SEOにおける独自性の高いコンテンツ6例
コンテンツの独自性が重要視される理由
Googleは、独自性(オリジナリティ)が高く有用なコンテンツを評価するという方針を示しています。その背景にはChatGPT等のAIによって、簡単且つ大量にコンテンツが生成できるようになったことが関係していると言われています。
これまではユーザーの検索意図を満たす、情報の網羅性が重視されていました。しかし、AIによって情報を網羅するハードルが下がったことで、より独自性の高いコンテンツが評価される傾向にあります。この傾向は今後さらに加速すると考えられます。
独自性とは唯一無二の情報
独自性の高いコンテンツとは、インターネット上にまだ存在しない、唯一無二の情報のことです。他にはない、自分が調査・体験した一次情報とも言えます。
そこでしか手に入らない情報にこそ価値があるとGoogleは考えています。
独自コンテンツの例
インタビューや取材した情報
導入事例のインタビューや、お客様の声のコンテンツは、製品やサービスを実際に導入したお客様に取材することでしか制作できません。お客様ごとに抱えている課題やソリューションの内容も異なるため、唯一無二のコンテンツと言えます。
その他にも、有識者や専門家へ取材した内容も、独自性の高いコンテンツと言えます。
- 製品やサービスの導入事例コンテンツ
- お客様の声コンテンツ
- 有識者や専門家への取材コンテンツ
アンケート調査の結果や独自のデータを用いた情報
お客様へのアンケート調査の結果や、企業が保有するオリジナルのデータを用いたコンテンツも独自性が高いと言えます。これらのコンテンツは制作に時間はかかりますが、有用なコンテンツであれば、一次情報として様々なサイトで引用され、被リンクもされやすいというメリットがあります。
アンケートはクラウドソーシングなどを活用して収集することもできます。
- アンケート結果に基づくコンテンツ
- オリジナルデータを用いたコンテンツ
文字起こしした情報
BtoBサイトで考えてみると、自社で開催したセミナーの書き起こし、それに付随する質疑応答でのやり取りのコンテンツ化、講演内容のコンテンツ化などが考えられます。
これらのコンテンツは、それ自体にアクセスを集めるというよりは、アクセスを集めたいコンテンツの信ぴょう性を上げるためのサポートとして役立ちます。
- 自社開催のセミナーの書き起こしコンテンツ
- 講演内容の書き起こしコンテンツ
企業のノウハウやメソッドを用いた情報
自社のノウハウ、オリジナルメソッドなどの情報も独自性が高いと言えます。企業が蓄えた知見をもとにノウハウを発信したり、メソッドを詰め込んだお役立ち資料の配布なども有効です。
- 企業のノウハウ・ナレッジのコンテンツ
- お役立ち資料の配布コンテンツ
自分の意見や見解を加えた情報
自分の意見や独自の見解を加えることで、他には存在しない情報として提供することができます。ただし、専門外の分野に関しての意見や見解は情報の誤りに注意が必要です。
- 自分の意見や独自の見解を加えたコンテンツ
既存のコンテンツに付加価値を加えた情報
既存コンテンツに動画、図、画像などを新たに追加することで付加価値を付与できます。テキストだけでは伝わりにくい内容を図解したり、動画で情報を見たい方のニーズを満たすことで、独自性を加えることができます。
- 図や表で分かりやすく表現したコンテンツ
- 動画で見たい方のニーズも満たすコンテンツ
まとめ
これまでのSEO対策のセオリーでもあった、検索上位サイトの焼き直しだけでは上位表示は難しくなってきています。
SEOライティングの小手先のテクニックは通用しなくなり、実際に体験した内容や、行動して取得した情報、蓄積したナレッジのコンテンツ化の価値が高まっています。
AIでも制作できる、インターネット上に既に存在する情報を集約したコンテンツの価値は、失われていくかもしれません。