FAQのUIデザイン

FAQのUIデザインを、設計パターンとして整理したページです。
質問の数や読み手の探し方によって、向いている型が変わります。
アコーディオン型、全文表示型、カテゴリ分け型など、質問の量と探し方に合わせて選べるようにまとめています。

6 patterns

型の選び方を見る ↓

FAQの型の一覧

FAQの型の選び方

FAQの型は、「質問をどう見せるか」「読み手にどう探してもらうか」「解決したかをどう確かめるか」の3つで変わります。まず問い1で見せ方の型を1つ選び、質問の数や読み手に合わせて問い2・問い3の型を組み合わせます。型を選んだら、各Patternのページでワイヤーフレームとプロンプト、動くデモを確認できます。

問い1:質問をどう見せますか?

FAQの土台になる型です。質問の数と、回答を閉じておく必要があるかで選びます。

質問の数と回答の見せ方向く型
質問が少なく、回答を閉じずにそのまま読める全文表示型
質問が多く、必要な回答だけを選んで読みたいアコーディオン型

問い2:読み手にどう探してもらいますか?

質問が多く、一覧だけでは目的の質問にたどり着きにくい場合に加える型です。読み手の探し方に合わせて選びます。

読み手の探し方加える型
「料金」「契約」のように、質問が分野ごとにまとまっているカテゴリ分け型
「解約」「領収書」のように、自分の言葉で探したい検索型
契約前か契約中かなど、立場や状況によって見るべき質問が分かれるステップ案内型

問い3:解決したかをどう確かめますか?

確かめたいこと加える型
回答で解決したかを聞き、解決しなかった人を次の行き先へ案内したい。集めた評価で回答を見直していく回答評価型

FAQの型の比較

型役割解決すること向くページ
アコーディオン型見せ方多くの質問を見渡し、必要な回答だけを開いて読めるサービスや料金、手続きのFAQ
全文表示型見せ方押す手間なく、すべての回答を上から読める料金やサービスのページの下、申し込み前の確認事項
カテゴリ分け型探し方分野を選んで、関係する質問だけに絞り込めるサービスサイトのFAQページ、契約のあるサービス
検索型探し方自分の言葉で、どこにあるか分からない質問にたどり着けるヘルプページ、質問が数十問あるFAQ
ステップ案内型探し方探す言葉が浮かばなくても、選ぶだけでたどり着ける会員向けのヘルプ、立場の違う読み手が来る窓口
回答評価型解決の確認解決しなかった人を案内し、分かりにくい回答を見つけられるサポートページ、ヘルプセンター

すべての型に共通する設計の原則

FAQの型を作る中で、型が違っても繰り返し出てきた原則です。どの型を選んでも、次の点は同じように確かめます。

  • 質問と回答は、初期表示のHTMLに含めることを基本にする。押してから回答を読み込む作りにせず、開閉は表示だけを切り替える。検索型と組み合わせる場合は、閉じている回答も検索の対象にする
  • 質問・カテゴリ・選択肢は、読み手の言葉で書く。社内の呼び方や部署の分け方をそのまま使わない
  • 質問を個別に案内することがある場合は、質問ごとにIDを持たせ、URLからその質問へ移動できるようにする。アコーディオンの場合は、対象の質問を開いた状態で案内できるようにする
  • 見つからなかったときや解決しなかったときの行き先を用意する。「見つかりませんでした」で終わらせず、関連する質問や問い合わせへ案内する
  • 重要な注意事項は、閉じた中や絞り込みの外にしまわない。全員に読んでほしい内容は本文として表示する
  • 開閉や絞り込みはキーボードでも操作でき、開いているか、何件に絞り込まれたかが読み上げでも伝わるようにする
  • 構造化データを入れる場合は、表示している質問と回答と一致させる
  • 内容が変わる質問には最終更新日を示し、回答を定期的に見直す

組み合わせの例

よくある質問

型は1つに絞らないといけませんか?

いいえ。問い1で選んだ見せ方を土台にして、質問が多い場合は問い2の探し方を、回答を見直していく場合は問い3の型を組み合わせます。たとえば、カテゴリ分け型の中の質問をアコーディオン型で開閉し、回答の下に回答評価型の欄を置く、といった形です。質問が少ないうちは、探し方の仕組みを加えずに、見せ方の型だけで十分なこともあります。

FAQは、専用のページと各ページの下のどちらに置けばよいですか?

両方に置く形がよく使われます。料金やサービスのページの下には、そのページの内容に関係する質問だけを置き、専用のFAQページには、全体の質問をまとめて探せるようにします。同じ質問を複数の場所に載せる場合は、回答の文面を1か所で管理して、内容がずれないようにします。

FAQの構造化データは、今も入れたほうがいいですか?

Google検索のFAQリッチリザルトを目的に入れる必要はありません。Googleは2026年5月7日以降、FAQのリッチリザルトを検索結果に表示しなくなりました。一方、FAQPageは現在もSchema.orgに定義されています。Google検索以外のシステムや別の用途で使う場合は、ページに実際に表示している質問と回答に合わせてマークアップします。

型を選んだあとは、何をすればいいですか?

各Patternのページで、PC・SPのワイヤーフレーム、その型が効く理由、制作時のよくある失敗を確かめてから、プロンプトをコピーしてAIや制作会社に渡します。動くデモで、開閉や絞り込みの動きを実際に試すこともできます。判断ポイントの「向かないケース」に当てはまる場合は、そこで案内している別の型に切り替えます。