AIリファラルとは?
要約
AIリファラルとは、ChatGPT・Perplexity・GeminiなどのAIサービスに表示された引用元・出典リンクなどを経由して発生するWebサイトへの流入を指す、アクセス解析上の呼び方です。AI経由流入とも呼ばれます。アクセス解析では参照元にAIサービスのドメインが記録されることで確認できますが、経路によっては計測できない流入もあり、実際より少なく見えやすい点に注意が必要です。
さらに詳しい内容をご覧になりたい方は下記も併せてお読みください。
AIリファラルとは、ChatGPT・Perplexity・GeminiなどのAIサービスに表示された引用元・出典リンクなどを経由して発生する、Webサイトへの流入を指す、アクセス解析上の呼び方です。「AI経由流入」「AI流入」とも呼ばれます。
AIが回答の根拠として自社ページを参照する仕組み(グラウンディング)が働くと、回答には引用リンクが表示されます。そのリンクをユーザーがクリックしたときに生まれるのがAIリファラルで、AI検索時代の新しい流入経路として注目されています。
AIリファラルとは何か、もう少し詳しく
従来のリファラル(参照元経由の流入)と仕組みは同じで、GA4などのアクセス解析では、参照元にchatgpt.com、perplexity.aiといったAIサービスのドメインが記録されることで確認できます。GA4のチャネル分類の仕様上は、多くが参照(Referral)として扱われます。なお、ChatGPTは検索結果からの流入URLにutm_source=chatgpt.comというパラメータを自動付与すると公式に説明しており、パラメータでの識別も可能になっています。
具体的な確認手順は、AI検索(ChatGPT等)からの流入はどうやって確認できますか?で解説しています。
計測できないAIリファラルがある
AIリファラルを見るうえで重要な前提は、アクセス解析に現れる数字が、AI経由の訪問のすべてではないということです。
- Google検索のAI OverviewsやAI Modeからの訪問は、GA4の参照元だけではAI固有の流入として分離しにくい経路です。一方、Googleは2026年6月からSearch Consoleに生成AI機能専用のパフォーマンスレポートを段階的に導入しており、対象サイトではAI OverviewsやAI Modeでの表示状況を専用ビューで確認できるようになっています。そのため、GA4とSearch Consoleでは計測できる範囲が異なる点に注意が必要です
- AIサービス側が参照元情報を渡さない場合、流入はDirect(直接流入)に分類されます
- 逆に、AIのクローラーやエージェントによる自動アクセスが人の訪問と同じように記録され、実態より多く見える方向のノイズもあります
つまり、参照元ベースのAIリファラルは「氷山の一角」であり、実際のAI経由の訪問は計測値より多い可能性と、自動アクセスの混入で一部が水増しされている可能性の、両方向のズレを前提に読む必要があります。
規模より質に特徴が出やすい
多くのサイトで、AIリファラルの規模は検索流入と比べてまだ小さい段階だと考えられます。一方で、AIの回答を読んだうえでリンクを選んで訪れるため、目的意識の明確な訪問が中心になりやすいという質の特徴が指摘されています。流入の「数」だけで評価すると価値を見誤りやすい経路です。
AIリファラルを増やす取り組みは、AIの回答に引用されるためのコンテンツ整備、つまりAIOの領域と重なります。引用のされ方の観測も含めて、サイテーションと合わせて捉えると全体像がつかみやすくなります。
ENVY DESIGNの視点と観察
【調査データ】自社サイト(envydesign.jp)のAI検索経由の訪問は、観測開始時点の月12.8セッションから12ヶ月で月38.7セッションへ、2026年5〜6月には月70セッション超(5月76・6月72)へと増加しました。また、AI経由流入の67.5%(約7割)が、トップページではなく料金ページに直接着地しています(2026年春・複数AIサービス合算)。12ヶ月の施策と推移の詳細はAI検索からの流入を約3倍にした12ヶ月の施策記録にまとめています。
【仮説】規模としてはまだ検索流入の一部にすぎませんが、着地先が料金ページに集中していることから、比較・検討段階の訪問が多いのではないかと推測しています。あくまで自社1サイトでの、母数の少ない観測です。
よくある質問
AIリファラルはGA4でどうやって確認できますか?
参照元(セッションの参照元/メディア)に、chatgpt.comやperplexity.aiなどAIサービスのドメインが含まれるセッションを絞り込むのが基本です。ChatGPTからの検索流入にはutm_source=chatgpt.comが付与されるため、パラメータでの確認もできます。
AI Overviewsからの流入もAIリファラルに含まれますか?
考え方としてはAI経由の流入に含まれます。ただし、GA4ではAI Overviews専用の参照元として分離しにくい経路です。一方、Search Consoleでは2026年6月から、AI OverviewsやAI Modeで自社ページが表示された回数を確認できる生成AIパフォーマンスレポートが段階的に提供されています。現時点では生成AI経由のクリックを専用レポートで分離して確認できるわけではないため、GA4の流入データとSearch Consoleの生成AIでの表示データを組み合わせて見るのが実務的です。
AIリファラルが少ないのですが、問題がありますか?
多くのサイトでまだ規模の小さい経路のため、少ないこと自体が問題とは限りません。まずは計測できる状態を整えたうえで、推移を継続的に見ることをおすすめします。AI検索での引用が増えるほど発生機会も増える関係にあると考えられます。
AI経由のアクセスが増え始めた段階での対応は、AI経由のアクセスが増えたが、何をすればいいか分からないのページで整理しています。
関連用語
AI検索最適化(AIO・GEO)の進め方やサービス内容についてはAIO・GEO対策(AI検索最適化)のページもご覧ください。AI検索からの集客についてのご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。