SNSのUIデザイン

SNSのシェアボタン・フォロー導線・投稿の埋め込みのUIデザインを、設計パターンとして整理したページです。
読み終えたページを共有してもらうのか、公式アカウントをフォローしてもらうのか、SNSの投稿をサイトで見せるのかによって、向いている型が変わります。
ボタンを増やしすぎず、外部のサービスを読み込む負担にも気を配りながら、読み手が迷わず共有やフォローに進めるようにするための型をまとめています。

5 patterns

型の選び方を見る ↓

SNSの型の一覧

SNSの型の選び方

SNSの型は、「読み手に何をしてもらいたいか」「ページがどう読まれるか」「SNSの更新がどれくらい続いているか」の3つで変わります。問い1で目的を決め、問い2と問い3で型をしぼります。型を選んだら、各Patternのページでワイヤーフレームとプロンプト、動くデモを確認できます。

問い1:SNSで、読み手に何をしてもらいたいですか?

シェア・フォロー・投稿を見せる、のどれを目的にするかで、置く型の種類が分かれる問いです。

目的向く型
読み終えたページを、人に紹介してもらいたいシェアの型(記事末尾シェア型・追従シェア型・共有シート型)。どれにするかは問い2で決める
公式アカウントをフォローして、更新を受け取ってもらいたいフォロー導線型
SNSの日々の投稿を、サイトの中で見せたい投稿の埋め込み型。続けられるかは問い3で確かめる

問い2:共有してもらうページは、どう読まれますか?

シェアの型を選ぶときに、記事の長さと読まれる端末を確かめる問いです。

状況向く型
数分で読み終わるコラムや事例で、読み終えたあとに紹介してもらいたい記事末尾シェア型
長い解説記事やレポートで、読んでいる途中でも共有してもらいたい追従シェア型(記事の最後には記事末尾シェア型を置く)
SPで見られることが多く、LINE・メッセージ・メールなど送り先が人によって違う共有シート型
SPの画面下に、予約や電話の固定ボタンがすでにある追従させずに記事末尾シェア型だけにする

問い3:SNSの更新は、どれくらい続いていますか?

フォローの導線や投稿の埋め込みは、更新が止まると逆効果になるため、続けられる頻度を確かめる問いです。

状況向く型
新作・施術の例・店内の様子など、写真の投稿をこまめに続けている投稿の埋め込み型で投稿を見せ、フォロー導線型でフォローまで進めてもらう
空き状況・臨時休業・予約の受付など、アカウントごとに役割があるフォロー導線型
更新はときどきで、投稿の写真を並べると古いものが目立つ投稿は埋め込まず、フォロー導線型で更新の目安を正直に書く
更新が止まっているフォローを促さず、フッターのアイコンだけにする(シンプル型 フッター)

SNSの型の比較

型役割置く場所向く状況
記事末尾シェア型シェアの置き方コラム・事例・お知らせの最後読み終えたあとに、人へ紹介されやすいページがある
追従シェア型シェアの置き方長い記事の本文の横(SPは画面下)長い記事で、読んでいる途中でも共有してもらいたい
共有シート型シェアの置き方主なボタンの近くSPが中心で、送り先が人によって違う
フォロー導線型フォローの促し方アクセス・お知らせ・記事の最後アカウントごとに役割があり、何が届くかを伝えたい
投稿の埋め込み型投稿の見せ方トップ・店舗紹介のページの下のほう写真で伝わる投稿を、こまめに更新している

すべての型に共通する設計の原則

SNSの型を作る中で、型が違っても繰り返し出てきた原則です。どの型を選んでも、次の点は同じように確かめます。

  • ボタンは、読み手が使うサービスに絞る。ボタンを用意していない送り先には、URLをコピーするボタンで応える
  • 公式の読み込み用スクリプトに頼らず、共有用のURLへのリンクで済ませる。表示の速さと、外部へ送られる閲覧の情報を抑えられる
  • アイコンだけのボタンにせず、文字か読み上げ用の名前でサービス名を伝える
  • 外部のサービスへ移るボタンは、新しいタブで開くことを文言か印で示す
  • 共有されたときの見え方のため、ページごとに og:title・og:image などを設定し、公開前に確かめる
  • 画面に固定する要素は、ほかの固定ボタンや本文に重ねない
  • 更新が止まったアカウントへは誘導しない。更新の目安は、実際に続けられる頻度で書く
  • 営業時間や料金など変わらない大切な情報は、SNSの投稿だけに任せずサイトに書く

組み合わせの例

  • コラムを書いている士業の事務所:記事の最後に記事末尾シェア型を置き、ボタンはXとFacebookにURLのコピーを添える程度に絞る
  • 長い解説記事を出しているBtoBの会社:読み途中は追従シェア型、読み終えたあとは記事末尾シェア型にし、並べるサービスと順番をそろえる
  • 飲食店やネイルサロン:トップの下のほうに投稿の埋め込み型で新作や店内の様子を見せ、アクセスのページにフォロー導線型を置いてLINE公式アカウントへの友だち追加につなぐ
  • イベントや商品の告知ページ:申し込みボタンの近くに共有シート型を控えめに置き、知人へ送ってもらいやすくする
  • 写真を種類ごとに見せたい施工会社:投稿の埋め込みではなくカテゴリ切り替え型 ギャラリーで整理し、SNSはフォロー導線型で更新の窓口として紹介する

よくある質問

シェアボタンとフォローのボタンは、同じ場所に並べてもよいですか?

並べることはできますが、役割を分けたほうが迷いにくくなります。シェアは「このページを人に送る」、フォローは「アカウントの更新を受け取る」操作です。同じ見た目のアイコンが並ぶと違いが伝わりにくいため、記事の最後はシェア、アクセスやお知らせのページはフォローのように、置く場所で分ける形が考えられます。

シェアボタンは、すべてのページに置いたほうがよいですか?

すべてのページに置く必要はありません。コラム・事例・イベントの告知など、人に紹介されやすいページに絞ります。料金表や問い合わせのページでは、申し込みなどの主なボタンの邪魔にならないことを優先します。

SNSのボタンや埋め込みは、表示の速さに影響しますか?

各サービスの公式のボタンや埋め込みを読み込むと、外部のファイルが増え、表示が遅くなることがあります。閲覧の情報が外部のサービスへ送られる場合もあります。シェアは共有用のURLへのリンクで済ませ、投稿の埋め込みは件数を絞るか、画面に近づいてから読み込むようにします。

フッターのSNSアイコンだけでは、足りませんか?

どのページからもアカウントへ行けるようにする役割としては、フッターのアイコンで足ります。フォローしてもらいたいアカウントがある場合は、何が届くのかを文で添えたフォロー導線型を、関係の深いページに加えます。

複数の型を、1つのページで組み合わせてもよいですか?

組み合わせられます。たとえば長い記事で、読み途中は追従シェア型、読み終えたあとは記事末尾シェア型を使う形です。並べるサービスと順番をそろえ、同じボタンが画面に2か所同時に見えないようにします。