FAQ-006 公開  更新

回答評価型 FAQ

回答の下で「この回答で解決しましたか?」と聞き、解決しなかった人を関連する質問や問い合わせへ案内するFAQの設計です。
「いいえ」の理由を選択肢で聞くことで、読み手の負担を増やさずに、どの回答が分かりにくいのかを質問ごとに把握できます。
読んで終わりではなく、解決したかどうかまで確かめるFAQになります。

ワイヤーフレーム(PC)

回答評価型 FAQ PC版ワイヤーフレーム

ワイヤーフレーム(SP)

回答評価型 FAQ SP版ワイヤーフレーム

SP版の特徴

  1. 「はい」「いいえ」は半分ずつの幅:回答を読み終えた位置で、親指で押しやすい大きさにしています。
  2. 理由の選択肢は縦に全幅:横に並べると文字が折り返して読みにくくなるため、1つずつ全幅にしています。
  3. 自由記述欄は2行程度の高さ:長い入力を求めていないことが伝わるよう、入力欄を小さめにしています。キーボードが出ても送信ボタンが隠れないようにしています。
  4. 問い合わせのボタンは全幅に:解決しなかったときに、そのまま問い合わせへ進めるようにしています。

採用前の判断ポイント

向いているケース

  • 解決しなかった人を、関連する質問や問い合わせへつなぎたい
  • 回答の分かりにくさを質問ごとに把握して、直していきたい
  • 問い合わせの前に、まずFAQを読んでもらいたい
  • サービスのサポートページ、ヘルプセンター、会員向けのFAQなど

向かないケース

  • 質問が数問だけで、回答を見直す予定がない(評価を集めても使われません)
  • 集めた評価を見て回答を直す担当者や時期を決められない(「いいえ」が増えても放置され、答えた人の手間だけが残ります)
  • 読み手が目的の質問にたどり着けていない(先に検索型やカテゴリ分け型で、探しやすくする方が効果的です)

このワイヤーの特徴

解決しなかった人を、その場で次の行き先へ案内できる

回答を読んでも解決しなかった人は、何もしなければそのままページを離れます。
「いいえ」を押した場所に関連する質問と問い合わせを出すことで、解決しなかった人を、その場で次の行き先へ案内できます。

どの回答が分かりにくいかが、質問ごとに分かる

問い合わせの数だけを見ても、どのFAQが役に立っていないのかは分かりません。
質問ごとに評価を集めることで、直す必要がある回答から順に見直せるようになります。

理由を選択肢で聞くので、答える負担が小さい

「なぜ解決しなかったのか」を文章で書いてもらうのは、読み手にとって負担です。
よくある理由を選択肢にし、押すだけで答えられるようにすることで、理由まで集めやすくなります。

問い合わせに、読んでいた質問を引き継げる

問い合わせに進んだ人に、どの質問を読んだのかを最初から書いてもらうのは手間です。読んでいた質問をフォームに引き継ぐことで、受け取る側も状況をつかみやすくなります。

SPでは回答のすぐ下に、押しやすい大きさで置ける

SPでは「はい」「いいえ」を半分ずつの幅で並べています。回答を読み終えた位置で、指を動かさずに押せます。
理由の選択肢は縦に並べ、文字が折り返さないようにしています。

制作時のよくある失敗

「いいえ」を押しても、何も起きない

「フィードバックありがとうございました」と表示するだけでは、解決しなかった人はそこで行き止まりになります。
「いいえ」の後には、関連する質問と問い合わせの導線を出します。

理由の入力を必須にしている

理由を書かないと送信できない作りにすると、評価そのものを押してもらえなくなります。
「いいえ」を押しただけで記録し、理由と自由記述は任意にします。

評価を集めるだけで、見直しに使われていない

評価の欄を置いても、集計を見る人と時期が決まっていないと、同じ回答が分かりにくいまま残ります。
公開前に、誰がどのくらいの間隔で集計を見て回答を直すのかを決めておきます。

自由記述に個人情報を書かせてしまう

自由記述欄を置くと、名前や電話番号、契約の番号を書く人が出てきます。
欄の近くに「個人情報は入力しないでください」と書き、個人への返信が必要な内容は問い合わせへ案内します。
自由記述を保存する場合は、誰が確認するか、いつまで保存するかもあらかじめ決めておきます。

閉じている質問にも評価の欄が並んでいる

すべての質問の下に評価の欄があると、一覧が長くなり、質問を探しにくくなります。
評価の欄は、開いた回答の下にだけ表示します。

よくある質問

「はい/いいえ」と星の数では、どちらがいいですか?

「この回答で解決したか」を確かめる用途では、「はい/いいえ」の2択が向いています。
知りたいのは解決したかどうかで、満足度の細かな違いではないためです。
星の数にすると、3と4の違いのように、押す人によって意味がばらつきやすくなります。
満足度や品質を細かく聞きたい場合は、星や段階評価にも使いどころがあります。

「役に立った人の数」は表示したほうがいいですか?

評価の数が少ないうちは、表示しない方が無難です。
「1人の役に立ちました」のような表示は、かえって回答の信頼を下げることがあります。
表示する場合は、ある程度の数が集まってからにし、並び順の決め手にはしない方が安全です。

集めた評価は、どう使えばいいですか?

質問ごとに「いいえ」の割合と理由を並べ、割合が高く、評価の数もある程度ある質問から回答を見直します。
回答を書き直したら、その日を記録し、書き直す前と後の割合を分けて見ると、直した効果を確かめやすくなります。

ほかのFAQの型と、どう組み合わせますか?

回答評価型は、回答の下に足す形の型です。
アコーディオン型やカテゴリ分け型、検索型、ステップ案内型と組み合わせて使えます。
ほかの型が「どう見せるか」「どう探してもらうか」を決めるのに対し、回答評価型は「読んだ人が解決できたか」を確かめる役割を持ちます。

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このPatternを書いた人

岡野 優太

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。情報設計・ディレクション・デザインを中心に、Webサイトの企画から改善まで携わっています。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

レビュー・修正の履歴

  1. 公開 アバター画像岡野 優太 この型を公開