meta keywords(メタキーワード)はSEOで不要なのか?

結論:meta keywordsはSEOに不要
Googleをはじめ主要な検索エンジンでは、meta keywordsは検索順位に影響しません。
HTMLに記述しても無視されるため、SEO目的では不要です。
meta keywordsの役割と記述方法
かつてmeta keywordsは「このページは何について書かれているか」を検索エンジンに伝える役割を持っていました。
<head>
<meta name="keywords" content="サンプル,SEO,ホームページ制作" />
</head>
一般的には3〜5個程度のキーワードを設定するのが推奨されていましたが、現在はSEO効果がありません。
meta keywordsが不要になった理由
検索エンジンの進化
Googleは2009年に公式発表で「meta keywordsをランキング要因に使用しない」と明言しました。
その後のアルゴリズム進化により、タイトル・見出し・本文など200以上の要素から総合的に判断する仕組みへと変化しました。
ブラックハットSEOの温床
かつては本文と無関係のキーワードを大量に入れて不正に上位表示を狙う「ブラックハットSEO」が横行。
これも廃止につながった要因です。
他検索エンジンでの扱い
- Bing / Yahoo! : 一時的に参考にしていましたが、現在はランキング要素として無効と公式に明記。
- Baidu / Yandex : 一部では参考にしていた時代もありましたが、最新ではほぼ無効化されています。
メタキーワードはいらないのか?
管理メモとして残すケース
SEO効果はありませんが、制作担当者が「このページは◯◯向け」と理解しやすくするメモとして使うケースはあります。
ただし現在はCMSのメモ機能やドキュメントに残す方が適切です。
顧客から要望される場合
ENVY DESIGNでも、過去にリニューアル時「meta keywordsを入れてほしい」と希望されるお客様がいました。
その際は「効果はない」ことを説明し、安心材料として設定する程度にとどめています。
2025年現在、こうした要望はほぼゼロになりました。
meta keywordsを残すデメリット
- 競合に狙いキーワードを公開してしまう
- 不要なソースコードが増え、メンテナンス性を下げる
→ 実務上は削除推奨です。
よくある質問(FAQ)
Q. meta keywordsは削除すべき?
A. SEO効果はゼロなので削除して問題ありません。
Q. 残しておくと害はある?
A. ペナルティはありませんが、競合に戦略が見える可能性があります。
Q. 将来また必要になる可能性は?
A. 理論的にはゼロではありませんが、GoogleやBingが再採用する見込みは極めて低いです。
まとめ
meta keywordsは2025年現在、GoogleやBingなど主要検索エンジンでは完全に不要です。
代わりにtitleタグ・meta description・見出し構造・内部リンクの最適化がSEOの基本となります。
ENVY DESIGNでは、最新のSEO事情を踏まえたホームページ制作・Webサイト制作を行い、不要な施策に依存せず成果につながる設計をご提案しています。
また、私たちは不要なタグを削ぎ落とし、HTMLを軽量化することもSEOの一環と考えています。
お客様からmeta keywordsの指定を求められる場合もありますが、効果がないため記載せず、代わりに本当に必要なタグや構造改善をご提案しています。
これまでに500件以上のWebサイト制作実績があり、常に最新のSEOに基づいた制作を積み重ねてきました。