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全画面メニュー型 ヘッダー

メニューボタンを押すと、画面全体を覆うメニュー(グローバルナビ)を開く設計です。
主要なページを大きな文字でゆったり並べられるため、SPでも項目を選びやすく、相談の入口や連絡先もメニューの中にまとめられます。
画面全体を覆っている間は背面のページを操作できないようにし、閉じたら開いたボタンへフォーカスを戻すなど、ダイアログ(モーダル)として扱います。

ワイヤーフレーム(PC)

全画面メニュー型 ヘッダー PC版ワイヤーフレーム

ワイヤーフレーム(SP)

全画面メニュー型 ヘッダー SP版ワイヤーフレーム

SP版の特徴

  1. 項目は大きな文字で縦に:指で押しやすく、開いた画面で見渡せるよう、主要なページを大きな文字で縦に並べています。
  2. 相談と連絡先もメニューの中に:メニューを開いた人がそのまま相談へ進めるよう、主要なページの下にまとめています。
  3. 閉じるボタンは開くボタンと同じ位置:開いたあとに閉じ方を探さなくて済むよう、同じ場所に「閉じる」の文字付きで置いています。
  4. 背面は操作できないように:画面全体を覆っている間は、背面のページを誤って押したり、読み上げで背面に移ったりしないようにしています。

採用前の判断ポイント

向いているケース

  • SPで、主要なページを大きく押しやすく並べたい
  • メニューの中に、相談の入口・連絡先・補助的なリンクもまとめて見せたい
  • 主要なページが少なめで、メニューを開いた画面で見渡せる
  • ブランドサイトや店舗サイトなど、ヘッダーの見た目をすっきりさせたいサイト

向かないケース

  • PCで、主要なページへのメニューを常に見せておきたい(メニューを横一列に並べる横並び型が向きます)
  • 子ページまで含めて項目が多く、分類ごとに開閉して見せたい(分類ごとに子ページを開くドロップダウン型のSPの形が向きます)
  • メニューを開いたまま、背面のページの内容も見ていたい(ヘッダーの下に一覧を開く形が向きます)

このワイヤーの特徴

主要なページを、大きく押しやすく並べられる

ヘッダーの下に開く一覧では、画面の一部しか使えず、項目が詰まって見えることがあります。画面全体を使い、主要なページを大きな文字でゆったり並べて、SPでも押しやすくしています。

相談の入口と連絡先も、メニューの中で見せられる

メニューを開いた人の中には、そのまま相談したい人もいます。主要なページの横(SPでは下)に、相談ボタンと電話番号、補助的なリンクをまとめています。

開いている間は、メニューだけに集中できる

画面全体を覆っているのに背面のページを操作できると、誤って背面のリンクを押したり、読み上げソフトで背面の内容に移ったりします。開いている間は背面を操作と読み上げの対象から外し、Tabキーでの移動もメニューの中にとどめています。

閉じ方に迷わず、閉じたあとも元の位置に戻れる

閉じるボタンが見つけにくかったり、閉じたあとにフォーカスがページの先頭へ戻ったりすると、今どこにいたのかを見失います。閉じるボタンを開くボタンと同じ位置に置き、Escキーでも閉じられるようにして、閉じたらメニューボタンにフォーカスを戻しています。

今どのページを見ているかが、メニューの中でも分かる

画面全体を覆うと、背面のページの見出しが見えなくなります。メニューの中で、表示中のページに線と「表示中」のラベルを付けています。

制作時のよくある失敗

PCでも、主要なページをメニューボタンの中に隠す

見た目はすっきりしますが、どんなページがあるのかが最初の画面で分からず、移動の手数も増えます。
主要なページを常に見せたい場合は、PCではヘッダーに並べ、SPだけ全画面メニューにする形も検討します。

開いたあとも、背面のページを操作できてしまう

画面全体を覆っているのに、Tabキーで背面のリンクへ移れたり、読み上げソフトで背面の内容が読まれたりすると、今どこを操作しているのかが分からなくなります。
背面を操作と読み上げの対象から外し、フォーカスをメニューの中にとどめます。
dialog 要素を showModal() で開く場合はブラウザが背面を操作できない状態にし、独自に組む場合は inert 属性などで外します。

閉じるボタンが見つけにくい

開くボタンと違う位置にあったり、小さな「×」だけだったりすると、閉じ方を探すことになります。
開くボタンと同じ位置に「閉じる」の文字を添えて置き、Escキーでも閉じられるようにします。

閉じたあと、フォーカスがページの先頭に戻る

閉じたときにフォーカスの行き先を決めていないと、キーボードで操作している人はページの先頭から移動し直すことになります。
閉じたら、開いたときのメニューボタンにフォーカスを戻します。

メニューの上で、背面のページがスクロールしてしまう

メニューの上で指を動かしたときに背面のページがスクロールすると、閉じたときに読んでいた位置がずれます。
開いている間は背面のスクロールを止め、メニューが長い場合はメニューの中だけをスクロールできるようにします。

開閉の動きが大きく、時間がかかる

画面全体が大きくスライドしたり、ゆっくり表示されたりすると、開くたびに待たされ、動きが苦手な人には負担になります。
動きは短く控えめにし、動きを減らす設定の利用者には動きを省きます。

よくある質問

全画面メニュー型と、ヘッダーの下に一覧を開く形は、どのように使い分けますか?

項目を大きく見せたい場合や、相談の入口や連絡先もメニューの中にまとめたい場合は、全画面メニュー型が向いています。
開いたまま背面の内容も見ていたい場合や、少ない項目を手軽に開閉したい場合は、ヘッダーの下に一覧を開く形が扱いやすいです。
全画面メニュー型はモーダルとして扱う分、フォーカスや背面の扱いなど、実装で確かめる点が増えます。

全画面メニューを開いたとき、フォーカスはどこへ移せばよいですか?

メニューの中へ移します。
このワイヤーでは閉じるボタンへ移していますが、最初の項目へ移す方法もあります。
どちらの場合も、フォーカスが背面のページに残らないこと、閉じたらメニューボタンへ戻すことを確かめます。

PCでも、全画面メニューにしてよいですか?

使うことはできますが、主要なページがメニューボタンの中に隠れます。
見た目を優先するブランドサイトなどで使われることがある一方、主要なページへの移動を重視する場合は、PCではヘッダーにメニューを並べ、SPだけ全画面メニューにする形が扱いやすいです。

メニューの中に、画像や大きな背景を入れてもよいですか?

印象づけに使うことはできますが、項目の文字が背景に埋もれて読みにくくならないか、読み込みが重くならないかを確かめます。
このワイヤーでは、白い背景に文字だけで項目を並べています。

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このPatternを書いた人

岡野 優太

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。情報設計・ディレクション・デザインを中心に、Webサイトの企画から改善まで携わっています。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

レビュー・修正の履歴

  1. 公開 アバター画像岡野 優太 この型を公開