用語集

Web制作・AIO・SEOに関する用語を解説します。

CTR(クリック率)とは?

SEO

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

要約

CTR(クリック率)とは、検索結果に表示された回数のうち、実際にクリックされた割合のことです。Click Through Rateの略で、クリック数を表示回数で割って求めます。検索順位だけで決まる数字ではなく、同じ順位でもキーワードによって大きく変わります。順位とあわせて、クエリごとに分けて見ることで実態がつかめます。

さらに詳しい内容をご覧になりたい方は下記も併せてお読みください。

CTR(クリック率)とは、検索結果に表示された回数のうち、実際にクリックされた割合のことです。Click Through Rateの略で、クリック数を表示回数で割って求めます。100回表示されて3回クリックされたなら、CTRは3%です。

先にお伝えしておくと、CTRは検索順位だけで決まる数字ではありません。同じ順位でも、キーワードによって大きく変わります。私たちが自社サイトで確認したときも、順位の高さとCTRが比例していませんでした

CTRとは何か、もう少し詳しく

Google Search Consoleの検索パフォーマンスでは、クリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位の4つが基本の指標として並んでいます。CTRはこのうち、表示回数に対するクリック数の割合です。

表示回数は、Googleの検索結果に自分のページへのリンクが表示された回数を指します。CTRは、その表示回数のうち、実際にクリックされた割合です。つまり、「検索結果に出たあと、どのくらい選ばれたか」を表す数字です。

なお、AI検索の普及にともない、表示回数だけが増えてCTRが下がって見えるケースも観測されています。詳しくはSearch Consoleで表示回数だけ増える理由で実測データとあわせて解説しています。

CTRを上げるためにできること

検索結果に出ているのにクリックされない場合、まず見直せるのは、検索結果に表示される部分です。

  • タイトルを見直す:長くなりすぎないようにし、そのページに何が書いてあるかが検索結果上で伝わる言葉にする
  • 説明文を見直すメタディスクリプションを、検索する人の疑問に答える内容にする
  • 検索意図とのずれを確認する:そのクエリで来た人が求めているものと、ページの中身が合っているかを見る
  • ページに合った構造化データを整える:検索結果で追加情報が表示される対象ページでは、内容を正しく伝えられるようにする

ただし、ここで整えたものがそのまま表示されるとは限りません。Googleは検索したキーワードに応じて、ページ本文から説明文を作り直すことがあります。タイトルも同様です。手を入れたあとは、実際の検索結果でどう表示されているかを確認することをおすすめします。

ENVY DESIGNの観察:同じ3位以内でも、CTRは31%とほぼ0%に割れた

【調査データ】自社サイトのSearch Consoleを、2026年1月1日から7月15日まで確認しました。期間中に50回以上表示され、平均掲載順位が3位以内だったクエリは31本。この31本が、はっきり2つに分かれていました。

CTRが15%以上の群は11本で、加重平均は約31%。CTRが2%未満の群は20本で、加重平均は約0.1%です。さらに、クリックされない群のほうが、平均順位はわずかに上でした(加重平均で1.6位。高い群は1.9位)。

クエリの中身を見ると、傾向がありました。CTRが高いのは、ツール名や技術的な作業名を含む具体的なクエリです。低いほうには、言葉の意味や操作方法を尋ねるもの、地域名と業種を組み合わせたもの、質問文がそのまま記録されたものが並びました。

【仮説】低いほうの群には、性質の違うものが混ざっていると考えています。検索結果の画面上で答えが得られて、クリックの必要がなかったもの。そして、表示のほとんどがパソコンからで、発生の仕方にも一定の規則性があったことから、通常のユーザー検索とは異なるアクセスが含まれている可能性も考えています。ただし、Search Consoleのデータだけでは、アクセスの主体や発生理由までは特定できません。

【調査条件】対象: envydesign.jp/期間: 2026年1月1日〜7月15日/対象クエリ: 表示回数50回以上かつ平均掲載順位3位以内/CTRが高い群: 15%以上/低い群: 2%未満/各群のCTR: クリック数の合計を表示回数の合計で割った加重平均/データ取得日: 2026年7月19日/母数の少ない一社の観察です

CTRを見るときの実務の注意点

  • サイト全体の平均だけを見ない:クエリ別・ページ別に分けると、まったく違う姿が見える
  • 指名検索を混ぜない:社名で調べられた場合は極端に高く出るため、全体が実態より良く見える
  • 表示回数の少ないクエリに注意:数回のクリックでCTRが大きく動く
  • 業界平均と比べすぎない:対象や期間で大きく変わるため、自社の同じクエリの推移で見るほうが確実

順位が高いのにクリックされない場合、原因はページの中身だけとは限りません。検索結果の画面上で答えが完結している可能性もあります。まずはクエリ別に分けて、何が起きているかを確かめることをおすすめします。

よくある質問

CTRは何%あればよいですか?

一律の基準はありません。キーワードの種類によって差が大きく、同じ順位でも数十%になるものと、ほとんど0%のものがあります。他社や業界平均と比べるより、自社の同じクエリで推移を追うほうが判断しやすくなります。

順位が上がればCTRも上がりますか?

必ずしもそうとは限りません。検索結果に広告やAIによる概要などが表示される場合、順位が高くてもページが見えにくくなることがあります。また、検索結果の画面上で答えが得られてしまう質問では、順位に関係なくクリックが発生しにくくなります。

CTRが低いページは、直したほうがいいですか?

まず、ページ全体のCTRだけで判断せず、どのクエリでCTRが低くなっているかを確認することをおすすめします。タイトルや説明文が検索意図と合っていない場合は、改善の余地があります。一方、検索結果だけで答えが完結する質問や、もともとクリックされにくい種類のクエリであれば、ページ側を直しても変わりにくいと考えられます。

CTRはどこで確認できますか?

Google Search Consoleの検索パフォーマンスで確認できます。クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位の4つが並んで表示され、クエリ別・ページ別・デバイス別に分けて見ることもできます。

関連する課題については、ホームページの効果をどう判断するかのページでも整理しています。

関連用語

検索結果での見え方やクリックのされやすさを含めたSEOの進め方については、SEOコンサルティングのページで考え方を紹介しています。

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに 500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。ディレクションだけでなく、デザイン・コーディングまで一貫して対応できるのが強みです。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

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