FAQ-001 公開  更新

アコーディオン型 FAQ

質問を一覧で並べ、押した質問の回答だけを開くFAQの設計です。
質問の一覧を一目で見渡しながら、必要な回答だけを読めます。
回答はページの中に含めたまま開閉し、すべて開く操作や、URLで特定の質問を開く仕組みまで備えることで、読み手が探しやすく、共有もしやすいFAQになります。

ワイヤーフレーム(PC)

アコーディオン型 FAQ PC版ワイヤーフレーム

ワイヤーフレーム(SP)

アコーディオン型 FAQ SP版ワイヤーフレーム

SP版の特徴

  1. 一覧は全幅・行を高く:指で押しやすいよう、行全体を押せる領域にし、高さを確保しています。質問文は省略せず、必要なら複数行に折り返します。
  2. すべて開くは残す:SPでも、まとめて読みたい人が1回で全部を開けるようにしています。
  3. 回答内のリンクは大きめに:回答から関連ページに進むリンクを、指で押しやすい大きさにしています。
  4. 問い合わせはCTAを全幅に:一覧を読み終えたところで、解決しなかった人がそのまま問い合わせに進めるようにしています。

採用前の判断ポイント

向いているケース

  • 質問の数が多く、一覧で見渡してから選んでもらいたい
  • 回答が短めで、1つずつ開いて読める長さに収まる
  • 料金ページやサービスページの下など、FAQがページの一部になっている
  • サービス、料金、手続き、申し込み前の疑問をまとめたページなど

向かないケース

  • 質問が3つ程度と少ない(開閉させずに、すべて表示する全文表示型の方が、読む手間がかかりません)
  • 回答が長く、表や手順、画像を多く含む(1問1ページにした方が読みやすく、検索の入口にもなります)
  • どの質問も読んでもらう必要がある重要な注意事項である(閉じた中に置かず、本文として表示します)

このワイヤーの特徴

質問の一覧を見渡してから、必要な回答だけを読める

回答をすべて表示すると、質問を探すためにページを長くスクロールすることになります。
質問だけを並べることで、自分の疑問に近い質問を一覧から見つけ、その回答だけを開いて読めます。

回答をページに含めたまま開閉し、ページ内検索からもたどり着ける

回答は押したあとに読み込むのではなく、最初からHTMLに含めます。
対応ブラウザでは hidden=”until-found” を使うことで、閉じた回答も、ページ内検索やURLから見つけたときに表示できます。
また、開閉ボタンに aria-expanded と aria-controls を設定することで、支援技術にも開閉状態と回答との関係を伝えられます。

すべて開く操作で、まとめて読みたい人にも応える

1つずつ開くのが手間な人や、印刷して読みたい人もいます。
「すべて開く」を用意することで、拾い読みしたい人とまとめて読みたい人の両方に、同じFAQで応えられます。

URLで特定の質問を開き、案内や共有に使える

問い合わせへの返信やチャットで「この質問を見てください」と案内するとき、FAQのページを開いてから探してもらうのは手間です。
質問ごとにIDを付け、URLで開いた状態にできるようにすることで、必要な回答を直接案内でき、共有もしやすくなります。

SPでは行全体を押せる領域にし、押し間違いを減らす

SPでは、質問の行全体を押せる領域にし、行の高さを確保しています。小さなアイコンを狙って押す必要がなく、指でも押し間違えにくくなります。

制作時のよくある失敗

回答を、押してから読み込む作りにしている

回答をあとから読み込むと、ページ内検索で見つからず、支援技術でも内容が伝わりにくくなります。
回答は最初からページに含め、表示だけを切り替えます。

開閉のアイコンだけが押せる

小さな+ボタンだけが押せる作りでは、質問文を押しても開かず、特にSPでは押しにくくなります。
質問の行全体を押せる領域にします。

1つ開くと、他が自動で閉じる

1つだけ開く作りは画面がすっきりしますが、2つの回答を見比べたいときに不便です。
自動で閉じる動きは、必要な場合に限ります。

重要な注意事項を、閉じた中にしまっている

解約の条件や料金に関わる注意事項など、読んでもらう必要がある内容をFAQの閉じた中に置くと、読まれない可能性があります。
重要な条件は、料金やサービスの説明の本文に書き、FAQは補足にします。

URLやページ内検索で開いたとき、開閉状態がずれている

URLのハッシュや hidden=”until-found” で回答を表示したときに、+/−の表示や aria-expanded が閉じた状態のままにならないようにします。
表示状態、アイコン、ARIA属性を同時に更新します。

構造化データと、表示している文面が違う

FAQPageの構造化データに、ページに表示していない質問や、表示と違う回答を入れるのは避けます。
構造化データを出す場合は、表示している質問と回答をそのまま使います。

よくある質問

最初から1つ目の質問を開いておいたほうがいいですか?

アコーディオンであることが伝わりやすくなるため、よく読まれる質問を1つ開いておく方法があります。
一方で、すべて閉じた状態の方が質問の一覧を見渡しやすくなります。
質問の数と、最初に読んでほしい質問があるかどうかで決めます。

FAQの構造化データは、今も入れたほうがいいですか?

Googleは2026年5月7日以降、FAQのリッチリザルトを検索結果に表示しなくなり、同年6月にはFAQPageに関するGoogle検索向けのドキュメントも削除しました。
そのため、Google検索でFAQのリッチリザルトを表示する目的で入れる必要は、現在はありません。
一方、FAQPage自体はSchema.orgに定義されている型で、ほかのシステムで利用する目的がある場合などには使えます。
入れる場合は、ページに表示している質問と回答と一致させます。

閉じている回答も、検索やAIに読まれますか?

回答を最初からHTMLに含めていれば、ページの内容としては存在します。
ただし、どの程度重視されるかは検索エンジンやAIの仕様によって異なるため、特に読まれてほしい内容は、閉じた中だけに置かず本文でも触れておくと安心です。

全文表示型とは何が違いますか?

全文表示型は、開閉させずに質問と回答をすべて表示する型です。
質問が少ない場合や、回答をすべて読んでもらいたい場合に向きます。
この型は、質問が多く、一覧から選んで読んでもらいたい場合に向いています。

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このPatternを書いた人

岡野 優太

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。情報設計・ディレクション・デザインを中心に、Webサイトの企画から改善まで携わっています。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

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  1. 公開 アバター画像岡野 優太 この型を公開