TBL-003 公開  更新

差分強調型 テーブル

複数の対象を多くの項目で比べるときに、違いのある行に印を付け、違いのある行だけに絞って表示できる表の設計です。
同じ内容が続く行を読み飛ばせるようにして、判断に関わる違いを早く見つけてもらいます。
SPでは先頭の列を固定し、横にスクロールして比べます。

ワイヤーフレーム(PC)

差分強調型 テーブル PC版ワイヤーフレーム

ワイヤーフレーム(SP)

差分強調型 テーブル SP版ワイヤーフレーム

SP版の特徴

  1. 先頭の列を固定する:横にスクロールしても、どの項目の行かが分かるようにしています。
  2. 「違いあり」を項目名の下に置く:項目名の横に並べると先頭の列が広がり、比べる列が狭くなるためです。
  3. 切り替えは表の上のまま:表を動かす前に、絞り込めることに気づけるようにしています。

採用前の判断ポイント

向いているケース

  • 比べる項目が多く、違いのある項目を早く見つけてほしい
  • 比べる対象が2〜4つで、項目が10を超える
  • 製品・機種・コースなど、大半の項目が同じで、一部だけが違う

向かないケース

  • 項目が少なく、全体をひと目で見比べられる(○×比較型 テーブルが向きます)
  • 違いの有無より、数字の大きさを比べたい(数値表型 テーブルが向きます)
  • 比べる対象が5つ以上あり、1画面で並べきれない

このワイヤーの特徴

違いのある行が、読み飛ばさずに見つかる

項目が多い比較表では、同じ内容が続く行に埋もれて、判断に関わる違いを見落としがちです。違いのある行の背景を変え、項目名に「違いあり」の印を付けて、違いのある行が目に入るようにしています。

違いのある行だけに、絞って見比べられる

違いを見つけても、行が離れていると見比べにくくなります。ボタン1つで違いのない行を隠し、違いのある行だけを続けて並べられるようにしています。

絞り込んでいることが、文字と読み上げで分かる

行が減ったことに気づかないと、読み手は項目が欠けていると誤解します。ボタンの押している状態を aria-pressed で示し、件数の文とボタン名を切り替えて、読み上げでも知らせています。

最初は、すべての項目を表示する

最初から絞り込んでいると、同じ内容の項目を確かめたい読み手が困ります。既定はすべての項目を表示し、読み手が選んだときだけ絞り込む形にしています。

制作時のよくある失敗

違いを色だけで示す

背景色だけでは、色の見分けにくい人や、画面の設定によっては違いが分かりません。
「違いあり」の文字の印を添えます。

絞り込んだあと、戻し方が分からない

ボタン名が変わらないと、もう一度押せば戻ることが伝わりません。
押したあとはボタン名を「すべての項目を表示」に変えます。

表記ゆれで、違いの判定が狂う

同じ意味でも「あり」と「対応」のように書き方が違うと、違いのある行として判定されます。
判定の前に、表記をそろえます。

最初から、違いのある行だけを表示する

同じ内容の項目も判断材料になります。
最初はすべて表示し、絞り込みは読み手が選べるようにします。

よくある質問

違いがあるかどうかは、どう判定すればよいですか?

同じ行の値がすべて同じなら「違いなし」、1つでも違えば「違いあり」とするのが分かりやすいと考えられます。
判定の前に、単位や言葉の書き方をそろえておきます。

比べる対象を、読み手が選べるようにしたほうがよいですか?

対象が5つ以上ある場合は、読み手に2〜4つを選んでもらい、その中で違いを示す方法があります。
選んだ対象が変わるたびに、違いの判定もやり直します。

違いのある行を、上にまとめて並べ替えてもよいですか?

項目の順番には意味があることが多いため、並び順は変えずに印を付け、絞り込みで見比べてもらうほうが、元の表との対応が崩れにくいと考えられます。

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このPatternを書いた人

岡野 優太

株式会社ENVY DESIGN

代表取締役/ディレクター/デザイナー

Web業界歴14年。これまでに500件以上のWeb制作プロジェクトに携わり、企業サイト、採用サイト、ECサイトなど幅広い領域を手がけてきました。情報設計・ディレクション・デザインを中心に、Webサイトの企画から改善まで携わっています。近年はAIO(AI Optimization)・GEO領域に注力し、ChatGPTやPerplexity、Google AI Overviewなど生成AI検索からの引用獲得を支援しています。

レビュー・修正の履歴

  1. 公開 アバター画像岡野 優太 この型を公開