要件定義・戦略設計|ホームページ制作の流れ Step 2
ホームページ制作で、私たちENVY DESIGNが最も重要だと考えている工程が、Step 2の要件定義・戦略設計です。ENVY DESIGNでは、お客様の事業や課題を深く理解することから始め、目的・ターゲット・コンセプト・SEO/AIOの方向性・情報設計の方針を整理していきます。
Step 2で行うこと
要件定義・戦略設計は、ご契約後最初の工程です。ヒアリングを通じてお客様の事業や課題を理解し、サイトの目的・ターゲット・コンセプト・戦略を明文化していきます。
このステップを終えた段階で、サイト制作の方向性と判断基準が共有された状態になり、続くサイト設計やデザイン、コーディングの工程がブレずに進められるようになります。
なぜ要件定義・戦略設計を最重要工程と位置づけているのか
ENVY DESIGNがこの工程を最も重要視するのは、サイト制作の成果がここで決まると考えているためです。
サイトの目的が曖昧なまま設計やデザインに進めば、後続の工程で判断が揺れ、結果として「見栄えはきれいだが、事業の成果につながらないサイト」になりがちです。逆に、要件定義・戦略設計で議論を深めれば、後続の工程は判断の連続というよりも、決めた方針を実装に落としていく作業となり、結果として手戻りの少ない、効率的なプロジェクト進行が可能になります。
ENVY DESIGNでは、デザインや実装の前に判断基準を揃えることが、成果につながるホームページ制作の前提になると考えています。
お客様の状況に応じて本工程の範囲は調整します
ENVY DESIGNが要件定義・戦略設計を最重要工程と位置づけている一方で、すべての案件で本工程が必要というわけではありません。
お客様の側で、サイトの目的・ターゲット・要件・コンセプトがすでに明確になっているプロジェクトでは、内容によっては本工程を簡略化し、確認済みの要件を前提にStep 3「サイト設計」へ進めるケースもあります。
事業や案件の状況、お客様の社内体制によって必要な範囲は変わりますので、無料相談・お見積もりの段階で一緒に整理していきます。
要件定義・戦略設計で議論すること
要件定義・戦略設計の中では、主に以下の7つのテーマについて、お客様と一緒に議論しながら固めていきます。
1. 事業理解・現状把握
ENVY DESIGNが最初に時間をかけるのは、お客様の事業の理解です。提供されているサービスや商品、ビジネスモデル、組織体制、業界での立ち位置、現在の課題やボトルネックを丁寧にお聞きします。
リニューアルの場合は、既存サイトのアクセスデータ・流入経路・コンバージョン状況を分析し、現状の強みと課題を整理します。
2. 目的・KPIの整理
サイトを通じて達成したい目的を、具体的なKGI・KPIとして明文化します。リード獲得、ブランド認知、採用応募の増加、お問い合わせ数の向上、既存顧客のサポート効率化など、サイトの役割は多様です。
複数の目的がある場合は、優先順位を整理し、サイトとして特に重視する役割を明確にします。
3. ターゲット・ペルソナの明文化
サイトの対象読者を具体化します。BtoBサイトの場合、意思決定者と推奨者が分かれるケースも多いため、誰に向けてどのような情報を届けるかをペルソナとして言語化します。
ターゲットの意思決定プロセス、情報収集の経路、ペインポイント、得たい結果まで踏み込んで議論することで、コンテンツの方向性が定まります。
4. 競合分析
同業他社のサイトを分析し、業界全体のサイト傾向と、お客様のポジショニングを整理します。競合との差別化ポイントを明らかにし、サイトでどう表現するかの方針を立てます。
5. サイトコンセプトの設計
サイト全体のブランドトーン、メッセージ、世界観を設計します。「お客様にどのような印象を持ってもらいたいか」「サイトを通じて何を伝えるか」を、言葉とビジュアル両面の方向性として整理します。
6. SEO・AIO戦略の方向性
検索流入を獲得するためのSEO戦略と、AI検索でも情報を理解されやすくするAIO戦略の方向性を整理します。
SEOでは、対象キーワード、コンテンツ方針、競合との差別化を整理します。AIOでは、AI検索でも内容を理解されやすい情報設計、構造化データの実装方針、E-E-A-T観点での信頼性の示し方を検討します。SEOとAIOは別の戦略ではなく、土台となる「読者にとって価値のある情報設計」を共有しています。
7. 情報設計(IA)の方針
サイト全体の情報設計の方針を策定します。サイトマップの全体像、主要な導線、コンテンツの優先順位を決定し、Step 3「サイト設計」につながる土台を整えます。
要件定義・戦略設計の進め方
要件定義・戦略設計は、定例ミーティングを軸に進めていきます。月2回程度のミーティングで議論を重ね、議事録と中間アウトプットを共有しながら、認識を揃えていきます。
すべての項目を順番に進めるというよりは、複数のテーマが並行進行する形が一般的です。お客様の事業理解が深まるにつれて、ターゲットや戦略の解像度も上がっていくため、議論を重ねながら方針を固めていくプロセスです。
アウトプット(成果物)
要件定義・戦略設計の工程では、以下のような資料をアウトプットとして整理します。
- 要件定義書(目的・KPI・ターゲット・スコープ)
- 戦略設計書(サイトコンセプト・SEO/AIO戦略方針)
- サイトマップ案(情報設計の方針)
これらは次のStep 3「サイト設計」で、具体的な構成・ワイヤーフレームへと展開されます。
所要期間の目安
要件定義・戦略設計の所要期間は、プロジェクトの規模や複雑さによって変動しますが、概ね以下を目安としています。期間中ずっとお客様に作業が発生するわけではありません。定例ミーティングと資料確認を挟みながら、ENVY DESIGN側で整理・分析・資料化を進めていきます。
- 小規模(LP・小規模コーポレートサイト):2〜4週間
- 中規模(コーポレートサイト・サービスサイト):1〜2ヶ月
- 大規模(ブランドサイト・サービスサイト+オウンドメディア):2〜3ヶ月
決して短くない期間ですが、ここに時間をかけることで、後続の工程が効率的に進み、結果として全体の制作期間と品質のバランスが取りやすくなります。
お客様にご協力いただきたいこと
要件定義・戦略設計は、ENVY DESIGNがお客様と一緒に進める工程です。以下のようなご協力をお願いしています。
- 定例ミーティングへのご参加(月2回程度・1〜2時間程度)
- ヒアリングへの率直なご回答
- 既存資料・データのご提供(事業計画、ブランドガイドライン、既存サイトのアクセスデータ等)
- 社内関係者への確認・共有
- 方向性に関するご判断
方向性に関するご判断については、決裁権限のある方にもミーティングへご参加いただけると、議論がスムーズに進みます。
次のステップ|Step 3「サイト設計(IA・構成・ワイヤー)」へ
要件定義・戦略設計で固めた方針をもとに、Step 3「サイト設計」へと進みます。
Step 3では、サイト全体の構成、各ページの情報構造、ワイヤーフレームを設計し、ビジュアルデザインに進む前の「設計図」を完成させていきます。
この工程では、そもそもどんなサイトを作るのか、どう集客するのかも一緒に決めていきます。コーポレートサイトとLPのどちらが合うかはコーポレートサイトとLPの違い、集客をSEOで行うか広告で行うかはSEOとリスティング広告の違いで整理しています。
要件定義・戦略設計に関するよくあるご質問
Q. 要件定義・戦略設計に時間をかけると、制作全体が長くなりませんか?
一見すると時間がかかるように見えますが、最初に目的・ターゲット・情報設計の方針を整理することで、後続のサイト設計・デザイン・コーディングでの手戻りを減らしやすくなります。結果として、制作全体の進行が安定し、品質も保ちやすくなると考えています。
Q. 要件定義書は、お客様側で作成しなくて良いのですか?
ENVY DESIGNが議論を進めながら作成しますので、お客様側でゼロから作成する必要はありません。お客様には、議論への参加と、定例ミーティングでの方針承認をお願いしています。
Q. 既存サイトのアクセスデータがありません。それでも問題ないですか?
問題ありません。新規サイトの場合や、アクセスデータが整っていない場合は、業界データ・競合分析・ヒアリングをもとに戦略を組み立てます。Google Analytics 4などのアクセス解析環境は、サイト公開時にENVY DESIGNが導入をサポートします。
Q. SEO・AIOの専門知識がなくても、議論についていけますか?
専門知識は前提としていません。ENVY DESIGNから、お客様の事業の文脈に即した形でご説明します。重要なのは「お客様の事業をどう成長させたいか」というご意向であり、その実現手段としてのSEO・AIO戦略は、ENVY DESIGNが整理してご提案します。
Q. 要件定義・戦略設計の途中で、方向性を変更することはできますか?
可能です。要件定義・戦略設計は議論を重ねながら方針を固めていく工程ですので、途中での方向性の変更や軌道修正は前提となっています。重要なのは、変更の理由と影響を関係者全員で共有し、納得した上で次に進むことです。
ただし、Step 3以降に進んだ後の大幅な方向転換は、手戻りが発生する可能性がある点をご了承ください。
お問い合わせ
ENVY DESIGNへのお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
出典
- Schema.org(構造化データの公式仕様)
- Google Search Central(検索・構造化データの公式情報)
- Web Vitals(Core Web Vitalsの公式定義)
- Google検索公式ブログ(AI Overview等の発表情報)