SEOにおいて記事の更新頻度は関係あるの?

記事の更新はSEOに影響し、更新頻度は高いほうが望ましい
記事を更新することで記事の鮮度(フレッシュネス)が保たれます。
この記事の鮮度はSEOにおいて非常に重要です。 極端な話ではありますが、リソースが許すのであればサイト内の記事を毎日見直し、常に最新情報を更新(リライト)していくことが望ましいです。
低品質な記事をいくら更新しても意味がない
更新頻度はSEOにおいて有効ではありますが、低品質な記事をいくら更新しても効果は見込めません。記事の鮮度は良質な記事だからこそ意味があります。
公開時はそこまで質の高い記事ではなかったとしても、リライトを繰り返し行うことで記事の品質を高めていけるのであれば、それは意味のある更新となります。
Bingでは記事のフレッシュネスは重要とされている
Microsoftの提供する検索エンジンBingのWebマスターガイドラインでは、記事の鮮度は重要な指標であると明記されています。
Googleでは明確な言及はないものの、同じような影響があるものと考えられます。
更新頻度が高い方がSEOで有利な3つの理由
1.検索ニーズは刻々と変化し続けている
ユーザーの検索ニーズは常に変化し続けるものです。その検索ニーズを満たし続けることがSEOでは重要です。ここでは検索ニーズについての例をご紹介します。
台風情報の例
少し極端な話ではありますが、台風情報を調べる際に多くのユーザーはリアルタイムの台風情報を知りたいはずです。 このようなニーズに対し、昨年の台風情報を検索上位に表示してもユーザーのニーズは満たすことはできません。
オリンピック情報の例
2023年8月現在「オリンピック」と検索すると2020年の東京オリンピックに関する情報が検索上位に表示されます。
現時点で「オリンピック」という検索キーワードでニーズが高いのは「東京オリンピック」ということになります。 これが2024年、パリで開催されるパリオリンピックが近づくと、同じ「オリンピック」という検索ワードであっても、ユーザーのニーズはパリオリンピックに代わることが想像できます。
このように、ユーザーの検索ニーズは時間とともに変化していくため、最新の情報が反映された記事の方が、より価値があるとGoogleは判断します。
2.クローラーの巡回が早くなる
サイト内記事の更新頻度を高めることで、Googleのクローラーに更新頻度の高いサイトであると認知されます。 その結果、クローラーの巡回頻度も高まり、インデックス(Googleへの登録)も早くなりSEOに有利に働きます。
3.ユーザーの信頼が得られる
ユーザーにとっても情報の鮮度は魅力的です。 情報更新が2年前で止まっている記事より、2週間前に更新された情報の方が信ぴょう性があります。
お店の情報を紹介するサイトであれば、2年前の情報はあてになりません。営業時間が変わっていたり、お店自体がもう存在していない可能性もあります。
古いガイドブックを片手に、旅先でお目当ての店をさがしたけど閉店している…そんな経験は嫌ですよね。 ユーザーに最新情報を発信しているサイトと認知されることで、ユーザーからの信頼も得られます。
記事の更新を継続する4つのテクニック
記事の更新は、全テキスト量の5パーセント程をリライトするだけでも効果があると言われています。
本来、ユーザーの検索ニーズにあわせて記事を更新していくべきではあります。 しかしながら、サイト運営者も極力負担にならず、ユーザーの検索ニーズも満たせる方法があれば一石二鳥ですよね。
ここでは、テクニックとしての更新頻度を保ついくつかの方法をご紹介します。
1.統計データや公式データを記事に含める
例えば、人口統計や経済統計、産業統計などの、国や自治体、国際機関、研究機関など、さまざまな組織によって収集・発表されているデータを記事に盛り込みます。
毎年更新される統計データや公式データを参考文献として盛り込むことができれば、その内容がアップデートされる度に記事もリライトすることができます。
権威性の高いサイトから参考文献として情報を引用することで、記事の信ぴょう性も高めることができます。
2.イベントの告知情報を記事に含める
作成した記事と関連するセミナーや相談会、ワークショップなどのイベントを開催している場合、それらの情報を記事に盛り込みます。
そうすることで、それらのイベント開催の度に告知情報を更新することができます。
ただし、情報更新を止めてしまうと、古いイベントやセミナーの情報が残ることになり印象が悪くなってしまうので注意が必要です。
3.商品や製品情報を記事に含める
商品や製品を取り扱っているサイトであれば、多くの場合、商材の仕様やスペック、価格を掲載しているでしょう。
製品のスペックがアップデートされたり、セールで商品の価格が変動したりといった、小まめな情報更新も記事の鮮度を保つには有効です。
4.新規記事を作成し、過去記事からリンクを設定する
新規記事を作成した際に、関連性の高い過去記事からリンクを張ることで、過去記事のリライト効果があります。
また、新規記事に内部リンクを集められるという副次的な効果も生まれます。
更新頻度の目安について
サイト単位では、新規記事の作成も含め、週に2回程度の更新が理想的です。
記事単位では、製品や商品の情報更新が必要なページであれば、月に1回程度、普遍的な内容のページであれば半年に1度程度の見直しが必要になってきます。
しかし、この頻度で更新していくのは容易ではありません。社内でチームを編成したり、曜日を決めて更新していくなどの計画性が必要になります。
まとめ
記事を更新し、鮮度を保つことはSEOにおいて非常に重要です。ただし、それらも「質の高い記事であること」という前提条件のうえに成り立ちます。
基本的な記事更新の考え方は、ユーザーのニーズに合わせて内容を変化させていくことになります。
現在、サイトを育てていくことは非常に手間がかかります。私たちエンヴィデザインでは、お客さまのSEOのご支援も行っておりますのでお気軽にご相談ください。