ゼロクリック検索とは?
要約
ゼロクリック検索とは、検索した人がどのサイトもクリックせず、検索結果の画面でその場で知りたいことを解決してしまう状態を指す言葉です。検索結果に答えが直接表示されるケースが増えたために起きています。近年はAIによる回答(AI Overviewsなど)も加わり、サイトを訪れず情報が得られる場面が広がっています。表示されてもクリックされない状況が増える可能性があります。
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ゼロクリック検索とは、検索した人が、検索結果からどのサイトもクリックせずに、その場で知りたいことを解決してしまう状態を指す言葉です。検索結果の画面に、答えが直接表示されるケースが増えたために起きています。たとえば「今日の天気」を調べると、検索結果の上部に天気が表示され、わざわざサイトを開かなくても済みます。近年はAIによる回答(AI Overviewsなど)も加わり、サイトを訪れずに情報が得られる場面がさらに広がっています。サイトを運営する側にとっては、表示はされてもクリックされない、という状況が増える可能性があります。
ゼロクリック検索とは何か、もう少し詳しく
従来の検索では、検索した人が結果の一覧からサイトを選んでクリックし、そのページで情報を得るのが一般的でした。しかし近年は、検索結果の画面そのものに答えが表示されることが増えています。
こうした表示には、次のようなものがあります。
- 強調スニペット:検索結果の上部に、答えの抜粋が表示される
- ナレッジパネル:企業名や人物名などの基本情報がまとめて表示される
- 天気・計算・翻訳:検索結果の画面で完結する
- AIによる回答:GoogleのAI OverviewsやAI検索サービスなど、AIが生成した回答が表示される
これらによって、検索した人はサイトを開かなくても目的を果たせるようになり、結果としてクリックが発生しない検索が増えていると考えられています。
なぜゼロクリック検索が注目されるのか
ゼロクリック検索が注目されるのは、サイトへのアクセス数(流入)に影響する可能性があるためです。検索結果に表示されても、クリックされなければ、サイトへの訪問にはつながりません。これまで検索流入を集客の柱にしてきたサイトにとっては、無視できない変化です。
特にAI検索が広がるなかで、「表示される(引用される)こと」と「クリックされること」は別のものとして考える必要が出てきました。AIの回答で自社の情報が参照・引用されても、そこにリンクがなかったり、リンクがあってもクリックされなかったりする場合があるためです。
実務ではどう捉えるか
ゼロクリック検索が増えても、「検索結果やAIの回答に表示されること」自体の価値がなくなるわけではありません。クリックされなくても、社名やサービスが表示されることで、認知につながる場面はあります。実務では、次のような視点が役立ちます。
- 表示されること自体を価値と捉える:クリックされなくても、認知や信頼につながる場面がある
- クリックしたくなる情報を用意する:検索結果だけでは分からない、深い情報をサイトに置く
- 指名検索や直接の問い合わせを増やす:検索以外の入口も育てる
検索流入だけに頼らず、表示・認知・問い合わせという複数の流れを意識することが、これからは大切になると考えられます。
ENVY DESIGNの視点と観察
ENVY DESIGNでは、自社サイトのアクセスやAI検索での表示状況を観察するなかで、表示やAIによる参照と、実際のクリック(訪問)が必ずしも一致しないケースがあると感じています。AIの回答で自社の情報が参照・引用されても、それがそのまま訪問につながるとは限らない、と感じています。
そのため、アクセス数だけを追うのではなく、「表示・参照されているか」「社名で検索されているか」「直接の問い合わせが来ているか」など、複数の指標で全体を見ることを意識しています。ゼロクリック検索が増えるなかでは、一つの数字だけで判断せず、いくつかの流れを合わせて捉えることが現実的だと考えています。
よくある誤解と関連用語
ゼロクリック検索について、「もう検索対策は意味がない」と誤解されることがあります。実際には、検索結果やAIの回答に表示されること自体が、ますます重要になっていると考えられます。クリックされるかどうかとは別に、まず表示・参照される存在になることが土台になります。そのうえで、検索結果だけでは得られない情報や体験、実績、具体例をサイトで提供することが、これまで以上に重要になると考えています。
【調査データ】一次情報としては、SparkToroの2024年ゼロクリック調査もあわせてご参照ください。
AIに正しく理解してもらう考え方についてはAIO対策と通常のSEOは何が違いますか?、AIに情報を伝える仕組みについては構造化データとは?もご参照ください。AI検索最適化(AIO・GEO)の進め方やサービス内容についてはAIO・GEO対策(AI検索最適化)のページもご覧ください。ゼロクリック検索とこれからのSEOの考え方についてはGoogle AI要約で進むゼロクリック検索とこれからのSEOもあわせてご参照ください。検索やAIからの集客についてのご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。