サイト内検索のUIデザイン

サイト内検索のUIデザインを、設計パターンとして整理したページです。
検索の入口をヘッダーに見せるのか、ボタンで開くのか、入力の途中で候補を出すのか、結果や0件のときをどう見せるのかによって、向いている型が変わります。
読み手が言葉で探して、目的のページにたどり着けるようにするための型をまとめています。

6 patterns

型の選び方を見る ↓

サイト内検索の型の一覧

サイト内検索の型の選び方

サイト内検索の型は、「検索の入口をどこに置くか」「入力をどう助けるか」「結果をどう見せるか」の3つで変わります。問い1で入口の型を1つ選び、問い2で入力の助け方を加え、問い3で結果のページを組みます。型を選んだら、各Patternのページでワイヤーフレームとプロンプト、動くデモを確認できます。

問い1:検索の入口を、どこに置きますか?

ヘッダーの余裕と、検索がどのくらい使われるかで決まる問いです。

状況向く型
検索が主な探し方で、ヘッダーに入力欄を置く余裕がある(基本)ヘッダー内検索型
メニューが多く、ヘッダーに入力欄を置く余裕がないアイコン展開型
何と入力すればよいか迷う読み手に、言葉の例を示したい全画面検索型

問い2:入力の途中で、手助けをしますか?

ページの題名やよく検索される言葉が決まっている場合に加える型です。問い1の入口と組み合わせて使います。

状況向く型
ページの題名で探されることが多く、候補から直接開いてもらいたい候補表示型
入力前に、よく検索される言葉を見せたい言葉の例を添える(全画面検索型)
ページの数が少なく、候補が1〜2件にしかならない手助けは加えない

問い3:結果を、どう見せますか?

検索したあとのページです。入口の型にかかわらず、両方を用意しておくのが基本です。

状況向く型
結果が見つかったとき。種類が混ざる場合は絞り込みも付ける結果一覧型
結果が0件だったとき。行き止まりにせず次の行動へつなげる0件時の案内型

サイト内検索の型の比較

型役割置く場所向く状況
ヘッダー内検索型入口の置き方全ページのヘッダーページ数が多く、言葉で探す読み手が多い
アイコン展開型入口の置き方全ページのヘッダーヘッダーを整理したまま、検索の入口を残したい
全画面検索型入口の置き方全ページのヘッダー言葉の例を示して、検索を始めてもらいたい
候補表示型入力の助け方検索欄候補から、目的のページを直接開いてもらいたい
結果一覧型結果の見せ方検索の結果のページ結果が多く、種類が混ざる
0件時の案内型結果の見せ方検索の結果のページ0件のときに、読み手を行き止まりにしたくない

すべての型に共通する設計の原則

サイト内検索の型を作る中で、型が違っても繰り返し出てきた原則です。どの型を選んでも、次の点は同じように確かめます。

  • 検索の欄は role="search" の form で囲み、入力欄とボタンに名前(ラベル・aria-label)を付ける
  • アイコンだけに頼らない。虫眼鏡のボタンにも「検索」という名前を付ける
  • 欄を開いたら入力欄へ移し、閉じたら元のボタンに戻す。Escキーで閉じられるようにする
  • 画面を覆う検索はモーダルとして扱い、操作を検索の画面の中に閉じ込める
  • 結果のページでは、検索した言葉を入力欄に残し、件数と一致した言葉を示す。並び順は関連度の高い順を基本にし、今の並び順を表示する
  • 0件で終わらせない。言い換え・ヒント・よく見られているページ・問い合わせへの入口を用意する
  • SPでは入力欄の文字を16px以上にし、押せる範囲は44px程度の高さを目安に確保する
  • 検索された言葉と0件になった言葉を記録し、ページの追加やメニューの見直しに使う。検索の欄には個人情報が入力されることもあるため、記録を残す場合はその扱いに注意する

組み合わせの例

よくある質問

サイト内検索は、すべてのサイトに必要ですか?

ページが少なく、メニューから目的のページにたどり着けるサイトでは、置かないほうがヘッダーが整理される場合があります。ページが増え、メニューからたどるのに何段階もかかるようになったら、置く目安になります。

入口と結果の型は、組み合わせて使うのですか?

組み合わせて使います。入口の型(ヘッダー内検索型・アイコン展開型・全画面検索型)を1つ選び、結果の見せ方として結果一覧型と0件時の案内型を用意するのが基本の形です。

検索された言葉の記録は、どう使えばよいですか?

よく検索される言葉は、全画面検索型の言葉の例や、メニューの見直しに使えます。0件になった言葉は、サイトにない情報を示しているため、ページの追加や言い換えの候補づくりに役立つと考えられます。

検索の結果のページは、検索エンジンに表示させたほうがよいですか?

サイト内検索の結果のページは、検索した言葉の数だけURLが増え、内容の薄いページが大量にできやすいため、一般には検索エンジンに登録させない(noindex)設計が多く見られます。