MDL-002 公開  更新

情報表示型 モーダル

キャンセルの決まりや用語の説明など、本文から外れる補足の情報を、ページを移らずに読めるようにする設計です。
読み手が今の作業の流れを保ったまま、必要な情報だけを確かめられるようにします。

ワイヤーフレーム(PC)

情報表示型 モーダル PC版ワイヤーフレーム

ワイヤーフレーム(SP)

情報表示型 モーダル SP版ワイヤーフレーム

SP版の特徴

  1. 高さを画面いっぱいにしない:後ろのページが少し見え、元の画面の上に開いていることが分かるようにするためです。内容の量と端末の高さに合わせ、8割程度を目安にしています。
  2. 中身だけをスクロールさせる:SPでも閉じるボタンと下のボタンを見失わないようにするためです。

採用前の判断ポイント

向いているケース

  • 今の作業の途中で、補足の情報を確かめてもらいたい
  • 予約や申し込みの途中で、決まりや条件を読んでもらう
  • 補足の情報が数段落で収まる

向かないケース

  • 補足の情報が長く、ページとして読んだほうがよい(別のページにして、リンクで案内します)
  • 検索や共有で、その情報を直接開いてもらいたい(モーダルの中身はURLで開けません)

このワイヤーの特徴

作業の流れを保ったまま、補足を読める

補足の情報をモーダルで開き、読み終えたら元の作業の場所に戻れるようにしています。
別のページへ移ると、入力の途中の内容や読んでいた位置を見失うことがあります。

開くリンクの名前で、中身を伝える

開くボタンは「キャンセルと日程変更の決まり」のように中身の名前にしています。
「こちら」「詳しくはこちら」では、何が開くのかが分かりません。

長い内容は、中身だけをスクロールさせる

題名と閉じるボタン、下のボタンは固定し、中身だけをスクロールさせています。
内容が長くても、閉じる方法を見失いません。
固定する部分は、本文の領域を圧迫しない高さにとどめます。

閉じる方法を、上と下の両方に置く

右上の「閉じる」と、読み終えた位置にある「内容を確認しました」の両方で閉じられるようにしています。
Escキーや背景を押しても閉じ、開いたボタンに戻ります。

制作時のよくある失敗

ページ全体の情報を、モーダルに詰め込む

利用規約の全文のような長い情報をモーダルに入れると、読みにくく、検索や共有もできません。
長い情報はページにし、モーダルには要点だけを入れます。

モーダルの中から、さらにモーダルを開く

モーダルの上に別のモーダルが重なると、読み手はどこに戻ればよいか分からなくなります。
重ねずに、1つのモーダルの中で内容を切り替えるか、ページへ移ります。

閉じるボタンが、スクロールで見えなくなる

閉じるボタンが中身と一緒にスクロールすると、読み終えたあとに閉じる方法を探すことになります。
閉じるボタンは固定して表示します。

開いたときに、後ろのページがスクロールする

モーダルの中をスクロールしたときに後ろのページまで動くと、閉じたあとに元の位置が変わります。
開いている間は後ろのページのスクロールを止めます。

よくある質問

情報表示のモーダルと、開閉式(アコーディオン)は、どう使い分ければよいですか?

ページの流れの中で続けて読んでもらう補足なら、開閉式のほうがページの内容として残ります。
作業の途中で一時的に確かめる情報なら、モーダルが向くと考えられます。

モーダルの中身は、検索エンジンに読まれますか?

ページのHTMLに含まれていれば読まれる可能性はありますが、開かないと見えない情報として扱われることもあります。
検索で見つけてもらいたい情報は、ページとして用意します。

モーダルは、dialog 要素で作ったほうがよいですか?

dialog 要素を showModal() で開くと、後ろのページを操作できない状態やEscキーで閉じる動きをブラウザが用意してくれます。
独自に作る場合は、role=dialog と aria-modal=true を付け、操作を閉じ込める処理と閉じたあとに元の場所へ戻す処理を自分で用意します。

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このPatternを書いた人

岡野 優太

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。情報設計・ディレクション・デザインを中心に、Webサイトの企画から改善まで携わっています。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

レビュー・修正の履歴

  1. 公開 アバター画像岡野 優太 この型を公開