FV-005 公開  更新

目的入力型 ファーストビュー

ページを開いて最初に見える画面に、検索や条件の選択を置き、すぐに探し始められるようにするファーストビューの設計です。
見出しで何を探せるサイトかを伝え、入力する項目は少なく絞ります。
必要に応じて検索前に該当する件数を示し、0件になりそうな場合は条件を見直せるようにします。
条件を決めていない人にも別の入口を用意することで、探しに来た人を最初の画面から次の行動へ進めます。

ワイヤーフレーム(PC)

目的入力型 ファーストビュー PC版ワイヤーフレーム

ワイヤーフレーム(SP)

目的入力型 ファーストビュー SP版ワイヤーフレーム

SP版の特徴

  1. 選択欄は縦に並べる:横に並べると選択肢の文字が切れるため、1項目ずつ横いっぱいにしています。
  2. 文字の大きさは16px程度以上を目安に:小さな文字で入力しにくくならないようにし、一部のモバイルブラウザで選んだときに意図せず拡大されることも避けやすくしています。
  3. 任意の条件はボタンの前に:選んだ条件が検索結果に反映される順番どおり、主な条件、任意の条件、検索ボタンの順に並べています。
  4. 件数はボタンの中に:狭い画面でも、押す前に該当する件数が目に入るようにしています。

採用前の判断ポイント

向いているケース

  • 読み手が、探したい条件をある程度決めて来ることが多い
  • 物件、求人、商品、空き状況など、一覧から探すことが主な目的のサイト
  • 探すときの条件(地域、価格帯、日付など)が、多くの人で共通している
  • 不動産、求人、予約、ECなどのトップページ

向かないケース

  • 探すものより、会社やサービスの説明を先に伝えたい(一文訴求型が向きます)
  • 読み手が、自分に合うものをまだ決められていない(立場ごとに入口を分ける入口分岐型や、質問に答えて提案する診断開始型が向きます)
  • 探す対象の数が少なく、一覧を見れば足りる(検索の入口を置くと、かえって手間が増えます)

このワイヤーの特徴

ページを開いてすぐに、探し始められる

物件や求人、空き状況などを探しに来た人にとって、最初にしたいことは「探すこと」です。最初の画面に検索の入口を置き、読み進めなくても条件を選んで探し始められるようにしています。

何を探せるサイトかが、見出しで分かる

入力欄だけが並んでいると、何を探すためのサイトなのかが分かりにくくなります。見出しで「どの地域の、何を、どの条件から探せるか」を伝え、その下に入力欄を置いています。

入力する項目を、最初は少なく絞る

最初の画面で多くの条件を選ばせると、探し始めるまでの手間が増えます。このワイヤーでは駅と家賃の2つに絞り、こだわりの条件は任意にして、細かい条件は次の画面で絞り込めるようにしています。

探す前に、該当する件数が分かる

検索したあとに「0件」と表示されると、条件を選び直す手間がかかります。このワイヤーでは、条件を変えるたびにボタンの中に該当する件数を表示し、探す前に結果の多さの見当が付くようにしています。
件数の計算が重いサイトでは、0件のときの案内を手厚くする方法もあります。

条件を決めていない人にも、行き先がある

まだ条件が決まっていない人にとって、入力欄は入り口になりにくいことがあります。「条件を決めずに、新着物件を見る」という別の入口を、検索の下に用意しています。

制作時のよくある失敗

入力欄だけで、何のサイトか分からない

最初の画面に検索欄だけを大きく置くと、何を探せるのか、どの地域が対象なのかが伝わりません。
見出しで探せる内容と範囲を示してから、入力欄を置きます。

最初の画面で、多くの条件を入力させる

エリア、家賃、間取り、築年数、設備などを最初からすべて並べると、探し始める前に疲れてしまいます。
最初は選ばれやすい2〜3項目に絞り、細かい条件は結果の画面で絞り込めるようにします。

検索すると0件で、行き止まりになる

条件の組み合わせによっては、該当が0件になることがあります。
探す前に件数を示すか、0件のときに条件をゆるめる案や、近い条件の結果を示し、行き止まりにしないようにします。

入力欄の中の薄い文字だけで、何を入れるか示す

入力欄の中の説明文(プレースホルダー)だけでは、入力を始めると見えなくなり、読み上げでも伝わりにくいことがあります。
入力欄には、見えるラベルを付けます。

結果から戻ると、選んだ条件が消えている

検索結果から戻ったときに条件が初期に戻っていると、同じ操作を繰り返すことになります。
共有や再表示に向く条件は検索結果のURLに含め、戻ったときにも選択状態を復元します。
ただし、個人情報や外部に残したくない条件はURLに載せないようにします。

よくある質問

最初の画面の入力項目は、いくつがよいですか?

読み手が最初に決めやすい2〜3項目が目安です。
多くの人が最初に絞り込む条件(地域、価格帯、日付など)を選び、ほかの条件は結果の画面で追加できるようにします。

自由に言葉を入れる検索欄だけではいけませんか?

言葉で探したい人には便利ですが、何を入れればよいか迷う人もいます。
自由入力の欄を置く場合は、入力の例や、よく探されている条件をあわせて示すと、探し始めやすくなります。

該当する件数の表示は、必要ですか?

必ずしも必要ではありませんが、探す前に件数が分かると、0件を避けて条件を選びやすくなります。
件数を出すと表示が遅くなる場合は、0件のときの案内を手厚くする方法もあります。

質問に答えて探す形とは、どう違いますか?

この型は、読み手がすでに探したい条件を持っている場合に向いています。
自分に合うものが分からない人に、いくつかの質問で行き先を案内する場合は、立場ごとに入口を分ける形(入口分岐型)や、質問に答えてプランを提案する形(診断開始型)が向きます。

関連ページ

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このPatternを書いた人

岡野 優太

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。情報設計・ディレクション・デザインを中心に、Webサイトの企画から改善まで携わっています。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

レビュー・修正の履歴

  1. 公開 アバター画像岡野 優太 この型を公開