定期的にデザインやWeb更新を頼める人がいない
「バナーやLPを定期的に作りたいが、社内にデザイナーがいない」「毎回別の外注先を探すのが負担になっている」「Webの更新が止まったままになっている」――こうしたお悩みは、規模・業種を問わず多くの中小企業から寄せられるテーマです。社内にWeb担当者を置くほどの作業量はないが、ゼロでもない、という中間領域に共通する課題と言えます。
ENVY DESIGNでは、社外のWeb担当として定期打ち合わせを行いながら、月額で継続支援する体制をご用意しています。本ページでは、このタイプの課題の症状の見立て、よく見かけるパターン、主な原因、そして実務で取り組んでいる解決アプローチをご紹介します。
このページでわかること
「定期的にデザインやWeb更新を頼める人がいない」という課題に対して、まずどのような状態にあるかを見立て、どこから手をつければよいかの判断材料をご提供することを目的としています。症状の整理、よく見かけるパターン分類、主な原因の整理、そしてENVY DESIGNが実務で取り組んでいる継続支援の流れを順にまとめています。「都度外注に疲れた」「社内体制でWebが回らない」とお感じの方に、判断材料として参考にしていただけたらと思います。
症状の確認
まずは現在の状況を整理することから始まります。「Web担当がいない」と一言で言っても、内訳には複数のパターンがあるため、何が起きているのかを切り分ける必要があります。
よくある症状のパターン
- バナーやLPを作りたいタイミングで、毎回外注先を探している
- 過去に依頼していた制作会社・フリーランスと連絡が取れなくなった
- お知らせやブログの最終更新が半年以上前で止まっている
- 商品やサービスの追加・入れ替えがあってもサイトに反映できていない
- 既存ページのリンク切れや表記揺れを修正できる人がいない
- 検索やAI検索といった新しい潮流に追随できていない
- 社内の誰かが片手間で対応しているが、本業を圧迫している
確認方法
直近半年〜1年で、「Web関連で発生したが対応しきれなかった作業」を書き出してみることをおすすめします。バナー、LP、ページ追加、更新、改修、不具合対応など、種類別に並べると、「専任を置くほどではないが、確かに継続的に発生している」状態が見えてきます。月あたりの作業ボリュームと種類の幅を把握することが、最適な体制を考える起点になります。
ENVY DESIGNがよく見かける3つのパターン
ENVY DESIGNでこれまでお話を伺ってきた中で、この課題にはいくつかの典型的なパターンがあると観察しています。ここでは、よく見かける3つのパターンと、それぞれに対する取り組みの優先順位の考え方をご紹介します。
パターンA:都度外注で疲弊している
よくある症状
- 案件ごとに別のクラウドソーシングや制作会社に依頼している
- 毎回ゼロから事業背景や要件を説明する必要がある
- 仕上がりのテイストが案件ごとにバラバラになっている
- スピード感を求めると品質が落ち、品質を求めると時間がかかる
取り組みの優先順位
- 直近の発注履歴を整理し、年間の作業量と費用を可視化する
- 「継続的に発生している作業」と「単発で良い作業」を切り分ける
- 継続的な作業を一社に集約する月額契約を検討する
- 単発の作業はスポット型のサービスで補完する
パターンB:社内兼任者がいるが手が回っていない
兼任体制の場合、本業との優先順位の問題でWebが後回しになりがちです。担当者個人の能力や意欲ではなく、構造的に時間が割けないことが原因となっているケースが多く見られます。
よくある症状
- 「Web担当」が他業務との兼任になっている
- 担当者は変わらないが、対応スピードが安定しない
- デザインの専門スキルがないため、内製の品質に限界がある
- 担当者が異動・退職するとノウハウが消える
取り組みの優先順位
- 兼任者の業務範囲のうち、外部化できる作業を特定する
- 専門性が必要な作業を外部に切り出す
- 社内に残すべき判断(ブランドや事業戦略に関わる部分)を明確にする
- 月額契約で「都度判断のコスト」を減らす
パターンC:過去の制作会社・フリーランスとの関係が切れた
よくある症状
- 制作会社が事業終了・連絡不通になった
- 担当フリーランスが廃業・転職して連絡が取れない
- 「サイトを作って終わり」の契約で、その後の更新窓口がない
- 引き継ぎ資料がなく、誰に頼めばよいか分からない
取り組みの優先順位
- 現サイトの構成(CMS、サーバー、ドメイン管理)を棚卸しする
- 既存サイトの引き継ぎが可能かを確認する
- 引き継ぎが難しい場合は段階的な改修・リニューアルを検討する
- 今後の運用窓口を一本化できる継続支援契約を検討する
実際のお客様のご相談では、これら3つのパターンが複合している場合がほとんどです。優先順位は状況によって変わりますが、まずは「年間の作業ボリュームの可視化」から始めることで、必要な体制の輪郭が見えてくる傾向があります。
主な原因
「定期的にデザインやWeb更新を頼める人がいない」という状態が生まれる原因は、ひとつではないことがほとんどです。これまでお話を伺ってきた中で観察される主な要因として、以下が挙げられます。
1. 必要な作業量が「専任を置くほどではないが、ゼロでもない」中間領域にある
社内に専任のデザイナーやWeb担当者を雇うほどの作業量はない一方、定期的に発生する作業がある、というのが中小企業に共通する構造的な特徴です。この中間領域の受け皿が、市場全体としても整っていません。
2. 都度外注では関係構築コストが累積する
案件ごとに別の外注先に依頼する場合、毎回事業背景・トーン・運用ルールを説明する必要があります。1件あたりは小さい負荷でも、年間で見ると相当な時間とエネルギーが、本来の作業ではない部分に費やされます。
3. 兼任体制では専門性と継続性が両立しない
社内で兼任する場合、専門性と継続性の両立が難しくなります。専門性を高めようとすると本業を圧迫し、本業を優先するとWebが止まる、というジレンマが起きやすい構造です。
4. 制作と運用の主体が分かれていると判断が滞る
サイトを作った会社と、運用する会社が別の場合、修正や改善のたびに「これは新規制作の範囲か、運用の範囲か」の判断が必要になります。判断のたびに見積もりが発生し、結果として小さな改善ほど後回しになりがちです。
5. 「Web担当」という単一の職種が実態として存在しない
これが最も見過ごされやすい構造的な要因だと考えています。「Web担当」という言葉は便宜的に使われていますが、実態としては複数の専門職が重なった領域です。一人採用で全てをカバーすることが現実的ではない、という構造そのものに原因があります。
ENVY DESIGNが考える「Web担当」の実態
ENVY DESIGNでは、「Web担当」という単一の仕事は実態としては存在しないと考えています。「Web担当」という呼称で語られる業務は、実際には以下のような複数の専門領域が重なった状態です。
- デザイン(バナー、LP、サイト改修などのビジュアル業務)
- コンテンツ(記事執筆、商品ページ、サービス紹介などの文章業務)
- SEO(検索流入を高めるための構造設計と内部リンク設計)
- AI検索(AIO・LLMOへの対応、構造化データ、引用されやすい情報設計)
- CMS運用(WordPress等の更新、プラグイン管理、バージョン対応)
- サーバー・ドメイン(保守、SSL、移管、トラブル対応)
- 解析(GA4、Search Console、Microsoft Clarityなどの観測)
これらすべてを一人でカバーできる人材を中小企業が一人採用で確保するのは、現実的に困難です。仮に採用できたとしても、ひとりの工数と専門性には限界があるため、結局どこかの領域で穴が生まれます。
そのためENVY DESIGNでは、これらの専門領域を横断して継続支援する形を採っています。社外の「Web担当チーム」として動くことで、デザインから運用、解析まで一貫して対応できる体制を提供しています。
ENVY DESIGNの自社観察データ
参考までに、ENVY DESIGNがこれまで観察している傾向をいくつかご紹介します。これらは私たちが見てきた範囲での観察であり、すべてのケースに当てはまるとは限りませんが、判断材料のひとつとしてご覧ください。
長期継続支援は5年以上のスパンに及ぶ
ENVY DESIGNでは、複数社様と5年以上にわたる継続支援関係を維持しています。化粧品ブランドのBRILLIAGE様とは、運用5年以上、週1回のミーティングを継続しながら、LP制作・サイト改修・Shopify周りの実装まで一貫して支援しています。長期で関わることで、御社固有の事業背景や運用ルールが蓄積され、毎回の説明が不要になる点が、継続契約の実務的なメリットだと観察しています。
月額契約への切り替えで「対応スピード」が変わる傾向がある
これは仮説に近い観察ですが、都度発注から月額契約に切り替えたお客様では、軽微な修正や追加の対応スピードが大きく改善する傾向があります。要因としては、見積もりの往復が不要になること、定例ミーティングで事前に作業内容が共有されていること、御社の事情を継続的に把握していることが複合的に効いていると考えられます。
Web担当の業務範囲は会社ごとに大きく異なる
「Web担当をお願いしたい」というご相談の中身は、会社ごとに大きく異なります。バナー中心、LP中心、コンテンツ更新中心、技術運用中心など、必要とされる作業の比重が違うため、一律のメニュー設計では合わないケースが多い、というのがこれまでの観察です。月額プランも、御社の状況に合わせた個別設計が必要だと考えています。
ENVY DESIGNが実務で取り組んでいる解決アプローチ
ENVY DESIGNでは、社外のWeb担当としての継続支援を、6つのステップで進めています。
1. 現状ヒアリング
まずは現在のWeb運営状況を整理します。直近の発注履歴、現在抱えている作業、今後発生しそうな案件、社内の体制、現サイトの構成(CMS/サーバー/ドメインなど)を確認します。
2. 業務範囲の切り分け
ヒアリング内容をもとに、「ENVY DESIGNに任せる範囲」と「社内に残す範囲」を整理します。すべてを外部化する必要はなく、社内で判断したい部分(事業戦略、ブランド方針など)はあえて残すご提案をすることもあります。
3. 月額プランの設計
想定される月間の作業量に応じて、適切な月額プランを設計します。固定メニューを画一的に当てはめるのではなく、御社固有の作業構成に合わせた設計を行います。
4. 定例打ち合わせ体制の構築
月1〜2回程度の定例ミーティングを設定し、進行中の案件、今後の予定、社内の動きを継続的に共有いただく体制を整えます。毎回ゼロから背景説明する必要がない状態を作ることが、継続支援の品質を支える土台になります。
5. 引き継ぎ・運用開始
過去の制作会社や担当者から引き継ぐべき情報がある場合は、引き継ぎ作業をご支援します。引き継ぎが難しいケースでは、段階的な改修やリニューアルをご提案することもあります。
6. 継続的な見直し・改善
契約後も、月次・半年・年次のタイミングで業務範囲や月額プランの見直しを行います。事業フェーズや発生する作業の変化に応じて、柔軟にプラン調整します。GA4・Search Consoleなどの観察結果を踏まえた改善提案も継続的に行います。
ご相談から実施までの流れ
ENVY DESIGNでは、継続支援契約のご相談を以下のような流れで進めていきます。
- Step 1:ヒアリング・無料相談(現状の課題と作業発生状況を伺います)
- Step 2:要件定義・戦略設計(業務範囲と月額プランの初期設計)
- Step 3:サイト設計(IA・構成・ワイヤー)(必要に応じて)
- Step 4:ビジュアルデザイン(必要に応じて)
- Step 5:コーディング・CMS実装(必要に応じて)
- Step 6:公開・検収(必要に応じて)
- Step 7:運用・保守(継続支援の中心になるフェーズ)
継続支援契約は主にStep 7のフェーズが中心となりますが、お客様の状況により、リニューアルや個別ページ制作(Step 3〜6)を組み合わせるケースもあります。詳しくは制作の流れの全体像もご覧ください。
Web担当継続支援に関するよくあるご質問
Q. 契約してからどのくらいで効果を実感できますか?
実感までの期間は、現状の体制と任せていただく業務範囲によって変わります。「外注先を探す手間が減った」という効果は契約初月から、「定例ミーティングで判断が早くなった」という効果は2〜3ヶ月、「サイトの鮮度や品質が安定した」という効果は半年〜1年で実感されるケースが多い、と観察しています。
Q. 自社のサイトはENVY DESIGNで制作したものではありませんが、依頼できますか?
可能です。他社で制作されたサイトの運用支援も多数お受けしています。初回ヒアリングで現在のサイト構成(CMS、サーバー、ドメインなど)を確認したうえで、対応可否と進め方をご案内します。場合によっては部分的な改修やリニューアルをご提案することもあります。
Q. デザインだけ、更新だけといった部分的な依頼は可能ですか?
可能です。御社の状況に応じて、必要な業務範囲だけのご契約に対応します。「バナー制作のみ」「サイト更新のみ」「LP制作のみ」など、領域を絞った継続支援も実績があります。範囲が広いほど月額の費用対効果が出やすい傾向はありますが、無理に広げることはおすすめしていません。
Q. リニューアルが必要ですか?
サイトの状態によります。継続支援だけで対応できるケースもあれば、サイトの構造的な問題(古いCMS、レスポンシブ未対応、表示速度など)を抱えていて、改修やリニューアルを先に行ったほうが効率的なケースもあります。初回相談で現状を確認したうえで、最適な進め方をご提案します。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
費用は、想定される月間の作業量と業務範囲に応じたプラン制でお見積もりします。固定メニューはなく、御社のWeb運営状況をヒアリングしたうえで適切な作業ボリュームを設定します。具体的な金額レンジは初回ご相談時にご提示します。なお、年に1〜2回しか作業が発生しないケースでは、ENVY DESIGNのSPOT SUPPORT(都度見積もり)の方が費用面で適していることが多いため、その場合は正直にお伝えしています。
Q. まず何から始めればよいですか?
まずは現状を整理することから始めることをおすすめします。Step 1のヒアリング・無料相談で、御社の現在の作業発生状況、過去の発注パターン、社内体制を伺ったうえで、継続支援が適しているかどうか、適切な業務範囲はどこかをご提案します。
出典
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- サイト保守・運用サポート
- ホームページの保守契約は必要ですか?
お問い合わせ
定期的にデザインやWeb更新を頼める人がいない、というお悩みでお困りの場合は、お問い合わせフォームよりご相談ください。現在のWeb運営状況を確認したうえで、継続支援が適しているか、業務範囲をどう設定するかをご提案します。