FORM-002 公開  更新

ステップ分割型 フォーム

聞く項目が多いフォームを、意味のまとまりごとに複数のステップに分け、1段ずつ進めてもらう設計です。
1段あたりの量が少なくなるため、読み手は始めるときの負担を感じにくくなります。
答えやすい項目から始め、今どの段にいるかを常に見せることで、長いフォームでも最後まで進みやすくなります。

ワイヤーフレーム(PC)

ステップ分割型 フォーム PC版ワイヤーフレーム

ワイヤーフレーム(SP)

ステップ分割型 フォーム SP版ワイヤーフレーム

SP版の特徴

  1. 進捗は1行にまとめる:狭い画面でステップ名を横に並べると入り切らないため、「ステップ 2 / 3」と今の段の名前を1行で表示しています。
  2. 「次へ」は全幅、「戻る」は文字だけのボタン:よく使う「次へ」を目立たせ、「戻る」と押し間違えにくくしています。
  3. 段が変わったら見出しの位置へ:次の段に進んだとき、画面の途中から始まらないよう、その段の見出しが見える位置へ移動します。
  4. 1段が短く、スクロールが少ない:1段あたりの項目が少ないため、狭い画面でも入力欄を探して長くスクロールせずに済みます。

採用前の判断ポイント

向いているケース

  • 聞く項目が多く、意味のまとまりで分けられる
  • 見積もりや申し込みのように、条件を順番に聞きたい
  • 最初の負担を小さくして、連絡先は後で聞きたい
  • 見積もり依頼や申し込みのフォームなど

向かないケース

  • 項目が少なく、1ページで無理なく入力できる(1ページ完結型が向きます)
  • 意味のまとまりを作れず、細かく分けるだけになる(「次へ」の操作が増えるだけになります)
  • 相談の種類によって、聞く内容が大きく変わる(選んだ内容で項目を出し分ける条件分岐型が向きます)

このワイヤーの特徴

1段あたりの量が少なく、始めやすい

項目の多いフォームを1ページに並べると、開いた瞬間の量に圧倒されて、始める前にやめる人が出てきます。意味のまとまりで段に分けることで、1段ずつ少しの量で進められます。

答えやすい質問から始め、連絡先は後で聞ける

問い合わせフォームでは、最初から名前や電話番号などの個人情報を多く求めると、入力を始める心理的な負担になることがあります。相談の内容から聞き始めることで、読み手は自分の状況を整理しながら進められます。

今どこにいて、あと何段あるかが分かる

終わりが見えないフォームは、途中で不安になります。ステップ名と「2 / 3」のような表示で、今の位置と残りを常に見せています。

段ごとに確認するので、エラーをその場で直せる

最後にまとめてエラーが出ると、前の段まで戻って探すことになります。「次へ」を押した時点でその段だけを確認するので、直す場所がすぐ近くにあります。

SPでは1段が短く、スクロールが少ない

SPでは、長いフォームほどスクロールの量が増えます。1段の項目が少ないため、入力欄を探して画面を大きく動かさずに済みます。
「戻る」は文字だけのボタンにして、「次へ」と押し間違えにくくしています。

制作時のよくある失敗

進捗の表示がなく、あと何段あるか分からない

段の数も今の位置も分からないと、読み手はいつ終わるのか見当がつきません。
ステップ名と、今の段と全体の段数を表示します。

「戻る」で前の段に戻ると、入力が消えている

前の段を見直そうとして戻ったら入力が消えていた、ということが起きると、最初から入れ直す手間がかかり、途中で離脱する要因になります。
段を行き来しても、入力した内容は残します。

1問ずつに細切れにして、「次へ」ばかり押させる

段を細かく分けすぎると、1問ごとに「次へ」を押すことになり、かえって手間が増えます。
名前と会社名、連絡先のように、一緒に聞く項目は同じ段にまとめます。

最初の段で、いきなり個人情報を聞く

問い合わせや見積もりのフォームで、1段目から名前・電話番号・メールアドレスをまとめて求めると、入力を始める負担が大きくなり、離脱の要因になることがあります。
相談の内容など答えやすい項目から始め、連絡先を後の段に置く方法を検討します。

最後に、入力した内容をまとめて見直せない

段に分けると、前の段で何を入れたかが見えなくなります。
最後の段で入力内容を段ごとに一覧にし、それぞれ修正できるようにします。

よくある質問

何段に分けるのがよいですか?

決まった数はありませんが、段の数はできるだけ少なくするのが基本です。
「相談の内容」「連絡先」「確認」のように、1段ごとに意味のまとまりがあると、読み手は今何を答えているのかを理解しやすくなります。
各段が細かくなりすぎて「次へ」を何度も押す必要がある場合は、段をまとめられないか見直します。

1ページ完結型と、どちらを選べばよいですか?

項目が少なく1ページで無理なく入力できるなら、1ページ完結型の方が操作は少なく済みます。
見積もりのように聞く項目が多い場合や、答えやすい質問から順番に聞きたい場合は、ステップ分割型が向きます。
迷う場合は、項目を並べてみて、1ページで長すぎると感じるかどうかで判断します。

最後の段は、確認画面と同じですか?

ステップ分割型でも、確認の段が必須というわけではありません。
このワイヤーでは、前の段で入力した内容をまとめて見直せるよう、最後に確認の段を設けています。
申し込みや見積もり依頼など、入力内容を送信前に確認したい場合に向いています。
1ページで入力してから確認の画面を挟む形は、確認画面型として整理しています。

途中で閉じた人の入力は、残したほうがよいですか?

残すと、戻ってきた人が続きから入力できます。
一方で、共用の端末では他の人に見られるおそれがあります。
残す場合は、個人情報を含む項目を保存しないか、保存する期間を短くするなど、扱いを決めてから実装します。

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このPatternを書いた人

岡野 優太

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。情報設計・ディレクション・デザインを中心に、Webサイトの企画から改善まで携わっています。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

レビュー・修正の履歴

  1. 公開 アバター画像岡野 優太 この型を公開