SNSの型の選び方
SNSの型は、「読み手に何をしてもらいたいか」「ページがどう読まれるか」「SNSの更新がどれくらい続いているか」の3つで変わります。問い1で目的を決め、問い2と問い3で型をしぼります。型を選んだら、各Patternのページでワイヤーフレームとプロンプト、動くデモを確認できます。
問い1:SNSで、読み手に何をしてもらいたいですか?
シェア・フォロー・投稿を見せる、のどれを目的にするかで、置く型の種類が分かれる問いです。
| 目的 | 向く型 |
|---|---|
| 読み終えたページを、人に紹介してもらいたい | シェアの型(記事末尾シェア型・追従シェア型・共有シート型)。どれにするかは問い2で決める |
| 公式アカウントをフォローして、更新を受け取ってもらいたい | フォロー導線型 |
| SNSの日々の投稿を、サイトの中で見せたい | 投稿の埋め込み型。続けられるかは問い3で確かめる |
問い2:共有してもらうページは、どう読まれますか?
シェアの型を選ぶときに、記事の長さと読まれる端末を確かめる問いです。
| 状況 | 向く型 |
|---|---|
| 数分で読み終わるコラムや事例で、読み終えたあとに紹介してもらいたい | 記事末尾シェア型 |
| 長い解説記事やレポートで、読んでいる途中でも共有してもらいたい | 追従シェア型(記事の最後には記事末尾シェア型を置く) |
| SPで見られることが多く、LINE・メッセージ・メールなど送り先が人によって違う | 共有シート型 |
| SPの画面下に、予約や電話の固定ボタンがすでにある | 追従させずに記事末尾シェア型だけにする |
問い3:SNSの更新は、どれくらい続いていますか?
フォローの導線や投稿の埋め込みは、更新が止まると逆効果になるため、続けられる頻度を確かめる問いです。
| 状況 | 向く型 |
|---|---|
| 新作・施術の例・店内の様子など、写真の投稿をこまめに続けている | 投稿の埋め込み型で投稿を見せ、フォロー導線型でフォローまで進めてもらう |
| 空き状況・臨時休業・予約の受付など、アカウントごとに役割がある | フォロー導線型 |
| 更新はときどきで、投稿の写真を並べると古いものが目立つ | 投稿は埋め込まず、フォロー導線型で更新の目安を正直に書く |
| 更新が止まっている | フォローを促さず、フッターのアイコンだけにする(シンプル型 フッター) |
SNSの型の比較
| 型 | 役割 | 置く場所 | 向く状況 |
|---|---|---|---|
| 記事末尾シェア型 | シェアの置き方 | コラム・事例・お知らせの最後 | 読み終えたあとに、人へ紹介されやすいページがある |
| 追従シェア型 | シェアの置き方 | 長い記事の本文の横(SPは画面下) | 長い記事で、読んでいる途中でも共有してもらいたい |
| 共有シート型 | シェアの置き方 | 主なボタンの近く | SPが中心で、送り先が人によって違う |
| フォロー導線型 | フォローの促し方 | アクセス・お知らせ・記事の最後 | アカウントごとに役割があり、何が届くかを伝えたい |
| 投稿の埋め込み型 | 投稿の見せ方 | トップ・店舗紹介のページの下のほう | 写真で伝わる投稿を、こまめに更新している |
すべての型に共通する設計の原則
SNSの型を作る中で、型が違っても繰り返し出てきた原則です。どの型を選んでも、次の点は同じように確かめます。
- ボタンは、読み手が使うサービスに絞る。ボタンを用意していない送り先には、URLをコピーするボタンで応える
- 公式の読み込み用スクリプトに頼らず、共有用のURLへのリンクで済ませる。表示の速さと、外部へ送られる閲覧の情報を抑えられる
- アイコンだけのボタンにせず、文字か読み上げ用の名前でサービス名を伝える
- 外部のサービスへ移るボタンは、新しいタブで開くことを文言か印で示す
- 共有されたときの見え方のため、ページごとに og:title・og:image などを設定し、公開前に確かめる
- 画面に固定する要素は、ほかの固定ボタンや本文に重ねない
- 更新が止まったアカウントへは誘導しない。更新の目安は、実際に続けられる頻度で書く
- 営業時間や料金など変わらない大切な情報は、SNSの投稿だけに任せずサイトに書く
組み合わせの例
- コラムを書いている士業の事務所:記事の最後に記事末尾シェア型を置き、ボタンはXとFacebookにURLのコピーを添える程度に絞る
- 長い解説記事を出しているBtoBの会社:読み途中は追従シェア型、読み終えたあとは記事末尾シェア型にし、並べるサービスと順番をそろえる
- 飲食店やネイルサロン:トップの下のほうに投稿の埋め込み型で新作や店内の様子を見せ、アクセスのページにフォロー導線型を置いてLINE公式アカウントへの友だち追加につなぐ
- イベントや商品の告知ページ:申し込みボタンの近くに共有シート型を控えめに置き、知人へ送ってもらいやすくする
- 写真を種類ごとに見せたい施工会社:投稿の埋め込みではなくカテゴリ切り替え型 ギャラリーで整理し、SNSはフォロー導線型で更新の窓口として紹介する
よくある質問
シェアボタンとフォローのボタンは、同じ場所に並べてもよいですか?
並べることはできますが、役割を分けたほうが迷いにくくなります。シェアは「このページを人に送る」、フォローは「アカウントの更新を受け取る」操作です。同じ見た目のアイコンが並ぶと違いが伝わりにくいため、記事の最後はシェア、アクセスやお知らせのページはフォローのように、置く場所で分ける形が考えられます。
シェアボタンは、すべてのページに置いたほうがよいですか?
すべてのページに置く必要はありません。コラム・事例・イベントの告知など、人に紹介されやすいページに絞ります。料金表や問い合わせのページでは、申し込みなどの主なボタンの邪魔にならないことを優先します。
SNSのボタンや埋め込みは、表示の速さに影響しますか?
各サービスの公式のボタンや埋め込みを読み込むと、外部のファイルが増え、表示が遅くなることがあります。閲覧の情報が外部のサービスへ送られる場合もあります。シェアは共有用のURLへのリンクで済ませ、投稿の埋め込みは件数を絞るか、画面に近づいてから読み込むようにします。
フッターのSNSアイコンだけでは、足りませんか?
どのページからもアカウントへ行けるようにする役割としては、フッターのアイコンで足ります。フォローしてもらいたいアカウントがある場合は、何が届くのかを文で添えたフォロー導線型を、関係の深いページに加えます。
複数の型を、1つのページで組み合わせてもよいですか?
組み合わせられます。たとえば長い記事で、読み途中は追従シェア型、読み終えたあとは記事末尾シェア型を使う形です。並べるサービスと順番をそろえ、同じボタンが画面に2か所同時に見えないようにします。