月以内には着地が出ないページも多い」と整理しました。今期はそれより早い、公開2日後の着地が出ています。
【仮説】着地が出た2本と出なかった22本を分けたものは何か、まだ分かりません。SEO思想の記事は代表者へのインタビュー形式で、会社の考え方を一人称で語る内容です。エンベディングはAI検索の根幹に近い用語です。どちらも「AIが回答を作るときに参照したくなる主題」だった可能性はありますが、同じ期間に公開したAI関連の記事や用語集で着地がなかったものもあり、主題だけでは説明できません。新記事への着地は「出るときは早い、出ないときは出ない」というばらつきの大きい現象として、引き続き記録します。
検索の表示回数は高い水準のまま、CTRはわずかに戻りました
【調査データ】Search Console全体を1日あたりの平均で比べると、表示回数は前期とほぼ同じ(約1%減)で、7月後半と比べると約18%高い水準を保っています。クリックも前期とほぼ同じで、7月後半の水準には約16%届いていません。CTRは前期の1.78%から1.83%へ、わずかに上がりました。
| 期間 | 表示回数(1日あたり、7月後半=100) | CTR |
|---|---|---|
| 7月後半 | 100 | 2.56% |
| 8月前半 | 98 | 1.69% |
| 8月後半 | 119 | 1.78% |
| 9月前半 | 118 | 1.83% |
第9号の宿題「CTRは回復するか」への予想は「表示の構成が変わったなら、9月も1%台のまま推移するはず」でした。答えは1.83%で、予想どおりの1%台です。表示回数もクリックもほとんど動かないまま、CTRだけがわずかに上がった形で、表示回数だけが増える構造が変わったとは読んでいません。
なお、8月後半の表示回数の指数は、第9号の公開時点では124、CTRは1.72%と記録していました。今号の作成にあたって同じ期間を取り直したところ、119・1.78%になったため、この表では取り直した値を採用しています。Search Consoleの数値は後から更新されるため、過去の期間でも値が変わります。以後、前期の数値は毎号その時点で取り直したものを載せます。
なお、第9号で「次号ではSearch Consoleの生成AIパフォーマンスレポートを併用する」と予告しましたが、今号では取得できませんでした。本レポートのデータはSearch ConsoleのAPI連携から取得しており、8月31日に追加された新しいレポートはこの経路では取れていません。管理画面で直接確認する形に切り替え、次号に持ち越します。予告どおりに進められなかった項目として記録します。
同じ期間を検索エンジン側から見た記録は、ENVY SEO観測 #001にまとめています。投稿タイプ別の表示とクリックの動きは、そちらで扱っています。
指名検索とAI流入は、再び逆方向に動きました
【調査データ】自社を指す主要クエリ(社名・ドメイン名など)の表示回数は、1日あたりで前期から約44%減りました。同じ期間にAI流入は増えているため、両者は逆方向に動いたことになります。
第7号で逆方向、第8号・第9号で同方向、そして今号で再び逆方向です。前号では「第7号の非連動が例外で、通常は同じ方向に動く」という見方を示しましたが、4期並べると、逆・同・同・逆となり、その見方は支持されませんでした。
【仮説】第8号・第9号の同方向は、お盆で両方が減り、お盆明けで両方が増えたという季節要因で説明できる可能性が高そうです。季節要因が抜けた今期に逆方向へ戻ったことは、AI流入と指名検索のあいだに、少なくとも半月単位で見える連動はない、という読みを支持します。指名検索の急増をAI検索の隠れた効果と読んだ仮説は、半月単位の観測では確かめられない、と整理し直します。月単位・四半期単位での再検証は別の機会に行います。
Directの最大の山は木曜日に出て、同じ日に人の検索も最大でした
【調査データ】準常設で観測しているDirect(参照元なし)流入は、1日あたり41.1から45.3セッションへと前期比で約10%増えました。最大の山は9月3日(木)の97セッションで、期間の中央値38の2.6倍にあたります。2番目の山は9月8日(火)の86セッションです。
前号までと違うのは、最大の山が出た9月3日に、Organic Searchのセッションも期間中で最も多かったことです。前期は、人の検索が最も静かな土曜日にDirectだけが跳ねる形でした。今期は平日に、人の検索とDirectが同時に増えています。Organic Search全体は1日あたりで前期と横ばいでした。
【仮説】GA4のDirect急増をAIクローラーの挙動として読んだ仮説は、人の動きと無関係にDirectだけが跳ねる週末の山を根拠にしていました。今期の山はその型に当てはまりません。9月3日には自社SEOの実践を振り返る記事を公開しており、社内や関係者のアクセスがDirectに入った可能性もあります。Directの山をAI由来と読むには、前期のような「人の検索と無関係に跳ねる」条件を満たす必要がある、と条件を絞って観測を続けます。
第9号の宿題7つへの答え
| 第9号で立てた問い | 9月前半の答え |
|---|---|
| 採用ページへのChatGPT着地は続くか(構造なら半月5以上) | 続いた。ただし4セッションで、自分で置いた基準には届かず |
| KUROCOへのChatGPT着地は続くか | 続いた。3セッション、9月1日・2日・15日に分散 |
| KUROCOの検索順位とChatGPT着地は連動するか | 順位4.3→6.0、着地4→3。方向は同じだが1セッション差で判定不能 |
| AI流入は日次2セッション台に戻るか(予想:1台) | 戻らず(1.93)。予想どおりの1台だが、7月後半まであと一歩 |
| CTRは回復するか(予想:1%台のまま) | 予想どおり1%台(1.83%)。表示が減った分だけの機械的な回復 |
| 採用ページ・KUROCOの導線見直しで回遊は変わるか | 評価せず。2〜3期分のデータが要るため次号以降 |
| 生成AI機能での表示はどのページに発生しているか | 取得できず持ち越し。API連携では新レポートが取れないため、管理画面での確認に切り替える |
7つのうち、予想が当たった項目(AI流入・CTR)と、予告どおりに進められなかった項目(生成AIレポート)の両方があります。当たった予想も含めて、次号で覆る可能性は同じだけあります。
9月後半に確認したいこと(第11号予告)
| 確認したい点 | 仮説 |
|---|---|
| ChatGPTの比率低下(55%)は続くか | GeminiとClaudeの増加が構造なら、ChatGPTは60%前後にとどまるはず |
| Claudeの6セッションは続くか | 前期1→今期6。単発なら次号で1〜2に戻るはず |
| 新記事への早期着地は再現するか | ばらつきが大きい現象なら、次号はゼロに戻る可能性のほうが高い |
| AIO・GEO・LLMOの違いの記事への集中は続くか | 統合後の1期を見て、統合前後で着地数が変わるかを確認する |
| 指名検索は戻るか | AI流入と連動しないなら、AI流入の増減とは無関係に動くはず |
| KUROCOの順位とChatGPT着地 | 3期分を並べて、順位が戻れば着地も戻るかを見る |
| 生成AIパフォーマンスレポート(持ち越し) | 管理画面で、AI OverviewsとAI Modeで表示されたページを確認する |
これらの結果は、第11号(2026年9月後半・10月上旬公開予定)でまとめてご報告します。
おわりに:AIごとに「見ている面」が違う、という読みが強まった半月でした
総量は回復し、ChatGPTの比率は下がり、GeminiとClaudeは記事に来て、新記事にも着地が出た。前号に比べると動きの多い号です。それでも慎重に書きたいのは、GeminiとClaudeの増加が合計12セッションという小さな数字の上に乗っているからです。
ひとつ言えるとすれば、会社を確認しに来るAIと、記事を読みに来るAIがあり、その比率は半月で入れ替わる、ということです。まだ「AIごとにページを作り分ける」段階ではありませんが、AI流入をひとまとめにせず、参照元と着地先を分けて観測する必要はありそうです。そういう問いが、10号目にして具体的になってきました。
自社のAI流入がどのAIから、どのページに来ているか分からない、という段階でもご相談いただけます
自社サイトにAI経由の流入がどれだけあるのか、どのAIからどのページに着地しているのかを確認したいものの、GA4のどこを見ればよいか分からないという段階でもご相談いただけます。この記事と同じ方法で、現状を一緒に確認するところからお手伝いします。AI流入の確認手順はAI経由の流入をGA4で確認する方法のFAQにも整理しています。AIO・GEO対策のサービス内容もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
ChatGPTの比率が85%から55%に下がったのは、悪い兆候ですか?
そうとは言えません。ChatGPTのセッション数は23から16に減りましたが、8月前半の14とほぼ同じ水準で、8月後半の23が高かったという見方もできます。比率が下がった主な理由は、GeminiとClaudeが増えて分母が変わったことです。総量は27から29に増えており、ChatGPTに紹介されなくなった、と読む根拠は今のところありません。
Claudeからの流入が1から6に増えたのは、何をしたからですか?
特定の施策と結びつけることはできていません。Claudeの6セッションのうち2セッションは9月9日に公開したSEO思想の記事、1セッションはトップページ、1セッションは採用サイト制作のサービスページで、残る2セッションは着地ページが記録されていませんでした。半月で6セッションという数字は、次号でゼロに戻っても不思議ではない規模です。単発か構造かは次号で判断します。
公開2日後の記事にAI着地が出たのは、何が違ったのですか?
分かっていません。同じ期間に公開した24本のうち、AI着地が出たのは2本だけで、出た2本と出なかった22本を分ける条件は特定できていません。過去の号でも、公開5〜7日で着地した例と、半月経っても着地しない例の両方があります。新記事への着地は「出るときは早く、出ないときは出ない」というばらつきの大きい現象として、条件を探しながら記録を続けます。
記事を統合すると、AI検索からの流入は増えますか?
今号のデータでは判断できません。9月10日と12日にFAQ2本を統合した記事に、Gemini経由で4セッションが着地しましたが、最初の着地は統合前の9月7日でした。統合前から始まっていた流れが続いただけ、という読みのほうが今は妥当です。統合の効果を見るには、統合前後の1〜2か月分を比べる必要があり、次号以降で確認します。
自社でも同じ観測を始めるには、何から確認すればいいですか?
GA4のトラフィック獲得レポートで、参照元にchatgpt・perplexity・gemini・claudeなどを含むセッションを抽出するところからで十分です。セッション数よりも「どのAIが、どのページに着地しているか」を半月ごとに並べると、AIごとに自社のどの面を見ているかの違いが見えてきます。今号のように、会社ページに来るAIと記事に来るAIが分かれていれば、それ自体が発見です。着地先の確認方法から知りたいという段階でもご相談いただけます。
出典
- Google 検索セントラル「AI 機能と ウェブサイト」
- Google Search Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート」
- Google Search Console ヘルプ「生成AIパフォーマンスレポート(検索)」