PerplexityBotとは?
要約
PerplexityBotとは、AI検索サービスのPerplexityが運用するWebクローラーで、Perplexityの検索結果にWebサイトを表示・リンクするための巡回を行うものです。公式の説明では、AIの基盤モデルの学習用データ収集には使われないとされています。拒否すると検索結果への表示機会が下がるため、学習用クローラーとは制御の考え方が異なります。
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PerplexityBotとは、AI検索サービスのPerplexityが運用するWebクローラーで、Perplexityの検索結果にWebサイトを表示・リンクするために巡回するものです。アクセスログには「PerplexityBot」を含むユーザーエージェント名で記録されます。
OpenAIのGPTBotやAnthropicのClaudeBotと並べて語られることが多いですが、役割には大きな違いがあります。Perplexityの公式ドキュメントでは、PerplexityBotはAIの基盤モデルの学習用データ収集には使われないと説明されています。学習用ではなく、検索表示用のクローラーです。
PerplexityBotとは何か、もう少し詳しく
Perplexityが公開しているクローラーは、役割の異なる2つです。
- PerplexityBot:Perplexityの検索結果にサイトを表示・リンクするための巡回です。公式は、検索結果に表示されるためにはPerplexityBotを許可することを推奨しています
- Perplexity-User:ユーザーがPerplexityに質問した際に、回答の正確性のためにページへアクセスするときのユーザーエージェントです。こちらも学習用途ではないと説明されています
Perplexityのrobots.txtへの対応は、以前とは変わっています。公式のヘルプセンターによると、以前はrobots.txtでブロックされたURLでも、ユーザーが特定のURLの要約を依頼することで内容を取得できる場合がありました。しかし、この機能は現在無効化されており、Perplexityは現在、PerplexityBotがrobots.txtに準拠してクロールすると説明しています。
また、2025年8月4日にはCloudflareが、Perplexityの公開クローラーをブロックしたサイトに対して、申告されていないユーザーエージェントや別のIPからアクセスしていたとする調査結果を公表しました。Perplexity側とは見解の相違があり、その後Perplexityはrobots.txtへの対応方針を改めて明文化しています。
ブロックの影響は「学習用クローラー」と逆向きに働く
GPTBotやClaudeBotの場合、拒否は主に「学習データからの除外」の意思表示であり、AI検索での表示とは切り分けて考えられます。一方、PerplexityBotは検索表示のためのクローラーなので、拒否すると、ページの全文または一部のテキストコンテンツがPerplexityにインデックスされなくなるため、検索結果で詳しく引用・参照される機会は下がると考えられます。ただし、Perplexityはブロックされたページについても、ドメイン名や見出し、短い事実要約をインデックスする場合があると説明しています。
つまり、同じ「AIクローラーをブロックする」という判断でも、対象によって影響の方向がまったく違います。Perplexity経由の露出や流入を重視するサイトであれば、PerplexityBotを拒否する理由は少ないと私たちは考えています。逆に、Perplexityでの表示自体を望まない場合には、robots.txtでの拒否が意思表示になります。
AIクローラーへの対応を検討する際は、「学習への利用」と「検索・ユーザーへの情報提供」のどちらに関わるクローラーなのかを、運用元の公式情報で確認してから判断することをおすすめします。PerplexityとChatGPT検索の引用のされ方の違いは、PerplexityとChatGPT検索の違いのページで詳しく比較しています。
ENVY DESIGNの視点と観察
【調査データ】自社サイト(envydesign.jp)では、Perplexity経由の訪問の変動の大きさを観測しています。グローバル平均と比べて2〜3倍の水準だった時期がある一方、2026年6月前半には半月間ほぼゼロに沈んだ期間もありました(詳細はAIO隔週レポート第4号)。
【仮説】Perplexityは回答に使う情報源の入れ替わりが速く、引用先の選ばれ方が時期によって大きく動くのではないかと推測しています。クローラーの巡回が続いていても流入が安定するとは限らない、という例だと捉えています。あくまで自社1サイトでの、母数の少ない観測です。
よくある質問
PerplexityBotをブロックするとPerplexityに表示されなくなりますか?
公式の説明では、PerplexityBotは検索結果への表示・リンクのためのクローラーとされており、拒否すると表示の機会が下がると考えられます。学習用クローラーの拒否とは影響の方向が異なるため、露出を重視する場合は許可しておく判断が自然です。
PerplexityBotは学習に使われますか?
Perplexityの公式ドキュメントでは、PerplexityBotもPerplexity-Userも、AIの基盤モデルの学習用データ収集には使われないと説明されています。
robots.txtでPerplexityのアクセスや表示を完全に止められますか?
Perplexityは現在、PerplexityBotがrobots.txtに従うと説明しています。ただし、robots.txtでページのクロールを拒否した場合でも、ドメイン名や見出し、短い事実に基づく要約をインデックスする場合があるとしています。そのため、「クロールを拒否すること」と「Perplexity上からサイトの情報を完全に消すこと」は同じではありません。
関連する課題については、AI検索(ChatGPT等)にホームページが出てこないのページでも整理しています。
関連用語
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